台所のシンクは、日々の食器洗いで汚れがちな場所のひとつです。
「どのようなスポンジを使えばいいの?」「キレイにしたいけれどどうしたらいいの?」と悩んでいる人もいるでしょう。
本記事では、シンクの掃除用スポンジの選び方や置き場のアイディア、シンク用スポンジとシンクを清潔に保つためのコツを解説します。
快適に使えるピカピカのシンクにするために、ぜひ参考にしてください。
食器とシンクでスポンジを使い分けている人は少数派
キッチンのスポンジの使い方は人それぞれです。
ネットリサーチDIMSDRIVEの行った「キッチンスポンジに関するアンケート」によると、洗う場所別にスポンジを分けている人は、全体の約30%と少数派であることがわかります。
とくに意見が分かれるのが、食器・シンクのスポンジを一緒にするか別々にするかどうか。
両者の意見は以下の通りです。
<一緒派の理由>
- スポンジをこまめに交換するから
- 3回の食事ごとに掃除をしていて汚くないから
- そもそもスポンジ自体がキレイなものではないから など
<使い分ける派の理由>
- 最後に洗うシンクには菌が多くいそうだから
- 食器類は直接口に触れるものだから など
シンクと食器とでスポンジを使い分ける人は少数派ではありますが、「清潔さを保ちたい」のが理由だとわかります。
スポンジ代わりに排水口ネットを使ったシンク掃除方法も!
食器用とシンク用のスポンジを兼用している人が大多数ではありますが、衛生面を考えると兼用することに抵抗がある人もいるでしょう。
とはいえ「シンク専用スポンジを用意するのも面倒だ」という人は、排水口ネットを使ったシンク掃除がおすすめです。
排水口ネットを使うと以下のような手間が省けます。
- シンク用スポンジの用意
- シンク用スポンジの交換
- シンク用スポンジ置き場の確保
排水口ネットを使ったシンクの掃除法は以下の通りです。
- 排水口ネットに直接洗剤をつけてシンクを洗う
- 終わったら使ったネットをそのまま排水口に設置する
非常に簡単な上に使い捨てができるので手軽ですが、「排水口ネットを使うと、コストが余計にかかってしまう」「ネットの設置が面倒」などと、金銭的負担や面倒くささを感じる人もいるでしょう。
排水口ネットの使用にデメリットを感じる場合は、それぞれの専用スポンジを用意するのがおすすめです。
【シンクの材質別】スポンジ選びのポイント
シンク専用のスポンジを選ぶときのポイントを解説します。
選び方においては、自宅シンクの材質に着目する必要があります。
材質によって向き・不向きなスポンジが異なるためです。
ステンレス素材のシンク
ステンレスはシンクの材質として一番メジャーなものです。
ステンレス素材の特徴としては、以下が挙げられます。
- 鉄ベースでやわらかい
- 汚れやニオイがつきにくい
- 耐熱性・耐久性が高い
- 傷がつくとサビやすくなる
上記の特徴を踏まえると、ステンレス素材のシンクには、ポリエステル製のやわらかいスポンジを使うのがおすすめです。
シンクの水垢汚れが気になるときは、メラミンスポンジを使うのも◎。
ただし、メラミンスポンジには研磨剤が入っているため、表面にコーティングが施されているステンレス製のシンクには使えません。
シンクの表面に傷をつけたり、コーティングを剥がしたりする可能性があります。
ホーロー素材のシンク
ホーローは、金属とガラスといった2つの異なる素材が組み合わさったもので、ホーローならではの美しさやデザイン性の高さを持ち合わせています。
ホーロー素材のシンクの特徴は以下の通りです。
- 汚れがつきにくい
- 水・熱・傷に強い
- 食器を落とすとシンクが割れやすい(割れたとこからサビが発生する場合がある)
ホーローのシンクには、ポリエステル製のようなやわらかい素材のスポンジや布などを使うのがおすすめです。
シンクに頑固な汚れがついたとしても、メラミンスポンジや研磨剤入りのスポンジは使わないようにしましょう。
ホーローの表面に施されているガラスコーティングを傷つけてしまう可能性があります。
人工大理石・人造大理石のシンク
人工大理石のシンクと人造大理石のシンクの違いは以下の通りです。
種類 | 特徴 |
人工大理石のシンク | ・樹脂を加工し、大理石のような見た目に仕上げたシンク ・天然の大理石は使っていない |
人造大理石のシンク | ・天然の大理石を粉砕して、セメントや樹脂で固めた素材で作ったシンク |
基本的には、どちらもポリエステル製のようなやわらかいスポンジを使って掃除をしましょう。
非常にデリケートな材質なので、頑固な汚れを落としたい場合は、ナイロン製のたわしを使うのがおすすめです。
シンクのスポンジ置き場アイディア2つ
スポンジの清潔さをキープするためには、台所のスポンジ置き場を工夫することがポイントです。
ここでは、スポンジ置き場のアイディアを見ていきましょう。
①スポンジを吊るす
吊るす収納を取り入れれば、スポンジ自体を浮かせて保管できます。
スポンジがどこにも触れないため、水をしっかり切れて早く乾燥できる点がメリットです。
シンクの蛇口部分にスポンジを吊るす
意外な収納場所として挙げられるのが水道の蛇口部分です。
以下の一例を参考に、蛇口の形状に合うぴったりな吊るし方を考えてみてはいかがでしょうか。
蛇口の形状 | 収納方法 |
手前にまっすぐ伸びている蛇口 | ・蛇口の下部分のデッドスペースを活用してスポンジを吊るす・蛇口にワイヤーと100均で買えるようなクリップを設置してスポンジを挟む |
Uの字型の蛇口 | ・蛇口の根本部分に直接ワイヤークリップを引っかけて、クリップ部分でスポンジを挟む |
水切りカゴの網目を活用してスポンジを吊るす
シンクに水切りカゴを設置している場合は、カゴの網目を活用してスポンジを吊るすのもひとつです。
カゴの網目にS字フックやワイヤーフックを引っかけて、スポンジを吊るします。
省スペースで保管できるので、シンクを使うときでも邪魔になりません。
②スポンジをラックに置く
ラックにスポンジを置いて保管する方法もあります。
専用のラックを使うのはもちろん、自作するのもひとつです。
スポンジ置き専用ラック
シンクに備えつけのラックがある場合は、それを使えば手軽にスポンジを保管できます。
スポンジに加え、洗剤のボトルも置けるようになっているものが多く、シンク周りで使うアイテムをまとめて収納できるのが魅力です。
もし備えつけのラックがない場合は、専用のラックを購入して設置するのもよいでしょう。
フェリシモでおすすめのアイテムが、「水受けトレイ付き洗剤ボトル&スポンジラック」です。
シンクで使うスポンジと洗剤をコンパクトに収納できます。
底部分には向き(傾斜)変えられる水切りトレイがついていて、水を流すか溜めるか選べる点も魅力です。
また脚部分には滑り止めがついているため安定感があり、ズレる心配もありません。
シンクまわりをすっきりきれいに 水受けトレイ付き洗剤ボトル&スポンジラック
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100均アイテムを使った手作りラック
シンクを洗うスポンジ用のラックは、以下のようにダイソーやセリアなど100均で揃う材料でも作れます。
<タオルハンガーと石鹸ホルダーで作るスポンジ用ラック>
1. 吸盤つきのタオルハンガーをシンクの上(壁面)に取りつける
2. バー部分に石鹸ホルダーのフックを引っかける
3. 石鹸ホルダーにスポンジを乗せて完成
③シンクにスポンジをくっつけて浮かせる
ラックを使わず、シンクに直接スポンジをくっつけて収納する方法もおすすめです。
100均で売られている面ファスナータイプのシールをシンクに貼ったら、あとはテープのギザギザした面にスポンジをくっつけるだけで完成します。
くっつける収納のメリットは以下の通りです。
- スポンジを浮かせられるので、スポンジの水をしっかり切れる
- 省スペースで収納でき、シンクを広く使える
- ラックを洗う手間が省ける
簡単&手軽な収納方法なので、すぐに実践できますよ。
シンク用スポンジを清潔に保つコツ3つ
シンクの掃除に使うスポンジは清潔に保ちたいですよね。
ここでは、スポンジを清潔に使い続けるためのポイントを解説します。
①使い終わったスポンジをしっかり洗って乾燥させる
使い終わったスポンジには多くの汚れや雑菌がついている可能性があります。
水で湿った状態のままにしておくと、雑菌の繁殖につながります。
スポンジを洗ったら、しっかり水を切って乾燥させることが大切です。
<お手入れ方法>
- スポンジについた汚れを取り除く
- 中性洗剤をつけてスポンジをしっかり揉み洗いし、水で洗い流す
- 水気をよく切ったら、風通しのよいところで保管する
なお、以下の行為はスポンジを早く劣化させてしまう可能性があるため避けてください。
- 煮沸消毒
- 塩素系洗剤による消毒
- 天日干し
②定期的にシンク用スポンジを交換する
シンクを掃除するスポンジには汚れや菌が溜まりやすいため、定期的に新しいスポンジに交換するのが理想的です。
シンクには、以下のような汚れがついています。
- 油汚れ
- 水垢
- 石鹸カス など
上記のような汚れを毎日洗うスポンジには、汚れや菌が溜まってしまいます。
さらに、使用後の湿ったスポンジは雑菌の温床にもなりかねません。
清潔なスポンジでシンクを洗うためにも、以下の状態を目安にスポンジを買い換えましょう。
- 泡立ちが悪い
- 水切れが悪い
- スポンジ表面がボロボロになってきた(剥がれ・変色など)
③スポンジと置き場の設置面を小さくする
スポンジをラックに置いて保管する際は、置く場所とスポンジの設置面が小さくなるよう、立て置きにするのが理想的です。
設置面が少なければ、スポンジが早く乾きます。
複数のスポンジを置きたい場合は、各スポンジが密着しないよう間を空けて保管することも大切です。
スポンジ同士がくっついていると、通気性が悪く乾燥しづらくなってしまいます。
シンクをキレイに保つコツ
最後に、シンクをキレイに保つコツを紹介します。
シンクのキレイを保つのに役立つフェリシモの商品も紹介するので、ぜひ購入を検討してみてください。
毎食後シンクを洗う
シンクをキレイに保つためには、洗い物をした流れでシンクの掃除も行いましょう。
洗い物→シンク掃除といった流れを習慣化すると、シンクの汚れが溜まらず清潔さを保てます。
なかには、「毎食後シンクを洗うのは面倒」と感じる人もいるかもしれません。
しかし、汚れが溜まらないうちに掃除すれば短時間で済むので、溜まった汚れをまとめて掃除するよりずっと楽でしょう。
1日の終わりに排水口を掃除する
排水口掃除は1日の終わりにまとめてやるのがおすすめです。
排水口掃除を怠ってしまうと、ヌメリ・カビ・悪臭の原因につながります。
原因を作らないよう、以下の手順で掃除をしましょう。
- 排水口に溜まってしまった生ゴミなどを取り除く
- 排水トラップ・受け皿などを、排水口掃除用に用意したスポンジやブラシで擦る
- 汚れが気になる場合は、専用の洗剤をつけて洗う
排水口のお手入れには、フェリシモの「排水口ヌメリ予防剤」もおすすめです。
排水口のイヤなヌメリをバイオの力で予防します。
週1回7錠の予防剤を排水口に入れるだけでよいので、手間がかかりません。
また、界面活性剤や塩素といった化学薬品が使われていないため、食材・食器を使うキッチンでも安心して使えるでしょう。
シンクだけではなく洗面所やトイレにも使えるので、家中の排水口をキレイにできますよ。
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シンクの水を切る
シンクを掃除したあとは、マイクロファイバーの布やキッチンペーパーなどを使って水をしっかり拭き取りましょう。
水を拭き取れば、雑菌の繁殖や水垢の付着を防げます。
シンクの水気の拭き取りには、フェリシモの「吸水スポンジ」もおすすめです。
スポンジに開いている80ミクロンもの小さな穴が、水をしっかり吸収してくれます。
一瞬で水気がなくなるので、使っていて気持ちがいいですよ。
水滴が残っているとカビや水垢の原因になるので、キッチンはもちろん洗面所やお風呂場などの水まわりにも活用してみてくださいね。
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月1個 ¥580 ( +10% ¥638 )
汚れ防止対策をする
シンクの水を切ったら、仕上げに撥水スプレーでコーティングしましょう。
シンクの表面に膜が張られるので、汚れの付着を抑えられます。
手順は以下の通りです。
1. コーティング剤を吹きかける
2. コーティング剤を伸ばす
3. 布で乾拭きする
コーティング剤の種類によっては、直接触ると手が荒れてしまうこともあります。
念の為手袋をして作業してください。
フェリシモの「キッチンシンク撥水(はっすい)スプレー」はプラスαのお手入れにぴったりです。
シンクをコーティングして汚れの付着を防げるのはもちろん、スプレーして拭き取ればピカピカ輝くシンクに仕上がります。
週1回を目安に使うと、シンクのキレイさを長持ちさせられるでしょう。
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まとめ
毎日使う台所のシンクを清潔な状態に保つには、シンクの掃除が不可欠です。
食器用とは別のスポンジを使う場合は、シンクの素材に合うものを選び、シンクが傷つかないよう配慮しましょう。
掃除に使うスポンジが不衛生にならないよう、以下3つのポイントを押さえることも大切です。
- スポンジ置き場
- スポンジのお手入れ方法
- スポンジの置き方
紹介したフェリシモのアイテムは、シンクやスポンジをキレイに保つのに役立ちます。
本記事を参考にしながら活用してみてはいかがでしょうか。
フェリシモ「Kraso [クラソ]」では他にもさまざまなかわいいグッズがありますので、ぜひチェックしてみてください。