近年、『世界一幸福度が高い国』とも言われ、豊かな自然に恵まれたあこがれの国フィンランド。一方、サステナビリティ先進国とも言われ、社会福祉などの充実も含めて、注目を集めています。2019年からコラボパートナーであるサーナとオッリに、改めて環境への思いや、また日々の暮らしについてお聞きしました。
01 『平等の原則を積極的に守る』
フィンランドは、1960年以降に建設された福祉国家が、持続可能な社会の基盤になっていると思います。大学院まで学費は無料で、家庭環境や貧富に関係なく、教育を受けられることは、すばらしいこと。医療もすべての人に提供されます。この平等の原則を維持していくことが、私たちの義務だと思っています。平等というと、2023年の春まで続いた女性主導のサンナ・マリン政権に象徴されるように、ジェンダー格差も解消されてきています。
02 『高まる環境保全の意識』
フィンランドでは、エネルギー消費の約40%を再生可能エネルギーでまかなっています。移動手段は、自転車や徒歩が好まれ、水は買わずに、マイボトルを持ち歩くのが当たり前になっています。ここ数年は、休日のアクティビティーもハイキングやキャンプなど、自然の中でなるべく無駄に資源を使わず過ごす人が増えています。過去には、経済が森林伐採をする林業に依存し、貴重な原生林が破壊された時期があったのですが、この20年間は、原生林の保存活動が進んでいます。
目覚めたばかりの朝の街を自転車で通勤する時間が好き!未来が先にあり、これからの可能性を感じることができます。
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03 『環境を大切に思う気持ち』
国土の約75%を森と湖が占めるフィンランドでは、子どものころから自然に親しむ機会をたくさん持ちます。国としても、「自然との共存」を掲げていて、私たちは「自然享受権」という権利を持っています。土地の所有者にかかわらず、誰でも森に入ってピクニックをしたり、自生する果実やきのこを摘み採ることが許されているのです。私自身も、子どものころの家族旅行といえば、海外に行く代わりに、ラップランドにハイキングに出かけていました。過剰にエネルギーを使わずに、余暇を楽しむ術を自然と学んだように思います。
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サーナとオッリが提案する
『サステナブル』への第一歩
◎ヴィーガン料理にフィットするリサイクル土の食器
『陶磁器という貴重な資源を再利用して、食卓に豊かさを』
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こちらは、廃棄されるはずだった陶磁器を粉砕し、再利用した磁器ボウルです。フードロス削減の願いも込めて、食べきったときにアートが見えるよう、器の底にほどこしました。
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私たちは、動物由来の食べ物を口にしないヴィーガンです。ふたりとも10代のころから動物愛護問題に興味があって、16年前からヴィーガンになりました。私たちの食事は、動物の命を奪いませんし、ふたりとも今健康です。
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サーナ ヤ オッリ×Re-食器 陶磁器をリサイクルした1食分にちょうどいい毎日のエシカルボウルの会
月1個 ¥3,250 ( +10% ¥3,575 )
◎和紙のペーパーストレージバッグ
『使うほどに、風合い豊かに。』
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伝統の紙漉(す)き技術と現代技術が融合した和紙「naoron」を使った収納バッグです。丈夫で水にも強いから、水まわりでも使いやすく、破れにくいのが特徴です。さりげなくタグにアートを添えた味のあるたたずまいで、日常の風景を少し特別に。
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使うほど、しわが入って豊かな風合い。植物を入れるのにもおすすめです。
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サーナ ヤ オッリ×naoron 千年の歴史にふれる 和紙の技法を受け継ぐストレージバッグの会
月1個 ¥3,100 ( +10% ¥3,410 )
◎パイナップルレザー財布
『SDGs素材で、スリム&スマートに。』
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捨てられるパイナップルの葉から生まれたパイナップルレザー「PINATEX(ピニャテックス)」を使ったお財布。
素材の内訳はパイナップル繊維72%、ポリ乳酸繊維18%、ポリウレタン10%です。ポリ乳酸繊維はとうもろこしやじゃがいもなどの植物由来の繊維で、自然環境下で最終的に炭酸ガスと水に分解され、SDGsで注目される素材です。
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内生地にもリサイクルナイロンを使用し、スリムで軽く、仕分けしやすい設計で、使い勝手もスマート。
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サーナ ヤ オッリ×パイナップルレザー 広がる雪景色の白銀色 軽やかスリムなL字長財布
1個 ¥9,900 ( +10% ¥10,890 )
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サーナ ヤ オッリ×パイナップルレザー 広がる雪景色の白銀色 軽やかスリムなL字ミニマム財布
1個 ¥5,900 ( +10% ¥6,490 )
最後に……フィンランドの人が思う幸福とは
私たちのしあわせは、とても控えめで静かなものだと思います。
たとえばフィンランド人の多くが夢に描くのは、高い壁に囲まれた豪邸に住むことよりも、美しい自然に囲まれたほどよい大きさの小屋に住むこと。
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謙虚であることに私たちは魅力を感じるのです。
この記事に登場したブランド
SAANA JA OLLI [サーナ ヤ オッリ]
自然体で心地いいフィンランドの今を伝えるサーナとオッリのアートを楽しむコレクション。
ブランドサイト:SAANA JA OLLI
インスタグラム:saanajaolli_for_kraso
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