売りに出せない規格外品のバラの花びらと、コーヒーの出がらしで染めた生地を使った架空のカフェのオリジナルグッズ

廃棄予定の食材を使って生地を染めるプロジェクト「FOOD TEXTILE［フードテキスタイル］」の生地を使って、ストーリーを感じる世界観にファンの多い、菓子研究家の福田里香さんとコラボレーションしたアイテムを作りました。役割を終えたコーヒーと、売り出せない規格外品のバラの花びらを使って染められた、ときめきカラーのトップスとバッグは、架空のコーヒーショップ「Coffee & Rose」のオリジナルグッズをイメージしました。楽しく、かわいく、無理せずに。ふだん使いのアイテムを通して、フードロスやサステナビリティについて、少しだけ身近に感じてみませんか？

FOOD TEXTILE
［フードテキスタイル］とは？

「サスティナビリティ」と聞くと、なんだか大層に感じてしまいませんか。しかし、わたしたちが毎日する食事にも、そのヒントがあるんです。サスティナビリティとは、要するに持続可能性のこと。環境に与える影響を小さくして、自然の恵みを無駄にせず使うことは、サスティナビリティの第一歩なのです。廃棄食材を再活用するプロジェクト「FOOD TEXITLE」は、従来捨てられてしまっていた、形の不ぞろいな規格外の食材や、カット野菜の切れ端などを食品関連企業や農園より買い取り、食材に含まれる成分を抽出、それを染料にして染め上げるプロジェクト。

衣服の持っている、毎日の生活にしあわせと高揚を与えてくれる力を信じ、「＂身に纏う＂ということを大切に考え、よりよいものを真摯に作っていきたい」作り手と、「思い入れを持ってていねいに扱い、長く大切に愛していきたい」という使い手の想いが通じ合うことで生まれる特別な価値を、永続的に注ぎ込んでいきたい。そんな強い想いで運営されています。

その想いに共感し、今回はコーヒーの出がらしと、ハーブティー用のバラの花びらを使って染められた生地で、アイテムを作ることに。色や形が崩れているなどの理由から製品基準に満たないためやむを得ず処分していたり、一度使ったらもう役割は終わりと捨ててしまう食材たち。でも、染料として使えばこんなに素敵な色を出すこともできる。従来捨てられてしまっていたものを、「もう一度、何かに使えないかな」と考えるきっかけになりそう、とセレクトしました。

菓子研究家の
福田里香さんと考えた

楽しく・かわいく・無理せずに。コーヒー豆とバラの花びらの第二の活躍の場を、きゅんとときめく世界にするために、菓子研究家の福田里香さんにお声がけをしたところ、ご賛同いただき、一緒にストーリーを考えることに。そして生まれたのが、「フードロスのことやサスティナビリティについて考えているCoffee & Roseという（架空の）お店にはオリジナルグッズのトレーナーとバッグがあって、そしてそのお店のことが大好きな女の子がそれらを愛用している」という話です。

最初は、福田さんが描いてくださった一枚のイメージ画からはじまりました。

架空のお店Cofee＆Roseの
グッズをイメージ

自家焙煎のハウスブレンドコーヒーと、バラの花びらがのったローズクリームの焦がしバターマフィンがスペシャリテ。口にするだけでいつも心の体温がちょっと上がるカフェ「COFFEE&ROSE」の物語は、デジタルカタログでぜひご覧ください。

そんな、まるでお気に入りのカフェのグッズのような、トレーナーとバッグを作りました。

バラの花びらで染めたビッグシルエットのトレーナー

色や形が崩れているなどの理由から、売りに出せない規格外品のバラの花びらで染められた生地を使った、うっとりカラーのデイリートップス。両わきから後ろ側だけにあしらったすそのリブが、前から見たときにすっきりとした印象に見せてくれます。

福田さんに書いていただいた手書き文字を前後にプリントしました。フロントはお店の名前である「Coffee & Rose」、バックはお店の看板メニュー「Coffee & Roseの本日のスペシャルトリーツ、自慢の一品、バラの花びらを振りかけた、バラ味のクリームの焦がしバターマフィン、ハウスブレンドコーヒー付き」とデザイン。