「ご飯を冷蔵保存した場合、どれくらい日持ちするの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
冷蔵庫でご飯を保存していたけど、食べ忘れてしまうことありますよね。
ご飯を冷蔵庫で保存した場合の日持ちは「2〜3日程度」で、保存期間が3日をすぎると、ご飯が劣化しパサパサになってしまいます。
そもそもご飯は冷蔵保存に向いていない食材なので、ご飯を保存する場合は冷凍保存がおすすめです。
本記事ではなぜご飯が冷蔵保存に向いていないのかを詳しく解説します。
本記事を読めば、ご飯の適切な保存方法がわかるので、ぜひこの機会にご飯の保存方法を見直してみてください!
ご飯を冷蔵庫で保存した場合の日持ちは2〜3日程度
冷蔵庫で保存したご飯の日持ちは「2〜3日程度」です。
上記の保存期間はお米自体の古さや新しさに関係なく、新米でも古米でも冷蔵保存したご飯の日持ちは同じです。
冷蔵庫で保存したご飯は「2〜3日程度」で食べ切るのがおすすめですが、3日をすぎると食べられなくなるわけではありません。
「2〜3日程度の日持ち」というのは、ご飯が固くならずにおいしく食べられる期間です。
ただしっかりとラップや保存容器で密封していても、冷蔵庫で保存しているとご飯は乾燥し劣化してしまいます。
2〜3日以内とは考えず、できるだけ早く食べきってしまいましょう。
冷蔵庫でご飯を上手に保存する方法
冷蔵庫で保存したご飯でもおいしく食べられたらうれしいですよね。
そこで冷蔵庫でご飯を上手に保存する方法として以下の2つを紹介します。
- 保存容器を活用する
- ラップで包む
ご飯を冷蔵庫で保存している方は、ぜひ以下の内容を参考に保存方法を見直してみてください!
保存容器を活用する
冷蔵庫でご飯を保存する場合には、保存容器の活用がおすすめです。
保存容器にはふたがついているので、密封して保存ができご飯の乾燥を防げます。
また、重ねて収納できるので、冷蔵庫内のスペースを広く使えるのもメリットです♪。
保存容器でご飯を冷蔵保存する場合は、ご飯と空気が触れる面積を少なくするために、できるだけ容器いっぱいにご飯を詰めるようにしましょう。
余ったご飯の量にぴったりな容器がない場合は、チャック付きの保存袋に入れ、しっかりと空気を抜いて保存します。
最近ではご飯専用の保存容器もあり、1食分ずつ分けて保存できます。
「フェリシモで買えるご飯の保存にぴったりな便利アイテム」で、ご飯専用保存容器を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください!
ラップで包む
冷蔵庫でご飯を上手に保存する方法には、保存容器の活用以外に「ラップで包む」方法があります。
ご飯をラップで包んで保存することで、保存容器同様、密封して保存ができます。
ご飯をラップで包む方法なら、余ったご飯の量に関係なくしっかりと密封可能です。
ラップでご飯を冷蔵保存する際の手順は以下のとおりです。
- ご飯が冷めてから包む
- 1食分ずつ小分けにする
- 厚さを均一にし、できるだけ平らにする
- しっかりと密封する
ご飯を温かい状態でラップに包むと、べちゃっとした食感になったり、雑菌の繁殖原因になったりするため、粗熱がとれてから包みましょう。
また、厚さを統一して1食分ずつ小分けに包むことで、電子レンジで温めた時の加熱ムラを防げます。
冷蔵庫内は乾燥しやすい空間なので、しっかりと密封してご飯の水分が逃げるのを防ぎましょう。
冷蔵保存したご飯が劣化しているか見分ける時のポイント
冷蔵保存したご飯が劣化しているか見分ける時のポイントは、以下のとおりです。
- におい:納豆のようなにおい、お酢のようなにおい
- 見た目:カビが生えている、糸を引く、ねちゃっとしている
- 味:酸っぱい
ご飯が劣化し腐ってしまうと、においや見た目、味に変化が現れやすいです。
ただご飯を冷蔵庫保存した場合、乾燥しやすくカピカピになるので、上記のような見た目の変化が現れない場合もあります。
その場合はにおいや味で、おかしいところがないか確認してみましょう。
またご飯のにおいや見た目、味に変化がない場合でも「セレウス菌」が繁殖している場合もあります。
セレウス菌は米や豆などの穀物や野菜に繁殖しやすい細菌で、90℃で60分間加熱しても死滅しないほど熱に強い性質があります。
5℃以下で保管すれば増殖しにくいので、冷蔵保存なら基本的に心配ありませんが、ご飯を常温で保管するのはやめ、冷めたらすぐ冷蔵庫にしまいましょう。
冷蔵庫で保存したご飯の上手な温め方
冷蔵庫で保存したご飯を温める際は、水や酒を少し振りかけるのがおすすめです。
冷蔵庫で保管したご飯は乾燥しやすいですが、水や酒で水分を足すことで固くなってしまったご飯がふっくらと仕上がります。
「酒をかけるとアルコールの味がついてしまいそう」と思う方もいますよね。
しかし電子レンジで温める際に酒のアルコール分は飛んでしまうので、ご飯に酒の味や風味はつかないので心配ありません。
このひと手間でふっくらとしたご飯が食べられるので、冷蔵ご飯を温める際はぜひ活用してみてください!
ご飯を冷蔵庫で保存するデメリット
ここまでご飯を冷蔵保存する方法や上手な温め方を紹介してきましたが、ご飯の冷蔵保存はおすすめできません。
そもそもご飯は冷蔵保存に向いていない食品で、冷蔵庫の温度でもある2〜3℃の時に、ご飯に含まれるデンプンが劣化するといわれています。
ご飯を冷蔵庫で保存するデメリットを、以下2つ紹介します。
- 味が落ちる
- 食感がパサつく
各デメリットについて解説するので、ご飯を冷蔵庫で保存している方はせひチェックしてください!
味が落ちる
冷蔵庫でご飯を保存することのデメリットのひとつは「味が落ちる」ことです。
ご飯のおいしさの元は、お米のデンプン「βデンプン」がお米を炊くことで変化した「αデンプン」です。
αデンプンは冷蔵庫で冷やされるとβデンプンに近い状態に戻ってしまいます。
デンプンは2〜3℃になると劣化が始まり美味しさを損ねてしまうので、1〜5℃に設定されている冷蔵庫はご飯が劣化しやすい環境といえます。
食感がパサつく
冷蔵庫内は乾燥しやすくデンプンの老化が進みやすいため、ご飯がパサつきやすいです。
老化してしまったご飯は再加熱しても元に戻らないので、ご飯を冷蔵保存する場合は、できるだけ早めに食べ切るようにしましょう。
なおパサパサになったご飯は、チャーハンや雑炊などに調理するとおいしく食べられますよ!
ご飯の保存は冷凍の方がおすすめ
炊飯器の保温モードや冷蔵保存は劣化しやすく長期保管ができないので、ご飯の保存は「冷凍」がおすすめです。
ご飯の保存に冷凍をおすすめする理由は、以下2つです。
- 保存期間が伸びる
- 電気代の節約・調理時間の短縮につながる
各理由について解説するので、ご飯の冷凍保存に興味ある方はぜひ参考にしてください!
保存期間が伸びる
ご飯の冷蔵保存と冷凍保存を比較した場合、冷凍保存の方が保存期間が長くなります。
冷蔵保存の保存期間は2〜3日程度ですが、冷凍保存なら2週間〜1ヶ月保存できます。
冷凍保存することで炊き立ての品質を維持しながら、長期保存が可能です。
また冷凍保存なら乾燥や品質劣化を抑えながら保存でき、温め直した時にふっくらとしたご飯が食べられますよ。
電気代の節約・調理時間の短縮につながる
ご飯の冷凍保存は、電気代の節約・調理時間の短縮にもつながります。
ご飯を炊く時の電気代は炊く量ではほとんど変わらないので、1合炊くのも3合炊くのもほぼ同じです。
またご飯を炊くまでにかかる時間は35〜50分前後、早炊き機能でも20〜30分かかりますが、冷凍ご飯なら電子レンジで2〜3分温めるだけです。
まとめて炊いておけば、疲れて帰ってきた時や時間がない時でも、すぐにご飯を用意できますよ!
ご飯を冷凍する時のポイント
ご飯を冷凍する時のポイントは以下の3つです。
- 炊き立ての状態で小分けにする
- できるだけ素早く冷ます
- 小分けにする際は優しく包む
炊き立てで分けることで蒸気を逃さず、炊き立ての状態を維持でき、温めなおす時にふっくらとした仕上がりになります。
粗熱をとったらすばやく冷却させることで、よりよい状態を維持できます。
中心まですばやく冷やすには、平たく包んだり金属トレーを使ったりするのがおすすめです。
金属は熱伝導率が高いので、素早く熱を取れます。
金属トレーがない場合は、アルミホイルでも代用可能ですよ♪
冷凍ご飯を解凍する時のポイント
冷凍ご飯を解凍する時のポイントは以下のとおりです。
- 食べる直前に凍ったまま電子レンジで温める
- 自然解凍はNG
- やわらかめのご飯の場合や、チャーハンなどに使う場合はラップを外して温める
冷凍したご飯は白蝋化(はくろうか)しているので、きちんと熱を加えて解凍しましょう。
白蝋化(はくろうか)とは、炊きあがったご飯を冷凍する際に、米から水分がなくなり、ロウのようにボソボソになる現象です。
また解凍したご飯は時間が経ってしまうとパサパサとした食感になってしまうので、食べる直前に食べる分だけ解凍するようにしましょう。
やわらかめのご飯の場合や、チャーハンなどに使う場合は、水分を少し飛ばすためにラップを外して温めると◎
【保存方法別】ご飯の最適な保存期間
ご飯の最適な保存期間を保存方法別にまとめました。
保存方法 | 保存期間 |
炊飯器の保温モード | 5時間以内 (例:朝炊いて、お昼ご飯に食べる) |
常温保存 | 半日程度 (例:朝炊いて、お昼ご飯に食べる) |
冷蔵保存 | 半日〜3日 (例:前日残ったご飯を次の日に食べる) |
冷凍保存 | 3日〜1ヶ月 (例:まとめ炊きした時) |
常温保存なら半日程度保存できますが、夏場の常温保存は劣化が早まるので、おすすめできません。
夏の暑い時期は冷蔵庫または冷凍庫で、ご飯を保存するようにしましょう。
フェリシモで買えるご飯の保存にぴったりな便利アイテム
フェリシモで買えるご飯の保存にぴったりな便利アイテムは、以下2つです。
- ざるが決め手の冷凍レンジ容器
- おわん形レンジ容器
各アイテムについて詳しく紹介するので、ご飯の保存容器をお探しの方はぜひチェックしてみてください!
ざるが決め手の冷凍レンジ容器
こちらの商品は、べちゃっとしがちな冷凍ご飯が電子レンジでふっくらあたためられます。
本体とざるの間にできる空気の層が循環し、ご飯をむらなく加熱します。
約1膳分のサイズでスリムな形状なので、冷凍庫内でも重ねて置いてもずれにくく、すっきりと収納可能♪
ご飯をまとめて炊いてストックしておけば時間がない日もらくらくです。
またご飯の解凍だけでなく、野菜やシューマイを加熱するときや缶詰のコーンの水を切って冷凍保存にも活用できますよ!
エスキューブキッチンズ 冷凍ご飯もチンしてふっくら ざるが決め手の冷凍レンジ容器の会
月1セット¥650 ( +10% ¥715 ) 月1セット ¥600 ( +10% ¥660 )
おわん形レンジ容器
こちらの商品は、冷凍・冷蔵ごはんもふっくらおいしく加熱できる保存容器です。
ボウルとスリットざるの二重構造で、電子レンジで加熱すると蒸気がムラなく循環して、水分がご飯に行き渡るので、ふっくらと仕上がります。
ふたをしたまま電子レンジで解凍・加熱でき、エアバルブは蒸気で自然に開くので、開閉の手間いらず♪
お茶わんにポンッとよそいやすい、おわん形が魅力的ですよ!
エスキューブキッチンズ チンしてご飯ふっくら 茶わんにポンッとよそえる おわん形レンジ容器の会
月1個 ¥700 ( +10% ¥770 )
まとめ
ご飯を冷蔵庫保存した場合の日持ちは、2〜3日程度です。
ご飯を冷蔵庫で保存する際は、ラップや保存容器を活用してご飯と空気が触れないよう密封して保存しましょう。
3日以上ご飯を保存したい場合は、冷凍庫での保存がおすすめです。
冷凍庫で保存すれば乾燥や劣化を抑えられ、温め直した時にふっくらとしたご飯が食べられます!
今回紹介した「フェリシモで買えるご飯の保存にぴったりな便利アイテム」を活用して、適切にご飯を保存してみてはいかがでしょうか。
フェリシモ「Kraso(クラソ)」では他にもさまざまな便利アイテムが揃っているので、気になる方はぜひ公式サイトをチェックしてみてください。