きわこさんの“理想の鞄”が気になって

スタイリスト・村上きわこさんと一緒に作ったコラボ鞄の第1号「本革上品ボストンバッグ」

こんにちは、日本職人プロジェクト リーダーの山猫です。

今回ご紹介するのは、スタイリスト・村上きわこさんと一緒につくった新作の鞄たち。そのうちのひとつの「本革上品ボストンバッグ」は、気づけば今回で6代目モデルになります。

きわこさんは、物語を綴るようなストーリー性のあるスタイリングに定評がある人気スタイリストで、日本職人プロジェクト初期のカタログからスタイリングをずっとお願いしてきました。(今年のカタログも)

ファッションスタイリストというお仕事は、一見するとスマートでかっこいいイメージがあるけど、撮影現場では戦いの連続。常に荷物の出し入れ、モデルさんや撮影スタッフとのコミュニケーションに気を配ってくれたり、野外でロケ撮影する場合は、天候・効率を考慮した時間配分まで考えてくれたり、ひとときも気をゆるめられないお仕事。そんな慌ただしい現場でも、きわこさんはいつも明るく人当たりがよくて、段取りや現場のムードをリードしてくれていました。

きわこさんとの鞄づくりを始めたきっかけは、日本職人プロジェクト女性メンバーのひとりYUMIの想い。「スタイリストとして様々なおしゃれ&便利な鞄を扱ってきたきわこさんの“理想の鞄”ってどんなだろう?」という好奇心から、「一緒に鞄を作りませんか?」とお誘いしたことで鞄づくりが始まりました。

使いやすく、持つ人を美しく見せる

本革上品ボストンバッグの特徴のひとつ「付け替え式のインナーポケット」は、初代モデルからの定番仕様。

さすがスタイリスト!というか、「理想の鞄」と聞いてすぐにイメージが湧いたきわこさん。「荷物をバサバサっとたくさん入れられるけど、見た目はコンパクトでスマートなボストンバッグ」と、大枠の見た目のテイストがあっさり決まったのには驚きました。でも、その内容がとってもきわこさんらしくて、妙に納得したものです。

「らしい」といえば、きわこさんの画期的なアイデアを形にした、付け替え式のインナーポケット。「忙しいときって、鞄の中身の入れ替えがめんどうでしょ(笑)」ということで生まれた、必需品だけそのまま別の鞄にお引っ越しできるインナーポケットは、本革上品ボストンバックの定番仕様になりました。

スタイリストと一緒につくった鞄ですから、フォルム・質感のよさもピカイチ。持つ人を美しく見せることにこだわった持ち手の長さ、「わがままいって、いい革を使ってもらった」ときわこさんが話す、くったりソフトなグレーカラーの上質な革など、きわこさんのこだわり満載で2015年5月に初代「本革上品ボストンバック」を発売。以降、たくさんのバリエーションが誕生しています。

2020/AWの新作は、“インディゴ染め本革ボストン”と初登場“本革トリップポシェット”

きわこさんコラボシリーズの新作鞄は、今年で6代目になる「本革上品ボストンバッグ」と、初登場の「魅せるこだわり 本革トリップポシェット」。上品ボストンバッグは、インディゴ染めした革と播州織のファブリックを合わせた、今までにない斬新なモデル。トリップポシェットには、仕事柄海外に行くことの多いきわこさんが、ずっと実現したかった具体的なアイデアがたっぷり詰まったNEWモデルです。

本革上品ボストンバッグの6代目モデル。2020年は特別に注文したインディゴ染めの革を使用。
今回が初代モデルとなる「本革トリップポシェット」。きわこさんの海外渡航経験がたくさん活かされています。

新作その1 “別注インディゴ染めレザー”と“播州織”のボストンバッグ

今回で6代目となる本革上品ボストンバッグのポイントは、なんといっても革のタンナー(革なめし工房)さんに特別に注文したインディゴ染めの革。「色合いの変化も染めの魅力。時間をかけて愛着を深めて欲しい」と、自身のアパレルブランドで染めたファブリックを手掛けるきわこさんらしいリクエストも込められています。

また、インディゴ染めの革に合わせて、インナーポケットも青を基調にしたクラシカルなストライプ生地に。播州織と相性のよい仕上がりは、バックを開けるたびにうれしい気持ちになります。

細やかに計算された持ち手の長さや太さ、サイズやフォルムは初代モデルから受け継ぎ、持ったときのバランスは引き続き抜群。リニューアルしても、大切な部分は変えたくないんですよね。

「使いやすく、持つ人を美しく見せる」という、スタイリスト・村上きわこさんならではのこだわりを、ぜひこのバッグを通して味わってください。

肩掛けしやすい、少し長めの本革の持ち手。
底まちもあって収納力抜群。
インナーポケットは付け替え可能

新作その2 旅のお供の理想形!本革トリップポシェット

きわこさんコラボシリーズ待望の完全新作モデルは、旅行用ポシェット。海外出張の多いきわこさんが実際にいろいろなポシェットを使ったうえでたどりついた、「理想の旅用ポシェットの条件」をいくつも入れて誕生しました。

その条件というのが「必要なものをサッと取り出せて、すっきり持てるサブバッグで、サイズは少し小さめ。でも買った小物をしまえるくらいのゆとりがある」というなんとも具体的で説得力のある内容。

長財布やスマホなどの必需品に加えて、旅先で心ひかれた雑貨やお菓子をちょこっと入れられる。そんな、少しゆとりのあるきわこさん的「絶妙なサイズ」は、みなさんの旅行やちょっとしたお出かけにもきっと理想的なはずです。

内側にはパスポートなどの貴重品を入れても安心のファスナーポケット。“結ぶだけ”で自在に長さを調整できるオールレザーのショルダーストラップなど、使い勝手もデザイン性もしっかり両立。

そしてこだわりの革色は、「モノトーンからカラフルまで幅広い服装に合う万能カラー」と、きわこさん一押しのグレー。革の質感と相まったニュアンスのある色味は、本当にどんなコーディネイトにもしっくり合います。スタイリストならではの色選びですね。(そういえば、初代ボストンもグレーでしたね)

使いやすさは、実際にきわこさんが台湾への撮影旅行でお試し済みのお墨付き。受注開始と同時に、ものすごい勢いでご注文をいただいている人気のデビューモデルです。

ショルダーストラップもオールレザー。 結ぶだけで好きな長さに調節可能。
ストラップの金具はアンティーク調カラー。
開け口はマグネットボタン。内側にはファスナー付きポケットも。

次回は、世界を飛び回るチョコレートバイヤー・みりさんと一緒につくった大人気チョコ刻印シリーズをご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!

※ 日本職人プロジェクト「職人の秋鞄」の商品は、ご注文いただいてからひとつずつ仕立ててお届けします。
※ 「職人の秋鞄」のお申し込み受け付けは終了しました。

魅せるこだわり スタイリスト理想の本革トリップポシェット〈ニュアンスグレー〉

1個 ¥17,380(税込み)

日本のモノづくりを通してたくさんの素敵な物語を伝えるために続けてきた「日本職人プロジェクト」。2004年のスタート以来、様々な魅力的な方の想いと共に「物」語るアイテムを誕生させてきました。

プロジェクトリーダー 山猫

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