白い衣類の襟や脇についた黄ばみは、ふつうに洗濯しても落ちなくて困りますよね。

実は、衣類の黄ばみは適切な洗剤を使わないと、効果がなかったり、白くなっても生地を傷めたりすることも。

そこで今回は、効果的かつ衣類を傷つけない、黄ばみの落とし方4選を解説します。

時間がたったガンコな汚れの落とし方や、予防に役立つアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読めば、衣類の黄ばみをラクに落とす方法がわかります。

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※商品については、販売状況により「販売終了」することもありますので、各商品ページでご確認ください。

シャツの黄ばみはたんぱく質の酸化が原因

YシャツやTシャツの黄ばみは、皮脂や老廃物に含まれるたんぱく質が酸化したものです。

繊維の奥に入り込んだ汚れは、ふだんの洗濯で落としきれず酸化し、徐々に黄ばみとして現れます。

「汚れを落としたいなら、洗剤を多く入れるといいのでは?」と思う人もいるでしょうが、実は洗剤の入れすぎも黄ばみの原因になるのでNGです。

洗剤の量が多いと泡立ちがよすぎて、泡が汚れを保護してしまうため、繊維から汚れが落ちにくくなります。

洗剤は規定量を入れるようにしてくださいね♪

衣類の黄ばみを落とす方法4選

白い服についた黄ばみの落とし方は、以下の4つです。

  • 食器用洗剤+歯ブラシ
  • 重曹やセスキ炭酸ソーダ+歯ブラシ
  • 酸素系漂白剤+重曹+スチーム
  • 衣類用のしみ取りクリーナー

洗濯では落ちなかった汚れがきれいに取れるので、ぜひ試してみてください。

食器用洗剤+歯ブラシ

軽い黄ばみなら、食器用洗剤を使って落とせます。
食器用洗剤は界面活性剤の濃度が高いため、衣料用洗剤よりも黄ばみを落としやすいです。

黄ばみ落としの手順は、以下のとおりです。

  1. 黄ばみが気になる部分をしっかり水で濡らす
  2. 食器用洗剤を数滴たらし、歯ブラシで2分ほどこする
  3. 水で流して、いつも通り洗濯する

歯ブラシでこするときは、生地を傷めないように優しくこすりましょう。
食器用洗剤は油汚れに効くので、カレーやパスタなどをこぼした時にも使ってみてくださいね♪

重曹やセスキ炭酸ソーダ+歯ブラシ

食器用洗剤で落ちなかったガンコな黄ばみは、重曹やセスキ炭酸ソーダを使って落としましょう。
黄ばみは酸性の汚れなので、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使うと、中和して汚れが落ちやすいです。

黄ばみ落としの手順は、以下のとおりです。

  1. スプレーボトルに水500mlを入れる
  2. 1にセスキ炭酸ソーダか重曹を小さじ1入れて、よく混ぜる
  3. 黄ばみにスプレーを吹きかけ20分ほど放置
  4. いつも通り洗濯する

なお、重曹よりもセスキ炭酸ソーダのほうがアルカリの度数が高いため、迷ったときはセスキ炭酸ソーダを選んでみてくださいね♪

酸素系漂白剤+重曹+スチーム

重曹やセスキ炭酸ソーダでも落ちないときは、酸素系漂白剤と重曹、スチームアイロンを使うといいですよ。

酸素系漂白剤や重曹を使った黄ばみの落とし方は、以下のとおりです。

  1. 酸素系漂白剤と重曹をお湯で溶かし、ペースト状にする
  2. 黄ばみの気になる部分をよく濡らしたら、ペーストをたっぷり塗る
  3. ペーストを塗った部分にアイロンのスチームをあてる
  4. よく洗い流して、いつも通り洗濯する

スチームアイロンは黄ばみを落とす以外にも、服をつるしたままアイロンがけができる便利なアイテムです。
アイロン台がいらず、ふつうのアイロンより軽いので、ちょっとしたアイロンがけに重宝します。

今回紹介するのは、立ち上がりわずか40秒で手軽に使えるハンディースチーマーです。

カートリッジ式のタンクに水を入れてスイッチを押すと、約9分間連続で使えます。

衣類のシワのばしにはもちろん、除菌もできるため、頻繁にクリーニングに出せないコートや、洗うのが大変なソファカバーなどにも◎

2WAY機能でスチームなしの中温アイロンにもなるので、マスクやハンカチなどのアイロンがけにも重宝します。

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衣類用のしみ取りクリーナー

ラクに黄ばみを落としたいなら、衣類用のしみ取りクリーナーが便利です。洗剤を水に溶かす、スプレーボトルや歯ブラシなどを用意するといった準備もいらないので、ひとつは持っておきたいアイテムです。

汚れが気になるところにポンポンと直接塗りこむだけで、簡単にしみ取りできるクリーナー。
ふだんの洗濯では落ちにくい血液や皮脂汚れ、黄ばみにも効果的!

漂白剤、酵素不使用だから、生地を傷めないところもうれしいポイントです。

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衣類の黄ばみを予防する方法7選

衣類の黄ばみは一度ついてしまうと取るのが大変なので、できるだけつかないよう予防することが大事です。
ふだんからできる黄ばみ予防7選は、以下のとおりです。

  • 一度着た服は早めに洗う
  • 洗濯時に酸素系漂白剤を使う
  • ベビーパウダーを黄ばみやすい部分につける
  • 洗濯のりでコーティングする
  • 汗じみガードフィルムを使う
  • 吸汗(きゅうかん)・速乾性のある肌着を着る
  • 制汗スプレーや汗拭きシートを使う

すぐに実践できるものが多いので、ぜひ試してみてください♪

一度着た服は早めに洗う

一度着た服は、放置せずに早めに洗うようにしましょう。
衣類についた汗や皮脂を放置すると、酸化して黄ばみやすくなるため、できるだけその日のうちに洗うのがベストです。

洗濯すると型崩れが気になるYシャツは、ジャストサイズのネットに畳んで入れてから洗いましょう。ちょうどいい大きさのネットに入れることで型崩れを防ぎ、洗剤がシャツ全体にいき渡ります。

襟や袖の汚れが気になるときは、予洗いするとさらに汚れが落ちやすいですよ♪余洗いの手順は、以下のとおりです。

  1. 汚れが気になる部分をぬるま湯に1分ほど漬ける
  2. 固形の洗濯用せっけんを塗りこみ、歯ブラシや洗濯用ブラシで軽くこする
  3. 洗い流さず、ふだん通り洗濯する

きれいに見えても、汚れがついているものです。1回着たらすぐ洗うことで、黄ばみを予防しましょう。

洗濯時に酸素系漂白剤を使う

いつもの洗剤に酸素系漂白剤をプラスするのも、黄ばみ予防に効果的です。酸素系漂白剤は、しみや汚れを白くする効果があります。

ワイドハイターのような液体の酸素系漂白剤やオキシクリーンなら、白い服だけでなく色柄物の黄ばみにも使えて便利ですよ♪
今回紹介するのは、洗濯だけでなく、家中の掃除に使える万能洗剤「オキシクリーン」です。

汚れやにおいをすっきり落とすオキシクリーンが、計量不要の個包装のセットに!
黄ばみやがんこ汚れ、色柄ものにも使えます♪

子どものどろんこ汚れや食べこぼしなどにも◎酵素の力で気になるにおいもすっきり!

個包装なので、パッケージからそのまま注げて手が汚れず、持ち運びしやすいから旅行やアウトドアにも重宝します。
「オキシクリーンは気になるけど、大容量のものは使い切る自信がない」という人のお試しにもぴったりです。

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ベビーパウダーを黄ばみやすい部分につける

衣類の黄ばみやすい部分に、ベビーパウダーをつけておくのも黄ばみ予防に効果的です。ベビーパウダーは、赤ちゃんのあせも予防に使われる粉で、100均やドラッグストアで購入できます。

ただし黄ばみ予防に効くのは「コーンスターチ」が含まれたベビーパウダーなので、購入時に成分を確認してみてください。

コーンスターチには皮脂を吸収する働きがあるため、汗をかきやすい襟や脇部分につけておけば、汚れが直接繊維に染み込むのを防ぎます。

さらに、ベビーパウダーは水に馴染みやすいため、洗濯すれば汚れが落ちやすいのもメリットです。衣類につけすぎると白くなるので、少量を付属のパフにつけてポンポンとはたいてみてくださいね♪制汗剤の効果もあるので、脇に直接つけても◎

洗濯のりでコーティングする

Yシャツの襟の黄ばみ予防には、洗濯のりが効果的です。洗濯のりとは、Yシャツやシーツをパリッとシワのない状態に仕上げる薬剤で、汚れをつきにくくする効果や、ついた汚れを落としやすくする効果もあります。

洗濯のりには、粉末や液体タイプなどがありますが、Yシャツに使う洗濯のりは、スプレータイプのものがおすすめです。洗濯して乾燥させたYシャツの襟部分に、サッとスプレーするだけで簡単にコーティングできます。

洗濯のついでに黄ばみ予防できるので、試してみてくださいね♪

汗じみガードフィルムを使う

脇部分の衣類の黄ばみを予防するには、脇汗を衣類に染み込ませないことが重要です。汗じみガードフィルムは、目に見えにくい極薄0.01mmの特殊透明フィルムが、ピタッと脇に密着し、わき汗をSTOP! 

直貼なのに、つけていることを忘れるほどの使用感です。水分は通さずに気体だけを通すため蒸れにくく、安心快適に使えます。カーブ状になっているため、脇を閉じてもよれにくく、しっかり密着するところも◎

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吸汗速乾性のある肌着を着る

コスパよく黄ばみ対策するなら、わき汗パッドつきのブラキャミがおすすめです。防水布入りの脇汗パッドは、汗が染みやすい前脇部分を広くカバー。太めの肩ひもは、食い込みを軽減してくれて着心地も◎

デコルテはV字カッティングで女性らしさにもこだわりました!差し色にもなるカラーは、全部で3色。チラッと見えてもかわいいです♪

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制汗スプレーや汗拭きシートを使う

黄ばみの原因である汗の予防法として手軽に使えるのが、制汗スプレーや汗拭きシートです。制汗スプレーを使うと過剰な汗を抑えられ、衣類が濡れずに快適に過ごせるのもうれしいポイント。

汗拭きシートは持ち運びしやすいため、外出先でも化粧室でサッと拭き取れます。香りつきのシートなら、脇汗と同時に臭いもケアできて一石二鳥です♪

しまっておいた服にできた古い黄ばみの落とし方2選

きれいに洗濯して収納したはずなのに、衣替え時に衣類が黄ばんでいたことはありませんか?この黄ばみは、洗濯でとりきれなかった汚れが浮き出てきたものです。

時間がたった黄ばみは落とすのが難しいため、漂白剤を使うのがおすすめです。衣類の素材によっては漂白剤NGのものもあるため、必ず洗濯表示を見てから使いましょう。

漂白剤の種類には、酸素系と塩素系の2種類があるので、それぞれの特徴や使い方を解説します。

酸素系漂白剤を使う

衣類の漂白には、酸素系漂白剤を使うのが基本です。酸素系漂白剤の成分である過炭酸ナトリウムは、しみや黄ばみなどの汚れを分解して落とす働きがあります。

酸素系漂白剤には粉末と液体の2種類があり、それぞれの特徴は以下のとおりです。

種類使える衣類特徴
粉末タイプ・白い衣類・色柄物・液体よりも洗浄力が強い・お湯に溶かして漬けおきできる・使える素材が限られている
液体タイプ・白い衣類・色柄物・毛や絹・粉末より洗浄力が弱い・汚れにそのまま塗布できる・幅広い素材に使える

なかなか取れないガンコな黄ばみは、酸素系漂白剤で漬けおきすることで落ちやすくなります。
今回は、漂白力の強い粉末タイプの漂白剤を使った漬けおき方法を解説します。

  1. 洗面器に40℃程度のお湯を4Ⅼ入れる
  2. お湯に30gの酸素系漂白剤を入れる
  3. ゴム手袋をしてよくかき混ぜ「漬けおき液」を作る
  4. 3に衣類を入れて、30分~2時間程度漬けおきする
  5. 漬けおき液を流して、いつも通り洗濯する

酸素系漂白剤を素手でさわると、手荒れの原因になります。
漬けおきするときは、粉タイプでも液体タイプでもゴム手袋をつけましょう。

塩素系漂白剤を使う

酸素系漂白剤でも落ちない黄ばみには、塩素系漂白剤を試してみるのも手です。
ただし、塩素系漂白剤が使えるのは「白い衣類」に限ります。
塩素系漂白剤は生地の染料まで漂白してしまうため、色柄物には使えないので注意しましょう。
また、漂白力が非常に強く生地が傷みやすいので、以下の素材にも使えません。

  • ナイロン
  • ポリウレタン

塩素系漂白剤を使った黄ばみ落としの方法は、以下のとおりです。

  1. 洗面器に規定量の水で漂白剤を薄める
  2. 衣類を5~30分程度漬ける
  3. 水でしっかりすすぐ
  4. いつも通り洗濯する

塩素系漂白剤は、独特のツンとした臭いがするため換気をし、ゴム手袋をして扱いましょう。
また、酸性の製品と混ぜると有毒ガスが発生するため、単品で使うようにしてください。

長期保管する衣類に黄ばみを発生させない方法

保管中に黄ばみを発生させないためには、しっかり汚れを落としてからしまうのが大事です。
汚れを落としきれずに長期保管すると、黄ばみが浮き出て取るのが大変になります。
長期保管前には、以下のような方法で効果的に汚れを落としましょう。

  • 「おしゃれ着用洗剤」や「液体酸素系漂白剤」を直接塗ってから洗濯する
  • 「酸素系漂白剤」で漬けおき洗いしてから洗濯する

衣類を長期保管するときは、虫食いにも注意しましょう。
虫食いを防ぐには、衣類は重ねずに立ててしまい、防虫剤を衣類の上にのせるといいですよ♪

まとめ

衣類の黄ばみを落とす方法として、以下の4つを紹介しました。

  • 食器用洗剤+歯ブラシ
  • 重曹やセスキ炭酸ソーダ+歯ブラシ
  • 酸素系漂白剤+重曹+スチーム
  • 衣類用のしみ取りクリーナー

ガンコな黄ばみには、漂白剤を使うのもおすすめですよ♪
面倒なお手入れをなくすためには、黄ばみを予防することも大事です。

今回紹介した黄ばみ予防は、汗ジミ予防や臭い対策にもなるので、取り入れやすい方法から試してみてくださいね♪

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