洗ってくり返し使えるシリコンラップは、経済的でエコなことから人気を集めています。
一方で、「うまく器にくっつかない」「ラップ同士がくっついて収納しにくい」との声も。
今回は「シリコンラップの使い方がいまいちわからない」という人に向けて、正しい使い方や収納のコツについて解説します。
また、よくあるシート型のラップ以外にも、用途に合わせた便利な商品もまとめました。
この記事を読めば、自分に合ったシリコンラップを取り入れて、節約&エコな毎日をおくれます。
シリコンラップの正しい使い方
「シリコンラップは使い方が難しい」という人は、使い方が間違っているのかも。
シリコンラップの正しい使い方は、以下のとおりです。
- 透明フィルムからはがす
- 凸凹した面を上にして使う
- 引っ張りながら容器にかぶせる
シリコンラップは、凸凹した面とツルツルした面があります。
ラップをするときは、吸着面のあるツルツルした面が、食器や食材側になるよう使ってください。
しっかり吸着させるためには、引っ張りながら容器にかぶせるのがコツです。
ただかぶせるだけだと、くっつかないので注意しましょう。
引っ張りがたりないと端から浮いてくることがあるため、グイーンと伸ばして食器を覆うように貼るのがポイントです。
コツをつかめば簡単に使えるので、何度か練習してみてくださいね♪
シリコンラップのメリット2選
シリコンラップのメリットは、以下のとおりです。
- エコで経済的
- 密閉性が高いから食材が長持ちする
順番に解説します。
エコで経済的
シリコンラップは洗ってくり返し使えるため、ラップを購入する頻度が減って経済的です。
また、ふつうのラップと違って使い捨てではないため、ごみの削減にもなります。
とくに短時間しかラップを使わない以下のようなシーンでは、ふつうのラップを使うのはもったいないです。
- 短時間だけ食事にラップをしておく
- 作り置きおかずをレンジで温め直す
日常的によくラップを使用する人は、シリコンラップも併用することで節約やエコ活動になりますよ♪
密閉性が高いから食材が長持ちする
シリコンラップを使うと、食材を新鮮な状態で保てます。
お皿や食材にピタッとくっついて、しっかり密閉できるため、食材が空気に触れず酸化しにくいからです。
とくに、フタ型のシリコンラップは、食器のフチまで密着し、しっかり密閉できます。
シート型と違って、端からはがれる心配もありません。
飲み物や汁物もこぼれにくく、冷蔵庫内で倒れても安心です。
シリコンラップが食器にくっつかない原因3つ
100均でも購入できるシート型のシリコンラップが、食器にくっつかない原因は以下の3つです。
- 素材や形状が合っていない
- 器に油分や水分がついている
- サイズが合っていない
順番に見ていきましょう。
素材や形状が合っていない
以下の素材や形状の容器には、シリコンラップがピタッとくっつきません。
- 木の食器
- ザラザラした食器
- 薄いガラス食器
- 角がとがった食器
- フチに段差がある食器
逆に、ピタッとくっつきやすいのは、陶器の皿でフチに段差がないもの。
シート型のシリコンラップを購入するときは、ふだんよく使う食器に使えるか確認しましょう。
器に油分や水分がついている
器に油分や水分がついているとシリコンラップがくっつきません。
ラップをするときは、食器のフチをキッチンペーパーで拭き、手は乾かしておきましょう。
シリコンラップ側の油分や水分も、くっつかない原因になります。
ラップ使用後は、食器用洗剤で洗って干し、乾いた状態にしてから使いましょう。
サイズが合っていない
容器に対してシリコンラップが小さい場合は、容器を覆えずラップができません。
シリコンラップを選ぶときは、ラップしたい容器の直径に合ったサイズを選びましょう。
たとえば、直径24cmの容器の場合、22cm×22cmのシリコンラップなら覆えますが、それ以下のサイズだと小さすぎます。
ラップの一辺や直径+2cmまでの器なら、使えると覚えておきましょう。
シート型シリコンラップの保管方法
シート型のシリコンラップを洗ったあとは、以下の方法で保管するのがおすすめです。
- クリップつきのフックに挟んでつるす
- 水切りやふきんかけに干す
広げて保管すれば、乾燥と保管を同時にできて一石二鳥です。
突っ張り棒やラックなど、引っかける場所がある場合には、フックに挟んでつるす方法がおすすめ。クリップつきのフックは、100均でも購入できますよ♪
引っかける場所がない人は、水切りやふきんかけに干して収納するのもいいですね。
シリコンラップはホコリがつきやすいため、乾いたら購入時についていた透明シートに貼っておくと、ゴミがつきにくく衛生的です。
透明シートを貼っておけば、複数枚保管するときもラップ同士がくっつきません!
シリコンラップの選び方
シリコンラップは、耐熱・耐冷のものを選ぶと、電子レンジや冷凍庫で使えて便利です。
手洗いの手間を省きたい人は、食洗機OKのものを選びましょう。
中にはオーブン対応のものもあるため、よく使う人は確認してみてください。
また、シリコンラップにはシート型以外にも、用途によってさまざまな種類があります。
いくつか紹介するので、購入時の参考にしてみてくださいね♪
おすすめのシリコンラップ6選
おすすめのシリコンラップ6選は、以下のとおりです。
- 滑り止めやオープナーとして使うならシート型
- 密閉性を重視するならフタ型
- 切った野菜の保存ならカプセル型
- 魚や肉の保存ならトレイ型
- 大根とにんじんの乾燥対策にはキャップ型
- より便利に使うなら専用の型
順番に見ていきましょう。
滑り止めやオープナーとして使うならシート型
ラップ以外にも滑り止めやオープナーとして使えるのが、シート型のシリコンラップ。
まな板やおろし器の下に敷けば滑り止め、かたい瓶を開けるときはオープナーとして幅広く使えて便利です。
丸形や四角型のものがあるので、使う皿の形状に合わせて選べるのもメリット。
ダイソーやセリアなどの100均や3COINSでも手に入るので、シリコンラップを試してみたい人にもおすすめです。
密閉性を重視するならフタ型
シート型のシリコンラップは、引っ張りが弱いと端からはがれてしまうことも。
しっかり密閉したい人は、容器のふちまでカバーして、しっかり密閉できるフタ型のシリコンラップがおすすめです。
サイズに合わせて使い分けできる、大小2個セットのシリコンラップ。
よく伸びて容器に密着し、ラップのようにひっついたり破れたりしないのでノンストレス。
「つまみ」がついているため、軽い力で開けられます♪
フタ部分がしっかりしているので、冷蔵庫で重ねて収納しても安定感があって◎
冷凍庫・電子レンジ・食洗機で使えて便利です。
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月1セット ¥750(+10% ¥825)
切った野菜の保存ならカプセル型
少しだけあまった玉ねぎやニンジンは、カプセルポッドに収納するのがおすすめ。
フタのシリコンが野菜に合わせてびよーんと伸び縮みし、ふたを閉めれば気持ちいいくらいピタッとフィットします。
ラップでいちいち包むよりらくちんで、密閉性も高いので食材が日持ちするのもうれしいポイント。
冷蔵庫に入れたときに分かりやすい、カラフルなカラーも魅力です。
食洗機対応なので、手洗いの手間も省けて◎
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魚や肉の保存ならトレイ型
洗ってくり返し使えるシリコン素材のラップトレイ。
食材をトレイの上にのせて、上からシリコンラップがついたフタをかぶせるだけで、しっかり密閉できます。
トレイは表と裏で深さが異なるため、食材の厚みに合わせて使い分けできて便利。
薄切り野菜は浅い面、多少ドリップの出る魚の切り身は深い面を使ってみてください♪
重ねて収納できるため、冷蔵庫内での保存もスマートです!
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大根とにんじんの乾燥対策にはキャップ型
使いかけの野菜はラップをしても、徐々にはがれて使うときには乾燥が進んでいることも。
野菜キャップなら、ぐーんと伸びるシリコン素材が野菜の断面にフィット!
断面を乾燥から守り、水分をキープしてくれます♪
キャップを下に置けば野菜が自立するため、冷蔵庫内でも見やすく収納スペースをとりません。
キャップのサイズに合う器なら、かぶせてフタのように使えます。
食洗機で使えるため、手洗いの手間が省けて◎
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より便利に使うなら専用の型
シリコンラップの中には、保存する食材に特化したものもあります。
たとえば、おにぎり専用のシリコンラップは、ご飯を詰めるだけで簡単におにぎりが作れます。
ふつうのラップでにぎるより熱さが伝わりにくく、手が汚れないのでおすすめです。
耐冷・耐熱の商品なら、おにぎりを作ってそのまま冷凍保存し、食べたいときに電子レンジ解凍できます。
ご飯を解凍しておにぎりを作る手間がないため、忙しい朝ごはんやお弁当作りに重宝します♪
ラップのようにめくって食べられるので、手が汚れないところもうれしいポイント!
おにぎり型は、100均でも購入できるので、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
洗ってくり返し使えるため、エコで経済的なシリコンラップは、100均や3COINSでも購入できるので試しやすいでしょう。ただし、使い方や器の素材によっては、くっつかないこともあります。
「買って後悔した」とならないように、今回紹介したポイントや手順を参考に選んでみてくださいね♪
また、シート型以外にも素材に合わせた便利なシリコンラップが多く販売されています。
用途に合わせて使い分ければ、食材を簡単かつ新鮮な状態で保存できますよ♪
よくラップを使う場面を思い返して、ぜひ自分に合った商品を選んでみてくださいね♪
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