阪神淡路大震災直後、全国のお客さまからたくさんの応援メッセージや、お金を託していただきました。そのようなお客さまのお気持ちをどのような支援に役立てるのか? お客さまと想いを共にすることで、これまで、フェリシモでは災害復興にまつわる支援活動を進めてきました。東日本大震災が起こったときは、お客さまから「フェリシモと一緒なら、自分も何かできるかも」とのお声をいただき、「フェリシモメリーしあわせ基金」を立ち上げ、お客さまとともにそのときにできうる支援活動を行ってきました。防災と災害復興支援への取り組みを進めるうちに気づいたのは、みんなの知恵と経験をつないでアップデートすることの大切さです。そこから「必要なときに、必要なところへ、必要なだけ」支援ができる備蓄支援活動を始めることにしました。これが、「もしもしも防災基金」です。この基金は、国内の自然災害により避難生活を余儀なくされた人たちに、フェリシモ財団を通じて避難生活に必要なアイテムを届ける互助基金です。最初に取り組んだのは、株式会社ワンテーブル 島田昌幸さんが、東日本大震災の被災経験から開発されたゼリータイプの非常食「LIFE STOCK」の備蓄です。おかげさまで2022年12月に、1500食分をフェリシモの配送センターにストックすることが実現しました。今後は「誰も取り残さない防災」というフラッグに沿って、さまざまな団体さまと連携し、特に、女性、子ども、高齢者、ペットのための備えなどに取り組んでいきたいと思います。いつ誰に起こるかわからない自然災害にみんなで備えるために、みなさまのご参加をお待ちしています。
(もしもしも防災プランナー 武智直久)
ご報告/「令和6年能登半島地震」の被災地に、栄養分と水分を補給できるゼリー1,920個をフェリシモ財団を通じて提供しました。これらは危機管理教育研究所のスタッフの手により、1月6日から石川県珠洲市や七尾市などの避難所を訪問してお渡しされました。