息を飲むほど美しい、花びらのような模様と淡くて繊細な色合いが魅力の「花結晶」の器たちができました。京都の伝統工芸の「京焼・清水焼」でありながら、どこか今っぽさも感じられる、見ているだけで心ときめく器です。
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ひとつひとつ咲き方が異なる「花結晶」
「花結晶」は、安土桃山時代から400年にわたり受け継がれてきた清水焼のひとつ。
花のような美しい模様は、釉薬を焼いて冷却する過程で結晶が出る特性を生かした技術です。同じ色の釉薬を使っても、窯の中の少しの温度の違いや釉薬の厚みによって仕上がりが異なり、職人さんも窯の蓋を開ける瞬間までどんな仕上がりになるのかはわからないそうです。
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無地の釉薬の上に小さな花が咲いたり、大輪になったり、繊細な花が密集したり、その表情はさまざま。世界にひとつだけの景色が出来上がります。
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今回ご紹介するのは、小ぶりなサイズで使い勝手のよい菓子皿と、ゆったりティータイムが楽しめそうなたっぷり大きめの湯呑み。職人の手によってていねいに作られた伝統工芸をふだん使いでも楽しんで欲しい、そんな思いから生まれました。
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世界にひとつの景色と出会う 咲き誇る花結晶の清水焼〈菓子皿〉の会
月1枚 ¥3,000(+10% ¥3,300)
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世界にひとつの景色と出会う 咲き誇る花結晶の清水焼〈湯呑み〉の会
月1個 ¥4,200(+10% ¥4,620)
◇世界にひとつの景色と出会う 咲き誇る花結晶の清水焼〈菓子皿〉
まるでテーブルにお花畑が広がったようなイメージをもたらしてくれるプレート。
派手な柄でもなく、無地のようにシンプルでもなく、のせたものを引き立ててくれる上品な模様です。
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使うシーンによって、春の花の咲きはじめの様子に見えたり、冬の霜をかぶった花の表情に見えたり、集めるごとに多種多様な景色が楽しめるから、使う季節を選ばないのも魅力です。
表情もいろいろ、使い方もいろいろ。
菓子皿やとり皿にちょうどよいサイズ感。和菓子にも洋菓子にも合いますし、のせるものを選びません。
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アクセサリーやアロマアイテムをのせることで、食器としてだけでなくインテリアとしても使えます。置くだけでお部屋をふんわり華やかな雰囲気にしてくれます。
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花の名前が付けられた優美な6枚
〈桃〉 〈紫陽花〉
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〈金木犀〉 〈百合〉
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〈藤〉 〈蕗の薹〉
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お皿に広がる花模様は、唯一無二。大切にしたくなる気持ちもひとしおです。世界にひとつの特別な景色をお楽しみくださいね。
◇世界にひとつの景色と出会う 咲き誇る花結晶の清水焼〈湯呑み〉
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ちょっと大きめサイズの湯呑みでゆっくりティータイムをどうぞ♪たっぷり入るから、マグカップ代わりに使うのもおすすめです。
花結晶の模様はもちろん、蕾のようなコロンとまあるいフォルムが素敵。上品に見えて、電子レンジでの温めができるのもうれしいポイント。
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外側だけでなく内側にも花結晶が。のぞき込めば、その美しさに思わず吸い込まれそうな感覚に。
砂糖菓子のような淡い6つのカラー展開
菓子皿と同じカラー展開なので、おそろいで集めればテーブルが一気に爛漫に。家族で色を分けたり、お友だちを招いてお茶会を開いたり、たくさん並べてテーブルコーディネートを楽しんでくださいね。
※「花結晶の菓子皿の会」と同時にお申し込みいただいても、おそろいのデザインが届かない場合があります。
〈桃〉 〈紫陽花〉
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〈金木犀〉 〈百合〉
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〈藤〉 〈蕗の薹〉
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歴史ある窯元から生まれる伝統の美
今回、「花結晶」の美しい器を作ってくれたのは、京都で約100年の歴史を持つ京焼・清水焼の窯元「陶葊(とうあん)」さん。成形や絵付けなど、ひとつひとつ職人さんたちが手仕事で商品をつくっています。
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工場を訪れた際に出していただいたお茶の器ももちろん「花結晶」でした。中に飲み物を入れるとさらに美しさが際立ちます。
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繊細で美しい模様を生み出す清水焼の職人の仕事
花結晶の器はどのように仕上がっていくのでしょうか。ここからは陶葊さんの熟練の技とていねいな作業を少しだけ紹介させていただきます。
器の形は、材料を型に流し込むことで、大体のサイズ・厚みを統一しています。
ある程度の形は型でつくることができるのですが、型から取り出した後には一つ一つ手作業で形を削り出しが必要です。たった1ミリの違いでも、器が野暮ったくなったり、シャープな印象になったりするので、熟練の職人さんの感覚でていねいに形を整えます。
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花結晶の釉薬はとても繊細。釉薬の濃度や厚みによって発色も結晶の出方もがらっと変わってしまうため、職人さんの長年の経験と手先の感覚を頼りに、ちょうどよい厚みに釉薬をかけていきます。
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手袋などは付けず、釉薬に手を直接浸しながらの作業。厚みを均一にすることと、指の跡がなるべく残らないように器から手を放すのが難しいそうです。
釉薬を掛けたら、木の板の上に並べて乾燥させます。
やきものは乾燥させ、焼成すると大きさが1~2割ほど小さくなります。
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花結晶の釉薬は焼成温度が1℃違うだけでも現れる結晶の表情が異なるそう。通常のやきものの窯だと、どうしても底の方と上の方で温度差が生まれてしまうため、陶葊さんでは窯の上・中・下段、内側と外側の温度まで1℃単位で管理できるよう、花結晶のために特注の窯をつくり、なるべく温度差が出ないように工夫しています。
また、結晶の出方に影響するため、季節や釉薬の調合によって温度や焼成時間を調整しているそうです。
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一日かけて焼成し、取り出し作業。
窯の蓋を開ける瞬間まで、上手く焼けたか、どのような表情が出ているのかは職人さんにもわかりません。
窯出しのタイミングでも器はまだ熱をもっているので、軍手が必須。窯の熱もある中、猛暑の京都で職人さんは汗だくで作業をされていました。
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花結晶の器づくりはとても難しく、作り始めた頃は、1回の焼成で10%成功品ができたら良い方だったそう。そこから何度も試行錯誤を繰り返し、釉薬の研究を重ね、窯を改良し、やっと安定的に生産できるようになりました。
一点一点異なる表情は、器の個性。世界にたったひとつの景色との出会いをお楽しみください。
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京都の伝統的なやきものでありながら、現代の食卓に取り入れやすい「花結晶」の器は清水焼の入門編としてもぴったり。華やかでモダンな印象は和洋どちらの催し物にもよく合います。
ひとりでゆったり過ごす時に楽しむのはもちろん、お友だちとの賑やかなティータイムにも◎。伝統から生まれたお花のような器たちが、日常にちょっぴり贅沢な時間を届けてくれそうです。
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世界にひとつの景色と出会う 咲き誇る花結晶の清水焼〈菓子皿〉の会
月1枚 ¥3,000(+10% ¥3,300)
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世界にひとつの景色と出会う 咲き誇る花結晶の清水焼〈湯呑み〉の会
月1個 ¥4,200(+10% ¥4,620)
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