風合いのある陶器は毎日の食卓にいろどりをもたらしますよね。しかし「陶器は電子レンジで使えないから…」とせっかくの器を使わずに過ごしていませんか?

陶器は電子レンジでの利用はできますが、いくつか使用上の注意点があります。
そこで本記事では、陶器を電子レンジで使う際の注意点を4つ解説します。

間違いやすい磁器との簡単な見分け方や、電子レンジ対応の陶器4選も紹介しているので、陶器が好きな人はぜひ参考にしてくださいね。

陶器はできるだけレンジで加熱しないほうがいい

陶器は電子レンジで加熱すると割れるおそれがあるため、できるだけ使わないほうがいいしょう。「電子レンジ可」の表示がある場合は使用できますが、何度も加熱すると器が弱くなり割れることもあります。

長く大切にしたい陶器は、できるだけ電子レンジで加熱しないようにしてください。もらい物の陶器で電子レンジに対応しているかわからない場合は、電子レンジの使用はオススメできません。

陶器と磁器の違い・見分け方

陶器とよく似た見た目の焼き物に「磁器」があります。
磁器は電子レンジで加熱しても割れる心配がないため、ふだん使いの器に重宝します。

陶器と磁器を簡単に見分ける方法をまとめたので、迷ったときの参考にしてください。

見分けるポイント陶器磁器
爪ではじいたときの音鈍く低い音がするキーンと高い音がする
高台(こうだい)※の質感ざらざらするツルツルする
口縁(こうえん)※の厚みや形厚みがあり、凹凸やゆがみがある厚みが均一

※高台(こうだい)とはテーブルと接する脚の部分、口縁(こうえん)とは器の口をつける部分のことです。

意外と簡単に見分けられるので、陶器か磁器か迷ったら試してみてください。

陶器を電子レンジで加熱するとどうなる?

陶器を電子レンジで加熱すると、以下のことが起こります。

  • 器が非常に熱くなる
  • ひび割れの可能性がある

順番に解説します。

器が非常に熱くなる

水分が入った陶器を電子レンジで温めると、想像以上に器が熱くなることがあります。

これは、陶器に吸水性があるためです。

吸水しやすい陶器に水分を入れて加熱すると、器に染み込んだ水分が加熱されて器が熱くなります。

そのため、中身はぬるいのに器だけ熱くなることもあります。

ひび割れの可能性がある

陶器を電子レンジで加熱すると、ひび割れの原因になったり、実際に割れてしまったりすることも。これは、陶器が土でできており、気泡が多く吸水性が高いことが原因です。

たとえば、汁気の多いおかずや飲みものを陶器に入れると、水分が気泡に吸収されます。

気泡にたまった水分は乾きにくく、電子レンジで加熱すると中の水分が膨張して陶器がひび割れる可能性があるのです。

一方、磁器の場合は石を原料に作られ、限りなく目が詰まった状態で焼きあがるので吸水性はありません。そのため、電子レンジで使用しても割れる心配はないわけです。

陶器を電子レンジで使用する際の注意点4つ

陶器を安全に電子レンジで使用するための注意点は、以下の4点を守ることです。

  • 必ず「電子レンジ対応」の陶器を選ぶ
  • 冷えた状態の陶器は温めない
  • 頻繁に電子レンジでの加熱は避ける
  • 金銀の絵付けが施されている場合は電子レンジNG

順番に解説します。

必ず「電子レンジ対応」の陶器を選ぶ

陶器を電子レンジで加熱する場合は、必ず「電子レンジ可」の陶器を選びましょう!
「電子レンジ可」の陶器であれば、加熱しても割れる心配はありません。

今は電子レンジに対応している陶器も多く販売しています。

ただ、電子レンジ対応とはいえども安全が100%保証されているわけではないため、長く使いたい陶器は長時間の加熱は避けたほうが無難です。

冷えた状態の陶器は温めない

冷蔵庫から出してすぐの冷えた陶器は、電子レンジで温めないでください。

急激な温度変化に耐えられず、割れてしまう可能性があります。

冷えたおかずを加熱する場合は、別の容器に移しかえるか冷蔵庫から出して常温にしてから加熱しましょう。

繰り返し電子レンジで加熱しない

陶器は繰り返し電子レンジで加熱しないようにしましょう。
陶器は吸水性があるため、レンジで加熱すると器の温度が急上昇して割れやすくなります。

たとえ電子レンジ対応であっても、繰り返し使用することで、劣化してひび割れをおこす原因になることも。

大切に使い続けたい陶器は、電子レンジでの頻繁な加熱は避けておくべきでしょう。

金銀の絵付けが施されている場合は電子レンジNG

金彩や銀彩の絵付けが施されている陶器は電子レンジで使用できません。

理由は、電子レンジの中が高温になることで金彩、銀彩が溶けてしまう可能性もあるからです。

また、金彩、銀彩に含まれている鉄分によって火花がでたり、変色や変形する可能性もあります。
電子レンジの故障につながるリスクもあるため十分注意が必要です。

ただ、なかには、金銀の絵付けが施されている陶器でも電子レンジ対応のものもあります。

注意事項をよく読み、自己判断で電子レンジを使うことはやめましょう。

電子レンジOK!オススメの陶器4選

「風合いのある陶器をもっとふだん使いしたい!」という人に、電子レンジ・食洗機OKの陶器を4つ紹介します。

今回紹介する商品は、すべて手づくりの一点もの。

ひとつひとつ色・風合い・釉薬(ゆうやく)のむらが異なる、味わい深い信楽焼(しがらきやき)の器です。

釉薬とは、陶器の表面に付着したガラスの層を指します。

信楽焼の小皿

直径約14.5cm、高さ約2cmと手のひらサイズでいろいろと使いやすい小皿です。

シンプルだけど個性的な小皿は、全部で6種類。

取り皿や料理の盛り付けに使うのはもちろん、アクセサリーや季節の小物を置いて飾っても◎

お皿のコントラストや風合いが非常にきれいなため、1枚ずつ紹介しますね♪

どのお皿から届くか毎月ワクワクしますよ!

〈Snow and Ice 氷雪〉 
薄く張った氷の上に、少し青みがかった青白い雪が落ちて重なったようなデザイン。
すぐに溶けて水になってしまいそうな、繊細な冬の時間を表現しています。

〈Deep Woods 奥深い森〉 
見ていると静かな森の奥深くに入ったときのようなイメージさせる絵柄です。風に揺れる葉、木漏れ日、うっすら漂う霧、いろいろな色が自然になじみ、動物の息づかいが聞こえてきそうです。

〈Coastline 海岸線〉 
海と陸地との境界となる海岸線うをイメージさせる絵柄です。陽を通してきらめく美しい海と、そこから陸につながる岩の逞しさを感じます。ところどころ濃淡がある海の景色を楽しむようなデザインです。

〈Lagoon ラグーン〉
砂州やサンゴ礁により外海から隔てられた水深の浅い水域をイメージさせる絵柄です。空と木の色が水面に写り込んだ、森の中にある静かなラグーンをイメージしています。光を当てると水面の青緑が色んな表情に変化して光り、吸い込まれそうなデザインです。

〈Horizon 地平線〉 
日没前に光が当たって輝く大地と、雲ひとつ無い真っ青な空の境界である地平線を表現しています。コントラストが美しく、空と地が重なる部分の金色と青色が重なり合った表情も魅力的です。

〈Northern Lights オーロラ〉 
オーロラの空を表現している絵柄です。緑にも青にも見える、夜空にかかるうっすら白い自然のオーロラの雰囲気を味わえます。

すべて表情が異なる一点もの 自然が生み出す窯変が美しい 一期一会の信楽焼小皿の会

月1枚 ¥2,500(+10% ¥2,750)

信楽焼の大皿

信楽焼の味わい深いカラフルな切立皿(きったてざら)。
ふちが垂直に切り立った、味わい深いたたずまいの信楽焼のお皿です♪

独特な味わいをもつカラフルな色合いは、四季の移り変わりを表現した4色展開。
底面とふちの色合いが違う美しいコントラストが魅力的です。お皿の裏面もひとつひとつ風合いが異なります。

ふちがあるため汁気がこぼれにくく、煮付けやカレーなどを盛り付けても使い勝手がよいサイズ。
朝食のワンプレートにも◎

信楽焼の味わい深い カラフル切立皿の会

月1枚 ¥2,500(+10% ¥2,750)

信楽焼の小鉢

信楽焼の味わい深い黒い小鉢は、全部で3種類。

同じ黒色でも、異なる表情が楽しめます。

鍋の取り碗、デザートやスープ、サラダボウルなど、季節を問わず大活躍してくれますよ。

 口径約13cm、高さ約5.5cmと両手に収まる大きさのため、ふだん使いしやすいサイズ感です。

重ねて収納できてすっきり◎

信楽焼の味わい深い黒い小鉢の会

月1個 ¥2,200(+10% ¥2,420)

信楽焼の味わい深い青色カップ。手にストンとなじむちょうどいい大きさのカップです。
日本茶やコーヒー、紅茶と何を入れても相性抜群◎
お総菜やデザートを盛り付けたり、子どものお茶わんに使ったりとマルチに活躍します。

一口に「青」と言っても、3種類の釉薬を使い分けているからすべて違う表情を楽しめるのもおすすめのポイントです。ひとつひとつ表情が違う「青」のため、食卓へ並べるとパッと華やかになりますよ♪

信楽焼の味わい深い青色カップの会

月1個 ¥2,000(+10% ¥2,200)

どんぶり

上品な青色が食材をぐっと引き立ててくれる、味わい深い丼(どんぶり)鉢。
信楽焼ならではの土を感じさせる、でこぼこした素朴(そぼく)な表情が味わい深いです。

4種類の釉薬による青色の違いを楽しめるところも◎両手に収まる小さめサイズだから、スープや親子丼、サラダなど、どんな料理にも使いやすいです。

子ども用のめん類や大きめのお茶わんとして使うのもありですね♪

味わい深い青色小さめ丼(どんぶり)鉢の会

月1個 ¥2,500(+10% ¥2,750)

陶器を電子レンジで加熱する際によくある質問

陶器を電子レンジで加熱する際によくある質問は、以下の4つです。

  • 陶器を電子レンジで加熱すると、割れる原因は?
  • 手作りの陶器は電子レンジNG?
  • 電子レンジ対応のマグカップの見分け方は?
  • 有田焼は電子レンジOK?

順番に解説します。

陶器を電子レンジで加熱すると、割れる原因は?

「陶器は高温の窯(かま)で作るため、電子レンジで加熱しても大丈夫なのでは?」と思う人もいるでしょう。窯は時間をかけて少しずつ熱を加えるのに対し、電子レンジは短時間で急激に熱を加えます。

陶器は急激な熱変化に弱いため、電子レンジで急激に加熱すると割れることがあるのです。また、陶器は吸水性が高いのも電子レンジがNGな理由のひとつです。

水分を入れた状態で電子レンジで加熱すると、器に吸収された水分が膨張して割れやすくなります。

手作りの陶器は電子レンジNG?

手作りでも市販でも「電子レンジ可」の陶器であれば、電子レンジで加熱しても問題ありません。ただし、金銀の絵付けのあるものや、冷蔵庫から出したばかりの冷えた陶器は電子レンジNGです。

また、電子レンジ対応であっても、加熱をくり返すことで器が劣化して割れやすくなります。

手作りでも市販でも、陶器を長く大切に使いたい場合は、なるべく電子レンジは使わないようにしましょう。

電子レンジ対応のマグカップの見分け方は?

ホットミルクやココアを作るときなど、マグカップを電子レンジで温めることって多いですよね。

磁器のマグカップは電子レンジで使えますが、陶器のマグカップは電子レンジで加熱すると割れる可能性があります。

「自分の使っているマグカップが陶器か磁器かわからない!」という人は、前述の「陶器と磁器の見分け方」を参考にしてください。

有田焼は電子レンジOK?

有田焼は磁器なので、電子レンジで使用しても問題ありません。

有田焼のほかにも磁器の焼き物には、「美濃焼(みのやき)」や「波佐見焼(はさみやき)」などがあります。

焼き物を購入するときは、陶器か磁器か確認してから購入すると、電子レンジで使えるのか悩むことがありませんよ。

まとめ

陶器を電子レンジで使用する際の注意点として、以下の4つを紹介しました。

  • 必ず「電子レンジ対応」の陶器を選ぶ
  • 冷えた状態の陶器は温めない
  • 繰り返し電子レンジで加熱しない
  • 金銀の絵付けが施されている場合は電子レンジNG

陶器は日常で使うからこそ味がでてくるもの。

今回紹介した商品のように、電子レンジ・食洗機対応の陶器なら、気兼ねなくふだん使いできるのでオススメです。

今回ご紹介した商品以外にも、フェリシモ「Kraso (クラソ)」では他にもさまざまな陶器や器があります。

気になる人はぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね♪

フェリシモの雑貨Kraso(クラソ)

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