世界中を旅するチョコバイヤー みりとのコラボ最新作!

こんにちは、日本職人プロジェクトリーダーの山猫です。

日本のモノづくりを通して、たくさんの素敵な物語を伝えるために続けてきた「日本職人プロジェクト」。誰かの「好き」「欲しい」をカタチにした、ここにしかないプロダクトを生み出しています。

さて、今年もチョコレートバイヤー みりと一緒に最高のレザーアイテムを企画しました。どれも日本職人プロジェクト最新モデルの、スペシャルアレンジ3モデル。ロングセラーのリニューアル版など、チョコづくしでお届けします。

みりさん企画の個性的な鞄が、ことごとく大ヒット!

チョコレートバイヤーとして、世界中を飛び回るバイヤー みり。フェリシモの『幸福のチョコレート』カタログ&WEBで日本初登場のチョコを次々と紹介し、最近はメディアに登場することも多い人気バイヤーです。以前会社の席が近かったこともあり、みりさんと山猫とはもうかなり長いお付き合い。(山猫が入社したときの1年上の先輩で、お好み焼きに連れて行ってもらった想い出があります) 日本職人プロジェクトでも、初期のころから一緒にモノづくりをしてきました。みりさんのリクエストは「山猫くん、私が欲しい機能はこれとこれとこれ! 色はこんな感じで!」と、いつも具体的。私はこう使いたい!というのがすごく明確なんです。

鞄デザイナーの小林弓子さん(右)との打ち合わせで、リクエストを伝えるチョコレートバイヤー みりさん(左)。

例えば、約10年前に企画した初代の「チョコレートバイヤー理想のお仕事バッグ」。これは、海外出張で「商談相手をワオー!?とびっくりさせたい」という要望から、裏地に和柄ファブリックを使いました。ほかにも、「空港やバスの中で、重い鞄をさっと引き寄せるため」に持ち手をひとつだけにするなど、みりさんならではのアイデアを盛り込んだ、とても個性的な鞄になりました。(そして、これが記録的な大ヒットに!)

「男性用ビジネスバッグではなく、女性に似合う革鞄がほしかった」と言うみりさんと企画した、初代のお仕事バッグ。

ほかにも、「旅先でちょっといいレストランに持って行ける軽い鞄」「週末の買い出しに、ワインや食材がどっさり入るマルシェ鞄」などなど、これまでたくさんの名品が誕生。そのどれもが、リニューアルを繰り返して長く愛されるロングセラーになっています。そしてみりさんご自身も、どのアイテムもずっと愛用してくれています。

チョコ旅お休み中に生まれた、まったく新しい日常鞄。

そして今回は、みりさんと久しぶりに企画した新アイテムが登場します。まずひとつは、2022年秋のお届け便にデビューした「ワークバルク鞄」のホワイトバージョン。実はこのアイテム、これまでとは少し違うコンセプトから生まれたもの。一緒にモノづくりをはじめて10年、時代の変化に対応して誕生しました。

まだ見ぬチョコレートを探して、世界各国を旅していたみりさん。しかしコロナ禍になり、チョコの旅はお休みに。かわりに在宅ワークや国内出張が増え、出社の日のランチはお弁当を持参するなど、これまでとは生活スタイルが大きく変わりました。(ずっと毎日外食されていたのに、キャベツの千切りが上手になったそうです)

そんなみりさんから、「海外ではなくて、身近で動きまわれるお仕事鞄を作ってもいい?」と声を掛けてもらったのが、企画の始まり。聞くと、普段のお仕事のほかに、取材や講演会の機会も多く、「フェリシモ チョコレートミュージアム」の開業準備にも追われているとのこと。(ミュージアムは2021年10月に無事オープンしました!)これは、今までにない新しいお仕事鞄ができるのでは!?と思った山猫は、「“いま”のみりさんの日常に合う、本当に欲しい鞄を作りましょう!」とお答えしました。そして、初めて「海外に行かないみりさんの鞄」企画がスタートしました。

しばらくしてみりさんから渡されたのは、リクエストを詳細に記した一枚のデザイン画。サイズまでしっかり書き込まれ、もはやできあがりが見えるほどの完成度でした。そのデザイン画をもとに作ってもらった試作品は、まさにイメージ通り。一週間ほどみりさんに使ってもらったところ、「これ、最高! 最高!どこに行くにもこれと一緒の一週間だった。もう手放せない!」と絶賛してもらいました。

みりさん手描きのイラストと熱いプレゼンに基づいて、小林さんがデザインを起こしてくださいました。

みりさんのリクエストは、取り出しやすく、置きやすく、持ち歩きやすいスクエアタイプ。「在宅ワークのときは机の横に置いて資料をポンポン入れて、出社の日はそのまま持って行けるように」というアイデアから、まるで四角い箱のような形になりました。「チョコレートの箱をたくさん持ち歩くから、幅のしっかりあるもので! 底部分には芯材もしっかり入れてほしい」ということで、サイドと底まちはたっぷり広く、お弁当箱も余裕でおさまります。

仕事の荷物があれこれどっさり入るので、「まとめる」という意味合いの「バルク(bulk)」から、「ワークバルクバッグ」と命名。

必要なものをすぐ取り出せるように、ファスナーもふたも付けない仕様に。ご本人も「海外ではスリに合わないのが絶対条件だから、最初はちょっと不安だった」そうですが、使ってみると「おやつをコンビニで買ってもすぐ入れられるし、すぐ出せるし、すごくラク!!」とのこと。なんでもパカパカ入れられるって、こんなに便利なんだ!と実感したとおっしゃいます。

「なんでも入ってめっちゃラク!こんな鞄はひとつも持ってなかった」とみりさん。もちもちとした握り心地の持ち手もポイントです。

「多すぎないのがポイント」というポケットは、外側に2つ、内側に4つ。外ポケットのひとつは深めにしたのでスマホの収納に便利です。内側のポケットはICカードやカギなどの収納にぴったり。

両サイドの外ポケットは、すぐ取り出したいものや、迷子にしたくないものの収納に。

カラーは、気分が上がる鮮やかな白! ホワイトチョコのカラーです。実は初代モデルの企画の際、初めに上がってきた試作品は白。みりさんご自身もお気に入りのカラーでしたが、初代モデルは「王道のチョコ色で!」ということで、ホワイチョコは今回満を持してのデビューとなりました。

上品なスタイルながら、チョコ柄の遊び心がさりげないアクセントに。

ホワイトにチョコ柄の刻印を施した、とてもキュートな仕上がり。実はこのチョコ柄も、みりさんによる手描きです。イラストが得意なみりさんの手描きから金型を起こし、革に型押しをしています。

板チョコの型押しは、手描きならではのあたたかみのあるラインが魅力。

「どこでも置けるように!」と必須だった底ビョウ金具は、チョコレートの粒みたいなパーツを手配。見えない部分まで、しっかりチョコにこだわります。

4粒のチョコをあしらったみたいな、かわいい底ビョウ金具。

心ときめく春にぴったりのホワイトチョコな鞄。白の軽やかさで、春の着こなしを明るく彩ります。

ほぼ板チョコ! スリムになったギャルソン財布。

続いて紹介するのは、チョコ柄の型押し革を使ったお財布です。みりさんコラボのチョコなお財布シリーズは、日本職人プロジェクトのロングセラー。中でも、がばっと大きく開いて、中身がたっぷり入るギャルソン財布は大ヒットしました。

今回新たに企画したお財布は、そのギャルソン財布の最新版のスリムモデル。キャッシュレス化でコンパクトなお財布が主流になっているので、チョコ財布も時代に合わせてアップデートすることになりました。

がばっと大きく開くギャルソン財布の便利さはそのまま、厚みをおさえてぐっとスリムに変身。この薄さに大きく開く小銭入れを収めるのはかなり大変で、デザイナーさんや職人さんと何度も試行錯誤しました。

L字のファスナーを開くと、箱型の小銭入れがオープン。中身がひと目で見渡せます。

内側には、小銭ポケット1個、ワイドオープンポケット3個、オープンスペース1室、カードポケット6個、お札入れ1個 と収納力抜群。がばっと開いたら、そのままワンアクションで小銭入れもカードもさっと使えます。実際に試作品をみりさん自身が何度も使用して、改良を加えた自信作です。

この薄さからは想像もつかないほど、がばっとワイドに開きます。

完成までみんなで苦労を重ねた甲斐あって、ペタンと薄い、本物の板チョコみたいな仕上がりに。みりさんが本物のチョコレートと見比べながら選んだ、こだわりのチョコ色もさすがです。最初はマットな仕上がりのレザーを使用していたのですが、みりさんのリクエストもあり、ツヤや色がより本物のチョコレートに似ているものに変更しました。

奥が初回サンプル、手前がみりさんリクエストで改良を加えた2回目のサンプル。色味がぜんぜん違います!

やわらかい革なので中に芯材を入れて、カチッと仕上げました。芯材を入れたことで、型押しもくっきりときれいな仕上がりに。これまでのマットな革よりもオイルを含んでいる 分、陰影がついてより立体的に見えます。

みりさんのイラストから起こした金型(左)で、型押しを施したばかりのレザー。この時点でもう、板チョコ感たっぷり!

ちなみに、裏地はアクセントになるようファーストサンプルでは緑色で試作していたのですが、みりさんから、「山猫くん、中もチョコ色にしよう」と言われて、この色になりました。やっぱりチョコはチョコ、なんですね。

これは、裏地がまだ緑のときのサンプル。この試作品を今でも愛用中しているみりさん。(みりさん、ネイルもかわいいチョコ柄ですね)

薄くして、ツヤのある革を使って、芯材を入れたことで、歴代のチョコ財布シリーズで最も板チョコらしく仕上がりました。これはもう、どこから見ても板チョコ! 鞄から取り出すたびに、まわりの視線を集めそうです。

見た目はほぼ板チョコ。打ち合わせや撮影中も「かわいい!」と大人気でした。

ちなみにこちらは、「まんま板チョコ!」な写真を撮影してくださっている、カメラマンさん(左)とスタイリストさん(右)。あまりに本物っぽくて、「美味しそう~!」と言ってしまうほど。

この角度から見ると、もう完璧に板チョコ! スタイリストさん、この撮影のためにアルミ箔っぽい包装紙を手配してくださいました。おかげで高級チョコの雰囲気が再現できました。

究極の使いやすさを実現した、お仕事鞄の決定版!

そして最後に紹介する板チョコトートバッグは、なんと11代目! みりさんが「通勤用に使える鞄が欲しい」と理想を詰め込んだ鞄です。

最初の完成度がとても高かったので、色や素材を変えてさまざまなバリエーションを展開しつつも、これまでデザインはほぼ変更なし。究極の使いやすさを求めて作っただけあって、もはや理想形ともいえる仕上がりです。もちろん、みりさんご本人もずっと愛用されています。

11代目モデルのサンプルをチェックするみりさん。持ち手の長さが絶妙で、小わきにしっくり収まっているのがわかります。

11代目モデルも、ベースのデザインはそのまま。仕事の資料などがすっきりおさまる縦長フォルムは、日傘や水筒、お弁当のほか、みりさん愛読の雑誌(プロレス関係の雑誌が特にお好きです)も入ります。みりさんは最近は在宅ワークも多かったので、ノートPC、マウス、A4ファイルなどのお仕事道具を入れていたそうです。

トートバッグなのに、底ビョウ金具まで付いているのもポイント。「ワークバルク鞄」では四角の底ビョウ金具でしたが、こちらは半円の底ビョウ金具。

オールレザーの肩ひもは、少し細めに作っています。これは、「私はなで肩だから幅が太い持ち手はすぐズレる!」というみりさんが最もこだわった部分。肩にかけてもズレにくく、たくさん荷物を入れても安心です。

手持ちでも肩掛けでも持ちやすい、ほどよい長さの持ち手。

11代目モデルのポイントは、外側のポケット。いつもこのモデルでは外ポケットはひとつだけだったのですが、今回は両サイドにポケットを配置。うち片方を、スマホなどがすっぽり収まる深さにしました。(スマホのサイズによっては収納できないものもあります)

まちのないシンプルなサイドポケットにしたことで、四角いフォルムがより際立ちます。

内側には、5つの大きなポケット。深さのある鞄の中でも小物が行方不明にならず、中身が整理整頓しやすいのが魅力です。

小物の収納に便利なポケットも充実。バッグの口は、マグネットホック付き。

カチッとスクエアなフォルムは、大きな板チョコのよう。シックなブラウンのトートバッグと見せかけて、実はチョコ柄!なギャップにときめきます。春からの新しい場所でも、チョコ好きをさりげなく(?)アピールすることで、チョコ好きな友達ができるかも。

新生活は、チョコとみりさんのパワーを味方に。

チョコ旅に出るときは、スーツケースの中に入れるものは綿棒の本数からシャンプーの量まで、すべて決めているというみりさん。(スーツケースに入れる位置まで決まっているとのこと) 旅の前にはさまざまな鞄を何日も使い、その中からどれを連れて行くかを選ぶそうです。

試作品のバッグを実際に数日使ってみて、必ず使い心地をじっくり確かめるみりさん。

それだけ持ち物は厳選してこだわるみりさんだからこそ、バッグの企画にも説得力があります。今回も、実際に何日も試してもらって、しっかり使いやすい鞄に鍛えてもらいました。チョコ旅に行けない日常も新鮮に楽しんでいるみりさんのパワーが、鞄やお財布にもあらわれていると思います。

あふれるチョコ愛と、日常を楽しむ前向きさが詰まったみりさんのアイテムと一緒なら、毎日を元気に過ごせそうな気がします。そして、新しい出会いが増える春、バッグをきっかけに、会話が始まることもあるかもしれません。

チョコレートバイヤーと作った 職人本革のスリムギャルソン財布〈ブラウン〉

¥23,079

チョコレートバイヤーと作った 職人本革のトートバッグ〈ブラウン〉

¥30,222

チョコレートバイヤーと作った 職人本革のワークバルク鞄(かばん)〈ホワイト〉

¥28,354

日本のモノづくりを通してたくさんの素敵な物語を伝えるために続けてきた「日本職人プロジェクト」。2004年のスタート以来、様々な魅力的な方の想いと共に「物」語るアイテムを誕生させてきました。

プロジェクトリーダー 山猫

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