まな板の使い分けに必要な枚数は?1枚でも衛生的に使える工夫や便利なアイテムも紹介
肉や魚、野菜など、食材が触れるまな板はいつも清潔にしておきたいですよね。
じつは、生肉や魚には食中毒を起こす菌が付着していることもあるため、まな板は食材によって使い分けるのがベストです。
今回は、まな板の必要枚数や使い分け方を解説します。
また、まな板1枚でも衛生的に使える便利なアイテムや、食中毒を予防できる調理時の工夫についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事を読めば、自分に合ったまな板の枚数と、まな板を衛生的にたもつ方法がわかります。
まな板を使い分けるメリット3選
「まな板を使い分ける理由ってなに?」と疑問に思う人もいるでしょう。
まな板を使い分けるメリットには、以下のような理由があります。
- 食中毒予防になる
- 味や臭い移りを防げる
- 切った食材を移動させる手間がはぶける
順番に解説します。
食中毒予防になる
生肉や魚には食中毒を引き起こす菌が付着していることがあり、それを切ったまな板や包丁にも菌が付着します。
まな板を使い分けると、菌がほかの食材に付着するのを防げて衛生的です。
ただ、まな板が1枚しかないと、生肉や魚を切ったまな板で野菜や果物を切る必要がありますよね。
しっかり洗浄・消毒すれば問題ないのですが、調理中に何度もまな板を洗うのは面倒かつ菌が残ることもあるので、まな板は使い分けるのがベストです。
味や臭い移りを防げる
玉ねぎやニンニクなど風味の強い食材は、まな板に味や臭いが移りやすいです。
しっかり洗ったつもりでも、そのまな板でリンゴを切ると玉ねぎ風味のリンゴになることも。
このように、1枚のまな板で複数の食材を切ると味や臭いが移りやすいため、まな板は使い分けるのがオススメです。
切った食材を移動させる手間がはぶける
まな板が1枚しかないと、切った後の食材置き場に困りますよね。
ボウルやザルに移して、切るスペースを確保するのが面倒に感じることも…。
まな板が複数あれば、ほかのまな板を使えばいいのでラクです。
つまり、まな板を食材置きにすることで食材を移動させる手間がはぶけるわけです。
まな板は何枚必要?枚数ごとの使い分け方3選
「まな板は何枚必要で、どのように使い分けるといいんだろう?」と疑問に思う人もいるでしょう。ここでは、まな板の枚数ごとの使い分け方3選を紹介します。
- 【4枚】肉・魚・野菜・調理済み食材で使い分ける
- 【2枚】生ものとそれ以外で使い分ける
- 【1枚】まな板の表と裏で使い分ける
使い勝手や管理のしやすさで、自分に合う枚数を選んでみてください。
【4枚】肉・魚・野菜・調理済み食材で使い分ける
衛生面や臭い移りが気になる人は、肉・魚・野菜・調理済み食材(ハムやちくわなど)の4枚で使い分けるといいですよ。
食材ごとに色分けされたものや食材のマークが入ったものなど、4枚セットで販売されている商品も多いです。
4枚で使い分ければ、食中毒の心配はありませんね!
【2枚】生ものとそれ以外で使い分ける
「4枚管理するのは大変そう…でも食中毒はこわい」という人は、2枚を使い分けるのがオススメです。
使い方は「生もの」と「それ以外」で分けるといいでしょう。
たとえば、生肉と魚は臭い移りしにくいプラスチック製のまな板、それ以外は木製のまな板という感じです。
2枚なら管理もしやすく、調理中にまな板がたりなくて困ることもないでしょう。
【1枚】まな板の表と裏で使い分ける
「料理はそんなにしないから、まな板1枚でやりくりしたい」という人は、まな板の表と裏で使い分けるのも手です。
表裏で使い分けるときは「生もの」と「それ以外」の面を決めて、見分けられるよう印をつけておきましょう。
ほかにも、表裏で使い分けるときは、以下のことに気をつけてください。
- まな板を置く台をいつも清潔にしておく
- 生ものを切ったときの汁が、野菜を切る面に流れないように気をつける
1枚だと管理はラクですが、複数枚を使い分けるのに比べて食中毒のリスクがあります。
便利なアイテムを活用すれば、1枚でも衛生的にまな板を使えますよ!
まな板を使い分けるのは面倒!1枚でも衛生的に使う工夫4選
「まな板を使い分けないで、衛生的に使う方法が知りたい」という人もいるでしょう。
そんな人は、以下のような工夫や便利なアイテムを活用すれば、まな板を使い分けなくても1枚でやりくりできますよ。
- 野菜を切ってから肉や魚を切る
- 牛乳パックやジュースのパックを活用する
- まな板シートを活用する
- キッチンばさみを活用する
順番に解説します。
野菜を切ってから肉や魚を切る
食材を切る順番に気をつけるだけで、食中毒は予防できます。
生肉や魚の菌が野菜につかないよう、まずは野菜を切ってから生ものを切ると安全です。
野菜を先に切れば、まな板を洗剤で洗う手間もはぶけます。
生ものを先に切った場合は、必ず洗剤でまな板と包丁をしっかり洗い、熱湯消毒してから使うようにしてください。
牛乳パックやジュースのパックを活用する
牛乳パックやジュースのパックを洗って切り広げておけば、使い捨てのまな板になって便利です。
パック上で下味をつける、小麦粉をまぶすなどの下処理もできます!
まな板を汚さないから洗い物もラクだし、パックは使い捨てできるので衛生的です。
まな板シートを活用する
牛乳やジュースのパックは、使いたいときにないことも…。
40枚入りのまな板シートを常備しておけば、いつでもまな板に敷いて使えます。
まな板の汚れや臭い移りをガードする人気のシートに、おしゃれなグラフチェック柄が新登場。
食材ごとにまな板を洗わなくても、シートを取りかえるだけでサッと次の食材を切れるので、調理の時短にも貢献します!
魚や肉を切る以外にも、小麦粉や下味つけにも使えて◎
北欧っぽいおしゃれな柄なので、おすそわけのラッピングにするのもオススメです。
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敷くだけでまな板汚れを防ぐ人気のシートがロール状になりました!
好きな長さで使えるから、広く敷くも少量敷くも思いのまま。
シートを変えれば別の食材が切れるから、調理中にまな板を洗う手間もはぶけます♪
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キッチンばさみを活用する
キッチンばさみを活用すれば、まな板や包丁の衛生面を気にしなくてすみます!
洗い物も減って調理の時短にもなるから一石二鳥ですよ。
野菜やお肉、ピザなどいろいろな食材のカットに便利なキッチンばさみ。
カーブがかった長い刃先のキッチンばさみで食材がずれにくく、平らなところでも切りやすいので調理がサクサクはかどります♪
バットや調理皿はもちろん、お鍋やフライパンの上から食材をカットできてまな板いらず。
アウトドアでも活躍します!
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【素材別】まな板を清潔にたもつ洗い方
いくらまな板を使い分けていても、まな板自体が汚いと意味がありません。
ここでは、まな板を清潔にたもつ洗い方について素材別に解説します。
- 木のまな板の洗い方
- プラスチック製まな板の洗い方
順番に見ていきましょう。
木のまな板の洗い方
木のまな板は食材の汁が染み込みやすく、臭いや色がうつりやすいため、使用後はなるべく早く洗いましょう。
木のまな板は、洗剤を使わずタワシで洗うのが基本です。
タワシは繊維が細かいので、木の目の隙間に入ってしっかりと汚れをかき出してくれます。
肉や魚を切ったときの臭いや汚れが気になるときは、少量の食器用洗剤をつけたスポンジで洗い、よくすすぎます。
洗ったあとは布巾やキッチンペーパーでよく拭き、しっかり乾燥させてください。
しっかり洗っても臭いが気になる人は、まな板にも使える消臭スプレーがオススメです。
肉料理、魚料理、揚げもの料理、それぞれの臭いにあわせた消臭成分を配合したスプレー。
キッチンやリビングをいい香りでリフレッシュ!
天然由来成分配合だから、まな板にも使用できます。
まな板に使用するときは、スプレー後に水で洗い流してください。
それぞれ異なる香りつきで、リラックスできる空間をつくります♪
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プラスチック製まな板の洗い方
プラスチック製のまな板は水分を吸わないため、木のまな板よりは雑菌が繁殖しにくいですが、お手入れをさぼると傷からカビが発生してしまうこともあります。
とくに白いまな板だと傷やカビが目立つので注意しましょう。
プラスチック製まな板の基本の洗い方は、食器用洗剤をつけたスポンジで洗って乾かせばOKです。
週に1回は本格的な除菌をすると菌の繁殖を抑え、きれいに保てます。
まな板の詳しい除菌法を知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
「お手入れを簡単にすませたい」という人は、雑菌が繁殖しにくい抗菌タイプのまな板がオススメです。
薄くてたためるまな板は、食材を切ったら、折って集めてお鍋にインする流れがスムーズ!
薬味を切るときは、たたんだ状態で半分サイズでも使えます。
食洗機で洗えるから洗い物もラクちん♪自立するので、乾かす場所を選ばないところも◎
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まな板を清潔にたもつコツ3つ
まな板を清潔にたもつコツ3つは、以下のとおりです。
- まな板は濡らしてから使うと汚れや臭いを抑えられる
- 包丁やスポンジも清潔にたもつ
- 洗った後は、しっかり乾燥させる
順番に見ていきましょう。
まな板は濡らしてから使うと汚れや臭いを抑えられる
木のまな板は乾燥したまま使うと、食材の色や臭いが移りやすいです。
魚の汁や肉汁を一度吸い込んだまな板は、臭いや汚れがなかなか取れません。
まな板をできるだけ汚さないためには、使う前に水で濡らし、清潔な布巾やキッチンペーパーで軽く拭くことが重要です。
まな板に水の膜ができて、食材の臭いや色が移りにくくなります。
汚れも落ちやすくなるので、後片付けもラクになりますよ♪
包丁やスポンジも清潔にたもつ
せっかくまな板がきれいでも、雑菌の繁殖したスポンジや包丁を使っていたら食中毒の危険があります。ここでは、包丁やスポンジを清潔にたもつ毎日のお手入れ方法を解説します。
【包丁の洗い方】
包丁は使い終わったら、食器用洗剤がついたスポンジで早めに洗いましょう。洗った後は、清潔な布巾やキッチンペーパーで拭いて自然乾燥させるとさびにくいです。
【スポンジの洗い方】
スポンジについた食べかすをとって、食器用洗剤をつけてよくもみ洗いしてください。水で洗ったら水気を切って、風通しのいい日陰で乾かしましょう。
スポンジは雑菌がわきやすいので、1ヶ月に1回は交換することをオススメします。まな板にふれるキッチンツールもきれいにすれば、食中毒予防になりますよ♪
洗った後は、しっかり乾燥させる
まな板を洗ったら、清潔な布巾やキッチンペーパーでふいて、風通しのいい場所で自然乾燥させると菌の繁殖を抑えられます。とくに木のまな板は、濡れたまま放置するとカビがはえやすいので、しっかり水気を拭きましょう。
また、木のまな板は、直射日光に当てたり乾燥機に入れたりすると変形する恐れがあるので注意してください。
「まな板を乾かすスペースがない」「簡単にお手入れできるまな板がいい」という人は、食洗機対応のひっかけられるまな板がオススメです。
適度な弾力性があり、傷つきにくい熱可塑性ポリウレタン素材のカッティングボード。厚さは約2mmと薄く、食材をお鍋まで移動するのもらくらく♪
穴があるから、使用後は乾かしながら収納できるところもポイント!使うときもサッと取り出せます。
周囲の溝で、汁こぼれを最小限に抑える効果もあって優秀◎クリームとグリーンがあるから、食材によって色を使い分けるのもオススメです。
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鍋ぶたや包丁も収納できるスタンドは、まな板を乾かしながら収納するのにもぴったり!
まな板や包丁を置ける収納スタンドは、調理中の鍋ぶたの一時置きとしても便利。
料理中、「ツールに食器に食材に…」と散らかりがちなキッチン、立てる収納があるだけですっきりし、お料理の手際もアップします♪
コンパクトなデザインで、まな板と包丁をすっきり立てられます。脚部分に滑り止めがついているので、安定感があるところも◎
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まとめ
まな板を使い分けると、食中毒や食材の臭い移りなどを予防できます。
ただ、まな板の枚数が多くなるとお手入れや管理が大変なので、調理時の工夫や便利なアイテムを使って少ない枚数でやりくりするのも手です。
まな板1枚でも衛生的に使う工夫として、以下の方法を紹介しました。
- 野菜を切ってから肉や魚を切る
- 牛乳パックやジュースのパックを活用する
- まな板シートを活用する
- キッチンばさみを活用する
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