みなさまこんにちは。
ギフトショップ「ほんのき」バイヤーのここたまです。
先日、家族水入らずで過ごした夜のことです。
50代の母が、珍しく切ない表情でこう話し始めました。
「この歳になると、会いたい人になかなか会えなくなるよ。もうすぐ、遠くへ行ってしまったあの子の誕生日なんだけど、もう一緒に飲んだり話したりできないのよね……」
私は、母のこの言葉がしばらく頭から離れず、こんなことを考えました。
人生には、たくさんの「別れ」もある
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人生にはたくさんの出会いがあります。
就職、結婚etc. ライフステージの変化とともに出会いの機会は増すばかり。
しかしその一方で、たくさんの別れがあることも事実です。
空の向こうや遠く離れたどこかの地へ行ってしまい、もう会えない人たち。
どんなに距離があったとしても、同じ時間を共有してきた“いつまでも大切な存在”には変わりありません。
そんなあの人のことを、ふと思い出したとき。
今もどこかで元気にしているかな?と、思いをはせたとき――
誰かを想う時間は、かけがえのないひとときであることに気づかされます。
「想う時間」を、あの人と自分への贈りものに
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今回、バイヤーとしてわたしたちがご提案するのは「想う時間」の贈りものです。
あの人を想う時間を持つことで、心が通じ合えたきもちになる――
それは自分にとっても、きっとあの人にとっても、あたたかいきもちになれる贈りもののようなものだと信じています。
だから、心を通わせたい誰かを想いながらひとときを過ごせる、自分自身に贈るギフトを考えました。
ひと針ひと針に、想いをのせて
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お届けするのは、刺し子のフリークロスキットと針のセットです。
刺し子とは日本の伝統的な手芸技法の1つで、約500年ほど前に始まったといわれています。
刺し子ってむずかしそう……と思うかもしれませんが、初心者さんでも分かりやすい「作り方説明書」がついているのと、図案は布に印刷済みなので思うよりずっと簡単にできます。
また、刺し子針が付属になったキット商品は意外と珍しいのですが、道具を一からそろえなくてもいいように今回はセットにしました。ぜひ、刺し子をするのが初めての方にも手にしていただきたいです。
あの人のもとで、満開の桜が咲くことを願って
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刺し子の文様は、古くから日本人に愛されている桜のモチーフを選びました。
桜は寒い冬を乗り越えた春の始まりを告げるお花であり、一般的に開運招福や物事の始まりなどを表します。
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一緒に桜を見ることはもうかなわないけれど、あの人のもとで美しい桜が満開になりますように……。
そんなことを思いながらちくちくと、ひと針ひと針刺し進めて一枚のクロスにたくさんの桜を咲かせてみませんか。
できあがった刺し子のクロスは、ランチョンマットやふきんとして日常的に使うことはもちろん、額装して大切に飾ることもできます。
ラッピング
「ほんのき」のギフト商品は、各バイヤーがその商品に合わせて考えたラッピング資材もセットになっています。
今回は贈る相手がご自身なので、わたしたちからのお客さまへのきもちを込めて、ラッピングをした状態でお届けすることにしました。
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オフホワイトの上質紙でやさしく包み込み、「固い絆」という意味をもつ梅結びの水引で押さえています。
白を基調にしているので、あの人のイメージを重ねながら頭の中で自由に色づけてもらえたらうれしいです。
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あんな思い出やこんな思い出を胸に浮かびながら作った、あの人への想いがぎゅっと詰まった世界にひとつだけの一枚。
これはただの刺し子クロスではなく、きっとあの人と自分をつなぐ特別なものに。
みなさまにとって大切なあの人の心にも、ご自身の心にもたくさんの桜が咲き続けますように。
そう願いを込めて、お届けいたします。
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ほんのき 遠くへ行ってしまったあの人へ 「いつも想っているよ」と心を通わせるギフト
1セット ¥2,000(+10% ¥2,195)
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「ほんのき」バイヤー ここたま
歳は違えど、天真爛漫なところやおいしいものが大好きなところなど、なにかと似ている仲良しコンビ。知人には「なんだかふたりはそっくりだね!」なんて言われちゃうことも。先日は一緒に、同期のサプライズお誕生日会を決行しました。
この記事に登場したブランド
ギフトショップ「ほんのき」
暮らしの中のささやかな「ありがとう」や、ちょっとしたごあいさつなど。
「ほんのきもち」を贈るときに、ぴったりなお店です。
リボンをほどくときのときめきを、アメちゃんをあげるような気軽さで贈るのが好きなフェリシモ社員がバイヤーとなり、ラッピングキットとセットにして販売します。
ブランドサイト:ほんのき