こんにちは、フェリシモ日本職人プロジェクトのリーダー・山猫です。
この〈&Stories /アンドストーリーズ〉シリーズでは、「誰かの物語から立ち上がるモノ作り」をコンセプトに日本製のアイテムをラインナップ。1人ひとりの中にある、小さいけれど熱烈な「好き」「欲しい」を叶えることで、世の中にはないモノが生まれます。
この夏は、「日常にあるリゾート感」がテーマ。
夏は、開放的な気分になる季節。
ふだんの生活をしながら、気持ちをゆるめてオープンに過ごしたい。
そんな想いに寄り添う、自分を解放できるコト・モノを集めました。
自分の好きな時間を、居心地のいい場所で。
日常に溶け込むシンプルで心地いいアイテムと共に、暮らしのなかにあるマイ・リゾートを楽しんでみませんか?
この夏、いつもとちょっと違う夏にする魅惑の物語をお届けする〈&Stories / アンドストーリーズ〉。今回は、「播州織」の老舗メーカーが展開するテキスタイルブランド〈POLS(ポルス)〉の新作ストールとバッグ。アートのように美しいテキスタイルを日常で使う楽しみを、ぜひ体感してください!
播州織の老舗が、伝統産業をモードに進化。
テキスタイルブランド〈POLS(ポルス)〉との出会いは、約4年前。日本職人プロジェクトではおなじみ、金沢の時計工房さんと同じ展示会に出展されていたことがご縁で知り合いました。メンバー全員が〈POLS〉の製品にひと目惚れ、「ぜひ!!」とお願いして、兵庫県西脇市の本社にお邪魔しました。
〈POLS〉を展開している株式会社丸萬さんは、西脇市の地場産業である「播州織」を手掛ける老舗メーカー。先染めした糸を使うことで、たくさんの色が織りなす複雑な柄を表現できるところが何よりの魅力です。デザイナーの図案を実際の織物に仕上げる糸選びや、コンピュータージャガードのプログラミング技術に定評があり、海外のハイブランドなどの製品も手掛けています。
その高い技術力を生かし、テキスタイルデザイナー梶原加奈子さんとのコラボで誕生したブランドが〈POLS〉。個性あふれるデザインで、伝統産業をモードに進化させています。
夏の着こなしに映える、稲妻級のインパクト!
その〈POLS〉とのコラボでこの夏デビューするのは、「ダズリングバッグ」。「明るい」「まばゆいばかりの」という意味を持つ「dazzling」の言葉どおり、鮮烈すぎるデザインが特徴です。
生地の個性とバッグの独特なデザインフォルムがうまくミックスしたオリジナルバッグ。実はこのバッグ、過去に一度、丸萬のプランナーの宮崎 紗千子さん、プロダクトデザイナー丸山 洵平さんが提案してくださっていたアイテム。でもその当時は、ちょっと個性が強すぎるかも、、、と見送ったのですが、後からじっくり見れば見るほど、魅力的に思えてきて、「MOEさん~、NISHIYAN~、あの三角のポルスさんの鞄、、やっぱり、、登場させてもいいかな~?」と山猫が聞くと、2人とも「まさに、夏のタイミングで提案したいアイテムだからいいと思います!!」と背中を押してくれたのがきっかけで、発売に踏み切りました。
左側手前が丸山 洵平さん、その隣が宮崎 紗千子さん、その奥が商品管理もしてくださっている大岡彩織さん。右側手前はMOE、その隣のNISHIYANです。みんなでワイワイ、このダズリングバッグの魅力を語りながら打ち合わせ中。宮崎さんと大岡さんが持たれる姿を見て「うわー、やっぱりいいなー」と何度もつぶやく山猫でした。
稲妻をイメージしたカラフルなテキスタイルは、それだけで目を引く存在感。マンネリになったりシンプルになりすぎる夏コーデに、ぴりりとスパイスを効かせてくれます。
底が三角形になった独特のフォルムは、ざくっとラフに持つのがおしゃれ。ひもの長さを変えれば手持ちも斜め掛けもできるので、着こなしに合わせてアレンジできます。
ペットボトルや長財布もすっぽり収まる、ほどよい深さ。こう見えて、実用性もばっちりです。ぺたんと折り畳めるので、旅先でのお出かけバッグにも便利です。
三角形の底まちと適度な深さで、お出かけアイテムを余裕で収納。内側にはポケットが2つあります。
ネオンサインが光る都会の夜のような蛍光イエロー×グレーの〈ナイトネオン〉は、アクセサリーいらずで華やか。鮮やかな蛍光カラーがまぶしくて、持つだけで気分も上がります。
パープル×オレンジの配色で夕暮れ時をイメージする〈サンセット〉は、意外とシックになじんで、大人のおしゃれ感を演出してくれます。
コーディネートのコツは、「シンプルな着こなしの差し色にしたり、あえてビビッドな着こなしに合わせて色遊びを楽しんでも」とスタイリストさん。かっちりしたジャケットコーデにも、個性的なワンピースにも◎
布の軽やかさは、夏コーデとも相性抜群。ポリエステル素材なので扱いやすく、色落ちなどの心配もありません。いつものコーデが見違えるほどおしゃれになるので、難しく考えず、何にでもどんどん合わせて楽しんでください。(むしろ、適当なコーデに合わせた方が、こなれて見えるかも!)
ふんわり軽やかな風と、淡い色をまとって。
続いて紹介するのは、〈POLS〉のテキスタイルの魅力を存分に楽しめるストール。夏らしく、ふわっと風のように軽いストールです。
夏向けの商品を選ぶために伺った〈POLS〉のショールームで商談が想像以上に盛り上がり、、、このストールは、30種類ぐらいのアイテムを見せてもらった中から選びました。ディスプレイされているものだけでなく、バックヤードからも次々とたくさん出してきてくださって、そのすべてが宝物のよう!あれもこれも素敵で迷いましたが、悩みに悩んで、最終的に3色セレクトしました。
30種類ぐらいのアイテムを見せてもらった中から選びました。何度も何度もバックヤードから、色とりどりの見本をたくさん出してくださる丸山さんと宮崎さん。(ありがとうございました!)
極細の糸で織り上げられた、淡くやさしい色のボーダー柄。そう、パッと見ではわかりにくいのですが、太さの違うボーダー柄になっているんです。
糸が細いからとにかく軽く、ほのかに透け感もあって見た目も涼やか。肌ざわりもさらっとさわやかで、夏にぴったりです。首に巻いたり肩に掛けたり、使い方はいろいろ。リゾートに向かう飛行機の冷房の風よけにしたり、滞在先のホテルでワンピースの上に羽織って日よけにしたり、、、と、夏を楽しむいろいろなシーンで活躍してくれます。たたむと薄く小さくなるので、ぜひ旅行やお出かけに連れて行ってください。
フレッシュな〈レモンイエロー〉は、くるっと巻くだけで印象が華やかに。シンプルになりがちな夏コーデを、明るく盛り上げてくれます。全体的に淡い色調なので合わせるアイテムを選ばないのも魅力。
カプリ島の海を思わせる〈カプリマリンブルー〉は、しゅわっと清涼感のあるさわやかなカラー。グリーンやホワイトなど、色を見せる部分を変えることで、また違った印象が楽しめます。
〈ヨットハーバー〉は、ヨットや小舟がひしめく、にぎやかな港をイメージ。暖色も寒色も入っているからどんな色の服にも合わせやすく、巻き方や色の見せ方でいろいろなアレンジが楽しめます。
美しい糸から生まれる、魅惑のテキスタイル。
糸を選ぶところから始まる、〈POLS〉のモノづくり。ショールームに行くといつも、その色とりどりの世界に魅了されてしまいます。
着こなしにスパイスを添えるダズリングバッグも、そよ風のようなストールも、日常に少し変化をもたらしてくれるアイテム。ふだんは着ない服を着てみたくなったり、ちょっと寄り道をしてみたくなったり、この夏をいつもと違う夏にしてくれます。ぜひ、毎日の暮らしに小さなリゾートをプラスしてみてください。
そしてオマケ。日本職人プロジェクトメンバーが、この〈POLS〉ショールームに行くときの楽しみはここ。丸山さんの行きつけのカレー屋さん。(ショールームの斜め前にあります)。山猫とMOEも一緒に行って美味しかったです^^
次回は、夏の装いをキラリと輝かせるアクセサリーをご紹介します。
見ているだけで心ときめく天然石と、大人気のパールシリーズの2タイプ!
お気に入りがきっと見つかります。
テキスタイルデザイナーと作った 播州織のそよ風みたいなストール 〈レモンイエロー〉
¥7,700
テキスタイルデザイナーと作った 播州織のそよ風みたいなストール 〈カプリマリンブルー〉
¥7,700
テキスタイルデザイナーと作った 播州織のそよ風みたいなストール 〈ヨットハーバー〉
¥7,700
テキスタイルデザイナーと作った 播州織のダズリングバッグ〈サンセット〉
¥15,400
テキスタイルデザイナーと作った 播州織のダズリングバッグ〈ナイトネオン〉
¥15,400
日本のモノづくりを通してたくさんの素敵な物語を伝えるために続けてきた「日本職人プロジェクト」。2004年のスタート以来、様々な魅力的な方の想いと共に「物」語るアイテムを誕生させてきました。
プロジェクトリーダー 山猫