「フローリングに黒ずみ汚れができてしまった」とお困りの方もいるでしょう。

フローリングの黒ずみ汚れは皮脂汚れやカビが原因で、長期間放置してしまうと落ちにくくなってしまうので早めに掃除するのがおすすめです。

そこで本記事ではフローリングの黒ずみ汚れの落とし方を詳しく紹介します。

またフローリング掃除にぴったりな便利アイテムもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

フローリングの汚れの原因とは

フローリングの汚れの原因には、以下4つが挙げられます。

  • 皮脂・油汚れ
  • カビ
  • ワックスの劣化
  • 液体の拭き残し

各原因について詳しく紹介するので、参考にしてみてください。

1.皮脂・油汚れ

フローリングの汚れの原因のほとんどは、皮脂・油汚れです。

裸足でフローリングの上を歩くことによって、足の裏の汗や皮脂がフローリングにつき、放置することで、徐々に黒ずみになってしまいます。

とくに夏の暑い時期は皮脂汚れと湿気で、フローリングがベタつく場合もあります。

また調理中は油が床にはねやすいので、キッチンの床は油汚れがつきやすいです。

皮脂や油は拭き取っても拭ききれないことが多く、油の酸化やほこりの付着が黒ずみを誘発します。

2.カビ

フローリングの汚れの原因には、カビも挙げられます。

窓際や洗面所など湿気が多い場所では、湿気が多くカビが発生しやすい環境です。

とくに冬は室内外の温度差によって窓が結露しやすく、カビが発生しやすくなります。

他にもフローリングに直接布団を敷くことや、部屋の換気をしないこともカビが生える原因です。

また観葉植物の水がフローリングに染み込むことで、カビが生える恐れもあるので観葉植物を育てている方は注意しましょう。

3.ワックスの劣化

フローリングを保護するためにワックスを塗っている方もいるでしょう。

しかしワックスが劣化するとフローリングの黒ずみ汚れの原因になることもあります。

ワックスを塗ってから時間が経つと、徐々に剥がれていき、剥がれた箇所から黒ずんでしまいます。

フローリングを保護するためにワックスを塗っている方は、定期的に塗りなおしをするようにしましょう。

4.液体の拭き残し

飲み物や雨水などの液体の拭き残しも、フローリングが汚れる原因です。

濡れたフローリングにほこりやごみがついた状態で放置していると腐食の原因になり、黒く変色してしまいます。

またジュースや調味料なども、黒ずみになりやすいので注意が必要です。

掃除を始める前にフローリングの種類を確認しよう

フローリングは水拭きができない素材もあるため、掃除の前にフローリングの種類を確認しておきましょう。

フローリングの種類は大きく分けて「無垢」と「複合(合板)」があります。

下記表で「無垢材」と「複合(合板)」の特徴についてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

種類特徴
無垢材・天然木を100%使用した素材
・自然な木の質感ややわらかさがある
・湿度や温度の変化に弱い
・汚れが落としにくく、メンテナンスが難しい
複合(合板)・接着剤ではり合わせた複数枚の板の表面に薄く加工した天然木や化粧版をはったもの
・湿度や温度の変化にも強い安定した素材
・無垢材と比較して低価格で、バリエーションが多い

無垢材は湿度の変化に弱く、濡れたり乾燥したりすると反りや隙間ができる可能性があるので、水拭きには向いていません。

無垢材のフローリングの黒ずみ掃除をする場合は、しっかりと絞ったぞうきんで汚れを拭き取ったら、すぐに乾拭きをしましょう。

複合(合板)フローリングの黒ずみ汚れの落とし方

本章では複合(合板)のフローリングに使える黒ずみの落とし方として、以下の2つを紹介します。

  • 中性洗剤を使う
  • アルカリ性洗剤を使う

各方法の手順について詳しく解説するので、フローリングの掃除方法が知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

中性洗剤を使う方法

中性洗剤は油汚れに効果的という性質があります。

ワックスやコーティングを傷付けずに黒ずみ汚れを落とせるので、普段のお掃除におすすめです。

中性洗剤を使用したフローリングの黒ずみ汚れの落とし方は、以下のとおりです。

  1. 掃除機やフローリングワイパーでほこりを取り除く
  2. バケツに水と食器用の中性洗剤を入れる
  3. ぞうきんを固く絞る
  4. 黒ずみの部分を拭く
  5. 水のみで濡らしたぞうきんを絞って水拭きする
  6. 乾拭きする

アルカリ性洗剤を使う方法

アルカリ性洗剤は中性洗剤と比較して洗浄力が強いのが特徴で、頑固な汚れを落とすのにぴったりです。

ただアルカリ洗剤によってワックスやコーティングが剥がれる恐れがあるので、使用後に塗りなおしをするようにしましょう。

またアルカリ洗剤が皮膚につくと、手荒れする場合があるので作業時はゴム手袋を使用するのがおすすめです。

アルカリ性洗剤を使用したフローリングの黒ずみ汚れの落とし方は、以下のとおりです。

  1. 水200mlにセスキ炭酸ソーダ小さじ1/2杯を混ぜ、スプレーボトルに入れる
  2. 黒ずみの部分にセスキ炭酸ソーダの水溶液を吹きかける
  3. 水で濡らしたぞうきんをしっかりと絞り拭く
  4. 汚れが取れたら、水のみで濡らしたぞうきんを絞って水拭きする

フローリング掃除におすすめな便利アイテム3選

フローリング掃除におすすめな便利アイテムは以下の3つです。

  • 天然成分配合ワックスシート
  • 水だけで油汚れや皮脂汚れをすっきり拭き取るお掃除クロス
  • 電動パワフルツインモップ

各アイテムについて詳しく紹介するので、便利グッズをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。

1.天然成分配合ワックスシート

ワックスシートならフローリングをきれいにするだけでなく、つや出しも可能です。

自然由来の成分を使用しているので、ベタつかずにすっきりとした仕上がりに♪

掃除後のフローリングは水をしっかりと弾くため、水分が床にしみにくい効果も!

ほのかにただようラベンダーの香りも癒やされますよ。

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2.水だけで油汚れや皮脂汚れをすっきり拭き取るお掃除クロス

油分の吸着が得意な独自のレーヨン生地でできており、油汚れを水だけで拭き上げられます。

油はねなどが気になるキッチンの床も水拭きだけですっきり♪

またコーティング材が剥がれる心配がないので、気にせずにしっかりと拭けます。

洗剤を使わないので2度ぶきの必要がなく、お子さまやペットと一緒に過ごす空間におすすめです。

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3.電動パワフルツインモップ

電動コードレスモップなら、床のぞうきんがけが立ったまま軽い力で簡単にできます。

自走式のツインモップが、毎分約200回転しながら汚れをしっかり拭き取り可能です。

パッドは水ぶき用と乾ぶき用の2種類あり、ハンディモップとしても使えます。

フローリングはもちろん、窓や壁のお掃除にも大活躍です。

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フローリング掃除で注意すること3つ

フローリング掃除で注意することは以下の3つです。

  • メラミンスポンジでこすらない
  • カビ取り剤は使用しない
  • 重曹水は濃度に注意する

各注意点について詳しく解説するのでぜひ参考にしてください。

1.メラミンスポンジでこすらない

フローリング掃除には、メラミンスポンジを使用しないようにしましょう。

メラミンスポンジには研磨材が含まれているため、フローリングに使用するとワックスやコーティング材が剥がれる恐れがあります。

またコーティング材だけでなく、その下の木材も傷付けてしまうかもしれません。

フローリングに油性ペンがついてしまった場合には、バターやサラダ油を馴染ませてから中性洗剤で掃除をするときれいに落とせますよ。

2.カビ取り剤は使用しない

フローリング掃除には、カビ取り剤も不向きです。

カビ取り剤は塩素系漂白剤なので、木材の色も落とす恐れがあります。

フローリングにカビが発生したら、アルコールをぞうきんに吹きかけて拭き取るのがおすすめです。

ただアルコールの成分でワックスが取れてしまうので、掃除後はワックスをかけなおすようにしましょう。

3.重曹水は濃度に注意する

フローリング掃除に重曹水を使用する場合は、濃度に注意しましょう。

アルカリ性の重曹は皮脂や油などを溶かす作用がありますが、濃度が高すぎるとコーティング剤も溶かす恐れがあります。

重曹水を作る場合は水100mlに対して、重曹小さじ1杯を目安にしましょう。

心配な場合はフローリングの目立たない場所で、一度試してみてから使用すると安心ですよ。

フローリングの汚れ防止方法4選

フローリングの汚れ防止方法は以下4つです。

  • 水気はすぐ拭き取る
  • 結露対策をする
  • 水拭きは1~2週間に1回にする
  • フロアコーティングやワックスで床を保護する

各方法について詳しく解説します。

1.水気はすぐ拭き取る

フローリングをきれいに保つために、水気はすぐに拭き取るようにしましょう。

フローリングは水分に弱いので、水やお茶などをこぼしたときは放置せず、すぐ拭き取るのがおすすめです。

またジュースやコーヒーなどをフローリングについた状態で放置すると、ほこりが付着した際に、シミや黒ずみが発生しやすいです。

2.結露対策をする

フローリングの黒ずみを予防するなら、窓の結露対策も行いましょう。

冬は室内外の寒暖差で窓に結露が発生しやすいです。床に垂れた水分を放置すると、そこから黒ずみになってしまいます。

結露防止アイテムを活用すれば、手軽にフローリングの黒ずみを予防できますよ。

フェリシモでは窓ガラスに貼るだけの「防カビ結露シート」を販売しています。

フェリシモの「防カビ結露シート」は、窓ガラスに貼るだけで結露を簡単に吸い取ってくれる便利アイテムです。

結露を吸い取るだけでなく、防カビ剤も配合されているので、カビ対策にもぴったりです。

スノーとリーフの2パターンのかわいい柄入りなので、インテリアを邪魔することなく、カビ・結露対策ができますよ!

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3.水拭きは1~2週間に1回にする

「フローリングをきれいにするために毎日水拭きをした方がよいのでは?」と思う方もいますよね。

しかし毎日水拭きやぞうきん掛けをすると摩擦によってワックスが取れ、つやがなくなってしまいます。

フローリングは木材でできており水気に弱い性質を持っています。

フローリングに水分が付着したまま放置すると、カビやベタつき、ひび割れなどのさまざまなトラブルになるかもしれません。

またワックスが剥がれた状態で放置してしまうと、皮脂やほこりなどで黒ずみができる恐れがあります。

普段の掃除はシートでほこりを取る程度にし、水拭きする頻度は1〜2週間に1回を目安にしましょう。

4.フロアコーティングやワックスで床を保護する

フローリングをきれいに保つために、フロアコーティングやワックスで床を保護しましょう。

ワックスにはつや出しや防水、傷を防ぐ効果があり、1年に1回程度でかけなおすのがおすすめです。

また近年ではワックスよりも耐水性が高い「フロアコーティング」が人気になっています。

フロアコーティングは耐水性が高いため、水のシミができにくく水を使って掃除することも可能です。

耐久性の高いフロアコーティングを選んでおけば、定期的なメンテナンスが必要ありません。

まとめ

フローリングの黒ずみ汚れは、カビや皮脂汚れが原因で発生し、落とすには中性洗剤やアルカリ性洗剤が効果的です。

ただ無垢材を使用したフローリングは水拭きができないので、洗剤は使用せずにしっかりと絞ったぞうきんと乾拭きで掃除しましょう。

本記事で紹介した「フローリング掃除におすすめな便利アイテム」を活用して、フローリングの黒ずみ汚れをきれいにしてみてはいかがでしょうか。

またフェリシモ「Kraso(クラソ)」では今回紹介したアイテム以外にも、便利なアイテムがそろっているので、気になる方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

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