洗濯ネットを使う意味は、デリケートな衣類を守ることだけではないと知っていましたか?
洗濯ネットを上手に使えば、ネットに入れた衣類はもちろん、入れていない衣類まで守る効果も得られるのです。
今回は、洗濯ネットを使うメリット・デメリットや、上手に使うためのポイントを紹介します。洗濯ネットを使う意味を理解すれば、洗濯ネットに入れるべき衣類と、そうでない衣類の判別をしやすくなります。
「この服は洗濯ネットに入れる?入れない?」と悩まなくなるので、ストレスが減ってサクサク作業が進みますよ♪
衣類を入れて洗濯するだけではない、機能性抜群の洗濯ネットも紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
洗濯ネットを使うメリット4つ
洗濯ネットを使うメリットは、以下の4つです。
- 洗濯ネットに入れた衣類を守る
- 衣類同士が絡まって傷むのを防ぐ
- 糸くずがほかの衣類に付くのを防ぐ
- 色移りを抑えられる
ひとつずつ解説していきます。
洗濯ネットに入れた衣類を守る
洗濯機は、上下左右からの水流や洗濯槽の回転により衣類の汚れを落とします。
たくさんの衣類を一度に洗えてとても便利ですが、デリケートな衣類にとっては強すぎる摩擦や刺激により生地を傷めてしまう恐れも。
デリケートな衣類を洗濯ネットに入れることで、ほかの衣類とこすれ合うのを防ぎ、生地の傷みや毛玉の発生を抑えられます。
また、衣類をきれいにたたんで洗濯ネットに入れることで、洗濯中にシワや型崩れが発生するのも防げますよ。
衣類同士が絡まって傷むのを防ぐ
衣類は洗濯機の中で上下左右からの水流で揉み洗いされるため、ほかの衣類と絡まりやすくなります。
特に長袖Tシャツ、ブラジャー、ストッキングなどは洗濯中に絡まりやすく、引っ張りによって伸びや型崩れの原因になることも。
絡まりやすい衣類は洗濯ネットに入れることで、伸びと型崩れを防ぎ、洗濯機から取り出しやすくなります。
糸くずがほかの衣類に付くのを防ぐ
バスタオルやフリースは毛足が長く、洗濯中に糸くずが発生することがあります。黒色の衣類に糸くずが付くと、目立つ上に、手で取り除くのはとても大変です。
タオル類を別で洗濯すればよいのですが、洗濯の回数が増えればその分の時間も水も電気代もかかってしまいます。
糸くずが出やすい衣類を洗濯ネットに入れることで、一緒に洗濯してもほかの衣類に糸くずが付くのを防げますよ。
色移りを抑えられる
濡れた状態の衣類同士が脱水の遠心力で強く押し付けられると、色移りのリスクが高くなります。
色落ちしやすい衣類を洗濯ネットに入れておけば、ほかの衣類に直接触れないので色移りを抑えられます。
デニム生地や色物のシャツなど、色落ちしやすい衣類を洗濯する際は、洗濯ネットに入れて色移りを予防するのがおすすめです。
ただし、色の濃い衣類は洗濯ネットに入れても色移りのリスクがあるので、別で洗濯しましょう。
洗濯ネットを使うデメリット3つ
使うことで大切な衣類を守ってくれる洗濯ネットですが、多少のデメリットもあります。
洗濯ネットを使うデメリットは以下の3つです。
- 汚れが若干落ちにくくなる
- 洗濯ネットへ出し入れする手間がかかる
- 洗濯ネットを収納するスペースが必要
デメリットがあるとはいえ、洗濯ネットを使うことには大きなメリットがあります。デメリットは少しの工夫で解消できますので、大切な衣類を長持ちさせるために洗濯ネットを活用しましょう。
ここでは、洗濯ネットを使うデメリットと、解消する工夫を紹介します。
汚れが若干落ちにくくなる
衣類を洗濯ネットに入れると、水流や洗剤が届きにくくなるため、汚れ落ちが若干悪いと感じるかもしれません。
とはいえ、洗濯ネットに入れたせいで明らかに汚れが落ちないと感じるほどではないでしょう。汚れ落ちが悪いと感じる場合は、以下の方法で解決できます。
- 網目の粗い洗濯ネットに入れる
- 泥汚れは固形石けんで軽く予洗いする
- 塗るタイプの洗剤を使う
特に泥汚れや調味料のシミなどは洗濯機では落ちにくいので、手洗いで汚れをある程度落としてから洗濯するようにしましょう。
洗濯ネットへ出し入れする手間がかかる
衣類を選んで洗濯ネットへ入れる作業や、干す前に洗濯ネットから取り出す作業には手間がかかります。毎日のことですから、工程はなるべく減らしたいものです。
あれもこれも洗濯ネットへ入れようとすると大変なので、入れる必要がある衣類を厳選するとよいでしょう。
「洗濯ネットに入れたい衣類と入れなくていい衣類」の章で具体的に紹介するので、ぜひチェックしてくださいね。
ほかにも、洗濯ネットの表裏を気にせずどちらからでもファスナーを開け閉めできるものや、ファスナーの持ち手が大きくて見つけやすい洗濯ネットを選ぶとストレスなく使えます。
洗濯ネットを収納するスペースが必要
洗濯ネットは大きさや形など、衣類に合わせた種類をそろえるのが理想ですが、たくさんの洗濯ネットの収納方法に悩む人もいるかもしれません。
使いたい大きさ・形の洗濯ネットを選んで取り出しやすいよう、小さめのボックスを種類別に用意して、ざっくりと収納するのがおすすめです。
洗濯ネットは丸めて収納できるので、小さめのボックスに入れれば意外と省スペースに片付きますよ。
注意するポイントは、洗濯ネットを収納する際、濡れたまましまわないことです。洗濯ネットが濡れたままでは雑菌が繁殖する恐れがあるので、乾かしてからしまいましょう。
洗濯ネットに入れたい衣類と入れなくていい衣類
洗濯ネットに入れる衣類と入れない衣類を簡単に分類するためには、入れる衣類の特徴を知っておくのがよいでしょう。
洗濯ネットに入れたい衣類の特徴を表にまとめます。
洗濯ネットに入れたい衣類の特徴
衣類の特徴 | 例 |
生地がデリケート | 女性用下着、ストッキング |
型崩れやシワになりやすい | ワイシャツ、ブラウス、スラックス |
毛玉ができやすい | ニット、アクリルやポリエステルなどの化学繊維 |
装飾が取れやすい | 刺繍、ビーズ、スパンコール |
糸くずが出やすい | タオル、フリース |
色落ちしやすい | デニム、色の濃い衣類 |
このほかにも、洗濯表示に「ネット使用」とあれば洗濯ネットに入れてくださいね。
洗濯ネットを上手に使うポイント
せっかく衣類を洗濯ネットに入れても、使い方を間違えれば十分な効果が得られません。
正しく使うことで洗濯ネットのメリットを最大限に発揮し、大切な衣類を守りながらきれいに洗いましょう。
洗濯ネットを上手に使うポイントは以下の5つです。
- 洗濯物を入れすぎない
- ぴったりサイズの洗濯ネットに入れる
- 汚れた面は外側、守りたい面は内側にして入れる
- 型崩れを防ぐなら平型の洗濯ネットを使う
- 汚れ落ちが心配なら、筒形や網目の粗い洗濯ネットを使う
ひとつずつ解説していきますね。
洗濯物を入れすぎない
洗濯ネットの中にたくさんの衣類を入れすぎると、生地が重なり合って動かず、汚れ落ちが悪くなってしまいます。
1つの洗濯ネットに1つの衣類を入れるのが理想ですが、複数入れる場合はぎゅうぎゅうに詰め込まないようにしましょう。
ちょうどいいサイズの洗濯ネットに入れる
洗濯ネットの効果をしっかりと引き出すには、衣類がちょうど入るサイズのネットを選ぶことが重要です。
洗濯ネットが小さすぎると、衣類がぎゅうぎゅう詰めになり汚れ落ちが悪くなるだけでなく、シワや型崩れの原因になります。
また、洗濯ネットが大きすぎても、衣類が片寄ってシワになってしまう場合があります。
衣類に合ったサイズの洗濯ネットを使って、シワや生地の劣化を防ぎましょう。
ニット用の大、Yシャツ用の中、小物用の小サイズくらいは用意しておくと便利ですよ。
汚れた面は外側、守りたい面は内側にして入れる
洗濯ネットに入れた衣類は、内側ほど摩擦の影響を受けにくく、汚れは落ちにくくなります。
そのため、衣類の汚れた面は外側、守りたい面は内側にして入れましょう。
守りたい面を内側にして洗濯ネットに入れれば、摩擦や刺激を抑えて洗えます。
刺繍・ビーズ・スパンコールなど、取れやすい装飾が付いた衣類は裏返しにして、なるべく内側になるように入れましょう。
反対に、外側に向けた面は洗濯の水流や洗剤が届きやすくなります。袖口や襟など、汚れを落としたい面を外側にして洗濯ネットに入れましょう。
落ちにくい汚れには、塗るタイプの洗剤を併用してみてください。
型崩れを防ぐなら平型の洗濯ネットを使う
衣類の型崩れを防ぐには、平型の洗濯ネットに入れるのがおすすめです。
筒状や丸型のような立体的な洗濯ネットと比べ、平型の洗濯ネットは中で衣類が動きにくいため型崩れを防ぎます。
型崩れさせたくないワイシャツやブラウスなどは、きれいにたたんで、衣類が中で動きにくいサイズの洗濯ネットに入れましょう。
汚れ落ちが心配なら、筒形や網目の粗い洗濯ネットを使う
タオルやストッキングなど、シワや型崩れがそれほど気にならず、しっかり汚れを落としたい衣類は筒状や丸型の洗濯ネットに入れましょう。
立体的な形の洗濯ネットは、中で衣類が広がりやすく水流や洗剤がよく届くので、汚れが落ちにくいといった心配がありません。
網目が粗い洗濯ネットも水流や洗剤をよく通すので汚れ落ち◎
ただし、糸くずが気になるものは網目の細かいネットに入れた方がいいでしょう。
機能性抜群!便利な洗濯ネット3選
衣類を入れて洗濯できるだけではない、機能性に優れた便利な洗濯ネットを3つ紹介します。
インナークッション付き「おしゃれ着洗濯ネット」
アウターネットとインナークッションの組み合わせで、服の型崩れをしっかり防ぎながら、洗濯機で洗えるおしゃれ着洗濯ネットをご紹介します。
使い方は以下の通り。
- 着せるようにインナークッションを入れて服をたたむ
- アウターネットに入れ、洗濯表示に合わせた洗浄コースで洗う
- 洗濯後、ネットから取り出し、インナークッションを引き抜いてハンガーに干す
おしゃれ着洗濯ネットの中でしっかり衣類が固定されるので、普通の洗濯ネットを使用した場合よりもさらにシワや型崩れを防げます。
洗濯時だけでなく、出張や冠婚葬祭などでスーツや礼服を持ち運ぶ際も、おしゃれ着洗濯ネットに入れておけばシワにならずに着られますよ。
インナークッションで型くずれを予防 おしゃれ着洗濯ネットの会
月1個 ¥1,950(+10% ¥2,145)
型くずれ防いで毎日清潔「マスク洗濯ネット」
家族分の布マスクを手洗いするのは大変ですよね。実は、布マスクは専用の洗濯ネットを使えば、洗濯機で洗濯ができるんです。
1日使った布マスクは、マスク洗濯ネットに入れてスナップボタンを留め、洗濯機へポン!と入れるだけ。
洗濯が終わったら、ネットに入れたまま干せるのも嬉しいポイントです。立体構造のネットだからマスクの型くずれやゴム伸びを防げます。
つり下げられるループ付きなので、フックにもピンチハンガーにもかけられますよ♪
洗ったらそのまま干せる 型くずれ防いで毎日清潔マスク洗濯ネット〈2枚組〉の会
月1セット ¥680(+10% ¥748)
心ときめくアートが可愛い「洗濯ポーチ」
両面アートプリントが可愛すぎる洗濯ポーチをご紹介します。華やかなアートに心が弾み、毎日の洗濯が楽しくなりそうなデザイン。
シャツやインナーなどを入れるのにちょうどいいサイズ感です。両面プリントで中身が透けすぎないので、着替えを入れて旅行やジムに持っていくのもおすすめ。
色別に衣類を仕分けられて、分かりやすくすっきりと荷物をパッキングできます。帰宅後は洗濯ポーチごと洗濯機に入れるだけなので片付けもらくちん。
かわいいだけじゃなく機能的で優秀なアイテムです♪
CCP ユニカラート 心がときめくアートで癒やされる 洗濯ポーチの会
月1枚 ¥1,200(+10% ¥1,319)
まとめ
今回は、洗濯ネットを使う意味と上手に使うポイントを紹介しました。
洗濯ネットを使うメリットは、以下の4つです。
- 洗濯ネットに入れた衣類を守る
- 衣類同士が絡まって傷むのを防ぐ
- 糸くずがほかの衣類に付くのを防ぐ
- 色移りを抑えられる
洗濯ネットを上手に活用することで、大切な衣類を守りながらきれいに洗うことができます。
また、糸くずが広がるのを抑えたり、衣類同士が絡まるのを防いだりできるので、洗濯ネットに入れていない衣類を守ることにも繋がります。
洗濯ネットに入れるひと手間で洗濯の仕上がりに大きな差が出るので、上手に活用してくださいね♪
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