自家製燻製の作り方5選｜フライパンで10分の簡単燻製レシピも紹介

「燻製を作ってみたいけど、めんどくさそう…」と思っていませんか？

実は、家にあるものや100均にある道具を使えば、初心者でも簡単に燻製が作れます！

今回は、自家製燻製の作り方5選やフライパンでできる簡単燻製レシピ6選を紹介！

この記事を読めば、初心者でも自宅で簡単に燻製が作れるようになります♪

「BBQやキャンプで燻製を作ってみたい」「お酒に合う燻製おつまみを作ってみたい」という人は、ぜひ参考にしてください。

この記事でご紹介する商品はこちら

食材と一緒に入れておくだけ！　手軽に燻製風味が楽しめるスモークフレーバーパックの会

月1セット ¥1,280（+10% ¥1,408）

※商品については、販売状況により「販売終了」することもありますので、各商品ページでご確認ください。

燻製（くんせい）の方法3つ

燻製とは、食材を煙でいぶす調理法です。
卵やチーズなどの安い食材でも、燻製にすることで独特の味わいと香りが楽しめますよ♪
燻製の作り方には、以下3つの方法があります。

• 熱燻（ねっくん）
• 温燻（おんくん）
• 冷燻（れいくん）

燻製の方法によって、必要な器具や適した食材は異なります。

順番に見ていきましょう。

【キャンプやBBQにオススメ】熱燻（ねっくん）

熱燻は、80℃以上の高温で10分〜1時間程度いぶす方法です。
熱燻に必要な材料と手順、適した食材は以下のとおりです。

【材料・道具】

• スモークチップ
• ガスコンロや電熱器
• 燻製器

【作り方の手順】

1. 燻製器にスモークチップをセットする
2. 網に好きな具材をのせる
3. スモークチップをガスコンロなどで熱し、煙で10分～1時間いぶす

【熱燻に適した食材】

• チキン
• ベーコン
• 生魚

加熱するため、生ものでもしっかり火が通るから初心者でも安心です。
10分〜1時間と短時間で作れるため、BBQやキャンプなどのアウトドアに向いています。
食材の水分が抜けにくく保存には向きませんが、ジューシーに仕上がります。

【初心者向き】温燻（おんくん）

温燻は、30℃〜80℃の煙で数時間〜1日いぶす方法で、もっとも一般的な燻製方法です。
温燻に必要な材料と手順、適した食材は以下のとおりです。

【材料・道具】

• スモークウッド
• ガスバーナー
• 燻製器

【作り方の手順】

1. 燻製器に好きな具材をセットする
2. ガスバーナーでスモークウッドを燃やす
3. スモークウッドをセットして数時間～1日いぶす

【温燻に適した食材】

• ベーコン
• ソーセージ
• 卵
• チーズ

低温でいぶすため、熱燻よりも水分が抜けやすく、1日〜5日ほど日持ちします。
熱燻だと溶けやすいチーズも、温燻ならきれいに仕上がりますよ♪

【上級者向き】冷燻（れいくん）

冷燻は、15℃〜30℃以内の低温で2週間〜数ヶ月いぶす方法です。
長期間いぶすため、水分はほとんど抜け、保存性は高くなります。
大型の燻製器が必要で温度管理が難しいことから、上級者向けの燻製方法といえます。
今回は、自宅で6時間で作れるスモークサーモンの冷燻法を紹介します。

【材料・道具】

• サーモンのさく
• スモークチップ
• ガスコンロや電熱器
• 燻製器
• マルチパン
• 網
• 氷

【作り方の手順】

1. 蜂蜜、塩、黒こしょうをサーモンにすりこんで3時間おく
2. 蜂蜜、塩、黒こしょうを水で洗い流す
3. サーモンの水気をキッチンペーパーでふく
4. 燻製器にスモークチップを敷いて、ガスコンロなどで熱する
5. 煙が出てきたらマルチパン（煙を通す穴があいた器）を置き、氷をマルチパンの底が隠れるように入れる
6. 5の上に網を置き、網の上にサーモンをのせる
7. フタをして30分いぶす
8. サーモンをとり出し、3時間～6時間ほど冷蔵庫で乾燥させる

【冷燻に適した食材】

• 生ハム
• ドライソーセージ
• スモークサーモン

燻製器内の温度を30度以下にたもつため、氷が必要です。
マルチパンに氷を入れてフタをしたら、弱火か火を消していぶしましょう。

手作り燻製器の簡単な作り方5選

燻製を作ってみたいけど、家に燻製器がない人も多いでしょう。
ここでは、家にあるものや100均にある材料で、手軽に燻製器が作れる方法を5つ紹介します。

• ダンボールを使う
• 一斗缶を使う
• ステンレス製ボウルを使う
• フライパンを使う
• 鍋を使う

順番に見ていきましょう。

手作り燻製器の作り方①ダンボールを使う

ダンボール燻製器の作り方は、以下のとおりです。

【用意するもの】

• 大きめのダンボール
• BBQ用の網
• 割りばし
• ガムテープ
• スモークウッド

【燻製器の作り方】

1. ダンボールの上下を外側に開くようにしておく
2. ダンボールの内側の四隅にわりばしを何本か貫通させ、そのうえに網を置く

【燻製方法】

1. 網の上に食材をのせ、ダンボールのフタを少し開けた状態でガムテープで閉じる
2. ダンボールの下から火がついたスモークウッドを入れていぶす

ダンボール燻製器では、スモークウッドを使った温燻が楽しめます。

直火を使わないから、初心者でも安全に燻製が作れますよ♪

ただし、食材によっては脂が落ちてダンボールが燃える可能性もあるため、目を離さないようにしましょう。

手作り燻製器の作り方②一斗缶を使う

一斗缶燻製器の作り方は、以下のとおりです。

【用意するもの】

• 一斗缶
• ヤスリ
• ボルト
• ナット
• BBQの網

【燻製器の作り方】

1. 一斗缶の穴を開けるところにペンで印をつける
2. 印にドリルで穴をあける
3. ドリルで穴をあけた際に出たギザギザをヤスリで削る
4. ボルトとナットを穴にセットし、網置きを作る

【燻製方法】

一斗缶燻製器は、温燻と熱燻の両方が楽しめます。

温燻する場合は、スモークウッドに火をつけ、一斗缶の一番下に置いていぶします。

熱燻の方法は、以下のとおりです。

1. 網の上に好きな具材をのせる
2. アルミホイルの上にのせたスモークチップを一斗缶の一番下に置く
3. コンロの上に一斗缶をのせて火をつける

最初は強火、煙が出てきたら中火にし、15〜20分いぶしましょう。

手作り燻製器の作り方③ステンレス製ボウルを使う

ステンレス製のボウルを使った燻製器の作り方は、以下のとおりです。

【用意するもの】

• ステンレス製ボウル2つ
• 網
• スモークウッド

【燻製器の作り方】

ステンレス製ボウルの間に網をはさむ

【燻製方法】

1. ステンレス製ボウルの上に網をセットする
2. 網の上に好きな具材をのせる
3. 下のボウルに火をつけたスモークウッドをセットする
4. 上のボウルでフタをする

ボウルを重ねるだけの簡単な燻製器なので、初心者でもマネしやすいです。

ボウルが熱くなるので、やけどには注意してください！

手作り燻製器の作り方④フライパンを使う

不要なフライパンがあれば、簡単に熱燻を試せますよ♪

【用意するもの】

• 不要なフライパンとフタ
• フライパンの直径より2～3cm小さい網
• スモークウッド
• アルミホイル

【燻製器の作り方】

• アルミホイルの上にスモークウッドを敷いて、フライパンに置く
• その上に網をセットする

【燻製方法】

1. 網の上に好きな食材をのせてフタをする
2. 1を火にかける

スモークチップや金網をのせるため、フライパンはできるだけ深さのあるものがオススメ。

一度燻製に使うとなかなかにおいが取れないので、不要なフライパンを使って燻製用にするといいですよ。

煙が出てきたら弱火で10〜15分燻してください。

手作り燻製器の作り方⑤鍋を使う

鍋を使った燻製器の作り方は、以下のとおりです。

【用意するもの】

• 底の深い片手鍋
• 粉ふるい
• スポンジ型
• フタ
• スモークチップ

【燻製器の作り方】

1. 鍋底にアルミホイルを敷き、そのうえにスモークチップをのせる
2. 鍋の上に、底をはずしたスポンジ型をのせる
3. 2の上に粉ふるいをのせる
4. フタをする

【燻製方法】

1. 網の上に好きな食材をのせてフタをする
2. 1を火にかける

重ねるだけで簡単に熱燻が楽しめます。
安定感はないので、崩れないように重ねてくださいね。
室内で行う場合は、部屋に燻製のにおいが充満しやすいので、しっかり換気をしましょう。

初心者は市販の燻製器を使うのも手

燻製器を作るのが面倒、燻製時のにおいや煙が気になるという人は、専用の燻製器を買うのも手です。
IH対応のものや、煙が出にくいタイプも販売されているので、ストレスなく燻製が楽しめます♪
予算に余裕があるなら、家電タイプのロースターがオススメです。
メニューに合わせてタイマーを合わせれば、あとは出来上がりを待つだけ！
庫内にファンがついており、煙が出にくい仕組みだから家の中でも快適に調理できます。

フライパンで10分！オススメの手作り燻製レシピ6選

フライパン燻製は熱燻でおこなうため、短時間でいぶせる食材が向いています。

水分が少なく乾燥してうまみが凝縮されているナッツやドライフルーツ、適度に油を含む肉や魚などです。

ここでは、フライパンがあれば10分で作れる「オススメの燻製レシピ」を6つ紹介します。

• ベーコンの燻製
• チーズの燻製
• サーモンの燻製
• うずら卵の燻製
• ステーキの燻製
• ミックスナッツの燻製

順番に見ていきましょう。

ベーコンの燻製

豚バラブロック肉からベーコンを作る本格的な燻製は、工程が多く、完成までに2週間ほどかかります。

ここでは、市販のブロックベーコンでできる簡単な燻製方法を解説します。

【ベーコンの燻製の作り方】

1. キッチンペーパーでベーコン表面の水分をしっかりふきとる
2. ブラックペッパーをベーコン全体にふって、2時間冷蔵庫で保存
3. 冷蔵庫から取り出し、キッチンペーパーで水気をふく
4. アルミホイルにスモークチップをのせ、フライパンにセット
5. チップの上にアルミホイルをかぶせる
6. フライパンに網をセットし、ベーコンをのせてフタをし、10分加熱する

ベーコンの水分をしっかり抜かないと、燻製にしたときに酸っぱくなってしまうので注意しましょう。

はじめは強火で加熱し、煙が出たら弱めの中火にしてください。

200円程度の安いベーコンで絶品おつまみが作れます！ぜひお試しください♪

チーズの燻製

スーパーやコンビニで手に入るチーズも燻製に向いています。

プロセスチーズやクリームチーズは溶けにくく、きれいに色づくのでとくにオススメです。

【チーズの燻製の作り方】

1. フライパンにアルミホイルを敷き、スモークチップをのせる
2. 網をフライパンにセットし、包装をとったチーズをのせる
3. 火にかけて10分加熱する

チーズが溶ける心配がある場合は、アルミホイルをチーズの下に敷くと安心です。

サーモンの燻製

スモークサーモンの作り方は、以下のとおりです。

1. 刺身用のサーモンのサクを用意する
2. 全体に塩をふって30分おき、キッチンペーパーで水気をふきとる
3. 冷蔵庫で3時間～1日おく
4. アルミホイルのうえにスモークチップを敷き、フライパンにセットする
5. フライパンに網をセットする
6. フライパンを中火にかけ、煙が出たら火を消してサーモンを網にのせる
7. フタをし、5分いぶす
8. サーモンを取り出し、すぐに冷蔵庫で冷やす

ポイントはしっかり乾燥させること。

乾燥具合によって、同じ時間燻しても火の通りが違います。

「乾燥がたりない」「火加減が強すぎる」「いぶす時間が長すぎる」といった場合、焼き鮭になることもあるので注意しましょう。

うずら卵の燻製

うずら卵は、ゆでてあるものが手軽でオススメです。

うずら卵の燻製の作り方は、以下のとおりです。

1. ゆでたうずらの卵に塩をふり、10分程度おく
2. キッチンペーパーで表面の水分をふく
3. アルミホイルのうえにスモークチップを敷き、フライパンにセットする
4. フライパンに網をセットし、その上にアルミホイルを敷いて卵をのせる
5. 煙がではじめたら、中火から弱火にして10分いぶす

一口サイズでおつまみやパーティーにもぴったり！

燻製前にめんつゆに漬け込んでおくと、さらにおいしく仕上がりますよ♪

ステーキの燻製

リッチなおつまみがほしいときにオススメなのが、ステーキの燻製です。

作り方は、以下のとおりです。

1. 肉の両面に塩こしょうをして、風通しのよい場所で30分乾かす
2. アルミホイルのうえにスモークチップを敷き、スモークチップの上にもアルミホイルを敷く
3. 2をフライパンにセットする
4. フライパンに網をセットし、その上にステーキをのせる
5. 強火で加熱し、煙が出たら弱火にして10分いぶす

肉の脂がスモークチップに落ちないよう、チップの上にアルミホイルをかぶせておきましょう。

また、スモークしすぎると肉が硬くなってしまうので、いぶす時間は10分程度がベストです。

お酒に合うステーキが簡単に作れるので、ぜひ試してみてください♪

ミックスナッツの燻製

おつまみにぴったりで、簡単に作れるのがミックスナッツの燻製です。

作り方は、以下のとおりです。

1. アルミホイルのうえにスモークチップを敷き、フライパンにセットする
2. 網をフライパンにセットする
3. アルミホイルでミックスナッツを入れる器をつくる
4. 3を網の上にのせて強火で加熱する
5. 煙がたってきたら、弱火で10分いぶす

ナッツは最初から乾燥しているから、乾燥させる手間がはぶけるのもうれしいポイントです♪

スモークチップやスモークウッドはないけど、今すぐ燻製を楽しみたいという人は、食材に簡単にスモークフレーバーをつけられるアイテムが便利です。

お好みの食材にスモーク風味を手軽につけられる食品用の燻製香料。

カプセルをつぶして一緒に保存しておくだけで、お店みたいに凝ったおしゃれメニューが完成♪

生ハム・ナッツ・たくあん・チーズなど、食材ごとに適した保存方法で2〜3日寝かせておくと、スモークオイルの香りがつきます！

おうち飲みのおつまみにぴったりです♪

食材と一緒に入れておくだけ！　手軽に燻製風味が楽しめるスモークフレーバーパックの会

月1セット ¥1,280（+10% ¥1,408）

まとめ

燻製器がなくても、手作り燻製が作れる方法として、以下の5つを紹介しました。

• ダンボールを使う
• 一斗缶を使う
• ステンレス製ボウルを使う
• フライパンを使う
• 鍋を使う

家にあるものや100均にある材料で、初心者でも10分で燻製が作れる方法もあります。

フェリシモ「Kraso（クラソ）」では、今回ご紹介した商品以外にも、さまざまなおしゃれなグッズが揃っています。

気になる人は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね！

フェリシモの雑貨Kraso（クラソ）