「布団は自宅の洗濯機で丸洗いできるの?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
とくに夏の時期などは、汗で布団が黄ばんでくることもあると思います。
布団は適切な洗い方をしないと布の部分が傷ついてしまって綿が出てしまったり、しっかり汚れを落としきれません。
この記事では自宅の洗濯機での布団の洗い方についてまとめています。
他にも、布団を洗ったり干したりするときに便利なアイテムもご紹介しています。
布団の洗い方についてお悩みの方はぜひ参考にしてください♪
そもそも洗濯表示はどこで確認できるのか?
布団が丸洗いできるかを確認したい場合は、「洗濯表示」のタグを確認しましょう。
洗濯表示は消費者庁により2016年から以前より細かく変更されました。
現在は以下のとおり7分類41種類となっています。
・洗濯処理(14種類)・漂白処理(3種類)・タンブル乾燥(3種類)・自然乾燥(8種類)・アイロン仕上げ(4種類)・ドライクリーニング(5種類)・ウエットクリーニング(4種類) |
自宅の洗濯機で丸洗いができるかどうかは「洗濯処理」を確認しましょう。
表示 | 記号の意味 |
自宅の洗濯機で洗えます。数字は水温の上限を表し、下にある線が多いほど弱い設定で洗う必要があります。 | |
手合いができます。水温は40℃が上限になっています。 | |
家庭での洗濯が禁止です。 |
上記の洗濯処理の記号に「✕」が付いているものは家庭での洗濯ができないものとなっているので、クリーニングに出す必要があります。
洗濯表示を確認しないで洗濯してしまうと、生地が破れることもあるので洗う前に確認するようにしましょう!
布団を洗う方法は3つ
布団を洗う方法は大きく分けて以下の3つになります。
- 自宅で洗濯
- クリーニング
- コインランドリー
以下ではそれぞれのメリット・デメリットをまとめるので洗う際の参考にしてください!
メリット | デメリット | |
自宅で洗濯 | 洗濯の際に移動の手間がない | 正しい洗い方をしないと十分に洗えなかったり、布団を傷つけることもある |
クリーニング | 自宅の洗濯機では落とせないような汚れを落とせる。専用の機械を使うので、ダニの死骸・黄ばみなども落としやすい | 布団の持ち込みの手間がある洗濯の費用が布団1枚あたり3,000円~6,000円かかってしまう |
コインランドリー | 洗濯から乾燥まで数時間で完了するダニや菌を落としやすい | 布団の持ち込みの手間がある洗濯の費用が2,000円程度かかる |
自宅で洗濯
布団を自宅の洗濯機で洗濯するメリットは、他の方法と比べて布団の移動の手間がかからないことです。
ただし、適切でない洗い方をした場合は粗の腰が出たり、布団を傷つけてしまい、買い替えをする必要が出てくることもあります。
クリーニング
布団をクリーニングに出すメリットは、洗濯機では落とすことのできない汚れを落とせることです。また、専用の機械を使うので、ダニの死骸・黄ばみなどをしっかりと落とせます。
調査によると、83.7%のダニを死滅させることができるとされています。
一方、デメリットは布団の持込みの手間や、布団1枚あたり3,000円~6,000円の費用がかかってしまうことです。
年に1回など頻度を決めてクリーニングに出すとよいでしょう。
コインランドリー
コインランドリーは布団の持込みの手間はありますが、洗濯から乾燥まで数時間で完了するので、他の2つの洗濯方法より時間が節約できます。
費用は2,000円程度かかってしまいますが、クリーニングに出すことに比べると安く済ませられるのもメリットの1つです。
コインランドリーの乾燥器は温度が50℃以上のものが多く、自宅での洗濯に比べるとダニや菌をより死滅させられます。
ただし、真綿や羊毛などの素材、洗濯表示タグに洗濯禁止の記号がある場合はクリーニングに出しましょう。
自宅の洗濯機での洗い方
ここからは自宅の洗濯機での洗い方の手順を説明します。
布団の大きさと洗濯機の容量を確認して、容量に問題がなければ、必要なアイテムを準備して洗ってもらって大丈夫です。
以下で詳しく説明していきます♪
布団の大きさ・洗濯機の容量をチェック
品質表示や購入したお店の公式サイトで確認するなどして布団のサイズ・重さを確認します。
あわせて洗濯機の容量はどれくらいかをチェックします。
洗濯機の容量以上の重さの布団を無理に洗ってしまうと洗濯機に負担をかけてしまい、壊れる原因になります。
以下では標準的な自宅の洗濯機の容量と洗える布団の大きさを表にしました。
洗濯機の容量 | 洗える布団の大きさの目安 |
5kg | ・シングルサイズの肌掛け布団・シングルサイズの敷きパッド |
7~8kg | ・シングルサイズの掛け布団・セミダブルサイズの肌掛け・セミダブルサイズの合い掛け布団・セミダブルサイズの敷きパッド・ダブルサイズの敷きパッド |
10kg以上 | ・シングルサイズの掛け布団2枚・シングルサイズの厚手の掛布団1枚 |
また、洗濯機の形も注意が必要で、布団を洗う場合は洗浄力が強い縦型の洗濯機が向いています。
ドラム式の洗濯機の中には布団を洗えないタイプもあるので、購入時に店頭や公式サイトで記載されているので確認するようにしましょう。
布団を洗濯機で洗う際に準備するアイテム
布団を自宅の洗濯機で洗う際に準備するアイテムを紹介します。
準備するアイテムは以下の通りです。
- 洗剤
- 洗濯ネット
- 布団干し
洗剤は水に溶けやすい液体の中和洗剤を使いましょう。
羽毛布団はアルカリ性の洗剤を使うと、油分を取り過ぎてしまって乾かしたときにフワフワ感がなくなります。また、ネットは布団用やカーペット用のネットを用意し、洗濯しても布団が破れないようにスッポリ入るものにしましょう。
自宅で布団を洗濯した際は最後に布団を干す必要がありますが、室内で干したくてもスペースにお困りの方もいらっしゃると思います。
狭いスペースで干すのには折り畳めるランドリースタンドがオススメです!
省スペースで布団も干せる たたんでスリムなランドリースタンド
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1個 ¥4,500(+10% ¥4,950)
こちらの洗濯スタンドは、コンパクトな大きさで伸縮もできるため、狭い部屋でも気にせず使用できます。
部屋干しのスペースに困っている人におすすめの商品です◎
布団を洗濯機で洗う手順
洗濯に必要なアイテムまで準備できたら洗濯します。
以下の手順を守って脱水まで行ってみましょう♪
STEP1.布団を洗濯ネットに入れる
洗濯機に布団を洗濯ネットなしでそのまま入れてしまうと布団が傷ついてしまう可能性があります。
布団はサイズが大きいので、そのまま洗濯ネットの中に入れようとすると中々入りません。
縦方向に3つ折りにしてから、くるくると巻いていくと洗濯ネットに入れやすい形になります。
便利な布団専用の洗濯ネットを探している場合は、下記の商品がおすすめです!
縦型収納から洗濯まで幅広く使える ドーナツ型布団洗濯ネットの会
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月1枚 ¥880(+10% ¥968)
布団を洗濯ネットに入れると隅々まで洗えているのか心配になることもありますよね。
この洗濯ネットは、ドーナツ形で中が空洞なので水も洗剤もしっかり浸透します◎
衣替えの時期は、布団を洗濯ネットに入れたまま収納できるので布団専用袋を買う必要はありません。衣替えで布団を押し入れから出すときにそのまま洗濯もできるのでお手軽です♪
かぶせてくるり! 簡単装着 大物洗いが楽になる 布団洗濯ネットの会
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¥1,900(+10% ¥2,090) 月1個 ¥1,500(+10% ¥1,650)
こちらの洗濯ネットも、さっと四つ折りに畳んだ布団にかぶせてくるくる巻くだけで簡単に装着で着ちゃいます♪
自宅でこまめに布団を洗濯したいという方にはオススメです◎
STEP2.洗濯機に洗剤を入れる
布団を洗濯ネットに入れたら洗濯層に水を張って、その上から洗剤を入れます。
このとき、直接布団に洗剤をかけると色落ちの原因になるので注意が必要です。
STEP3.布団洗いコースで洗濯する
洗剤が全体に広がったところで、布団を入れましょう。
布団が浮かび上がってこないように水分を十分に染み込ませることがポイントです。
布団が浮き上がってきてしまうと洗濯機のフタの部分に引っかかり、故障の原因になります。
洗濯のモードは「大物洗い」や「毛布洗い」、「布団洗い」などを選択してください。
コース選択ができない洗濯機の場合は洗濯時間は6分程度、すすぎは2回、脱水は6分前後が目安の時間になります。
洗い終わったらすぐに干すようにしましょう。
布団の干し方
布団を洗い終えてもしっかり干さないとカビやダニが繁殖してしまう原因になります。
布団を1本の物干し竿にかけてしまうと、布団の重さで物干し竿が曲がってしまうこともあります。
なので、布団を干す際は2本の物差し竿を使ってM字型にかけるようにしましょう。
羽毛布団の場合は数時間ごとに軽くたたくことで、羽毛がほぐれてフワフワになります◎
また、布団をベランダで日干しされる方も多くいらっしゃいますが、日差しが強い環境で2時間以上天日干しすると色落ちの原因になるので気を付けましょう!
布団は室内で陰干しするか、上から布で覆って直射日光を避けるようにしてください。
大型の乾燥機がある方は洗濯表示を確認して、布団の乾燥機使用がOKであれば、低温設定であれば乾燥機を使ってもOKです!
布団を自宅で洗濯する際のQ&A
布団を自宅で洗濯する際によくある質問をまとめました。
洗濯する際の参考にしてください♪
布団を洗濯するのは年に2回が理想?
睡眠中には約500ml程度の汗をかいていると言われています。
汗で湿っている環境下はカビやダニが繁殖する原因となります。
また、汗だけでなく、髪の毛やフケ、垢が布団には落ちています。
このようなことを聞くとできるだけ多く洗った方がよいように感じる方も多いと思いますが、衣替えの時期(春夏と秋冬)の年に2回で十分です。
布団は衣類と同じ布製の製品ですが、衣類と違って頻繁に洗うように作られていないので、何度も洗ってしまうと急速に劣化を進めてしまいます。
清潔さを保つことも大事ですが、耐久性も考慮して適正な頻度で洗うようにしましょう。
ただし、肌に直接触れるシーツや布団カバー、枕カバーは菌やダニ、汗の汚れなどが付着しやすいので週に1回洗うようにしましょう。
布団が臭う原因はカビ・汗・加齢臭?
布団が臭う主な原因は以下になります。
- カビやダニ
- 汗や皮脂による汚れ
- 加齢臭
- たばこ
カビやダニなどは湿度が高い環境では繁殖しやすい性質を持っているので、汗を吸った布団はカビやダニが繁殖しやすい環境となります。
臭いの対処法は、洗濯する・干すなどがありますが、消臭スプレーを使用するのもおすすめです。
スプレーの水分が蒸発するタイミングで臭いも消えるので、スプレーをかけたあとは干して乾燥させるようにしましょう。消臭スプレーをかけて布団を干すことで臭いを予防できますが、時間がない方には除湿シートがオススメです。
布団用の除湿シートを設置することで布団が湿るのを防げます。
とくに以下のシートがオススメです♪
汗臭も加齢臭も 天日干しで繰り返し使える ハイブリッド脱臭&除湿シート〈布団用〉の会
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月1枚 ¥1,200(+10% ¥1,320)
ハイブリッド脱臭&除湿シートは、その名のとおり脱臭も除湿もこのシート1枚で行えます。
活性炭、B型シリカゲル、多孔質セラミックがブレンドされており、湿度をコントールしつつ、汗臭や加齢臭などを脱臭します◎
布団が黄ばむ原因は汗に含まれる皮脂?
布団が黄ばむ原因は汗に含まれる皮脂が原因です。
1日で黄ばむことはないですが、毎日使うことで汚れが蓄積され、酸化することで黄ばみが生じます。
普段使っている液体洗剤で十分に落とせますが、頑固な黄ばみの場合は『オキシクリーン』や『ワイドハイター』などの酸素系漂白剤でつけおきすると良いでしょう◎
ベビー布団の洗濯の方法は?
乳児・幼児がいる家庭では、汗や吐き戻しで布団が汚れることが頻繁にあります。
洗濯する際に「赤ちゃんの肌にやさしい洗剤を使いたい」という親御様もいらっしゃるかと思います。
肌のことを考えるのであれば、漂白剤・蛍光剤・着色料なしの無添加洗剤がオススメです◎
洗濯の頻度はシーツやカバーはできるだけ毎日洗ってあげて、布団も月に2〜3回洗ってあげるようにしましょう。
まとめ
この記事では、布団を自宅の洗濯機で丸洗いする方法について紹介しました。
洗濯表示や、洗濯機の容量を事前にチェックし、適切な方法で洗濯しましょう。
布団の洗濯に困った際は、紹介した便利グッズもぜひ検討してくださいね♪
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