素足にサンダルのおしゃれが心地よい季節となりました。
今回は、ありのままの私にすっとなじむ心地よさ・デザインや素材にストーリーを感じる商品をお送りするブランド、el:ment[エル:メント]から、履き心地が自慢のフェイクレザーサンダルをご紹介します。
古くから「履き倒れ」「靴の町」として知られる神戸市長田区。ここで生まれたこだわりの一足が仕上がるまでのストーリーを振り返ります。
靴の町・長田で生まれたジャパンメイド
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神戸市長田区にあるシューズブランド、「株式会社アレッツォ」。
代表取締役の水谷さんが、東京・イタリアでの修行を経て立ち上げた同ブランドは、神戸靴特徴である足にやさしいソフトな仕立てを最優先しつつ、トレンドを生かしたハイセンスな靴作りが特徴です。
国内外の人気アパレルブランドからも依頼が絶えない理由は、デザイン・縫製・生産まで一貫して行い、デザイン性の高い要望にもこたえるところにあります。
今回のサンダルを企画するにあたっては、
- ストレッチ性のあるフェイクレザー使用
- 足当たりやわらかな履き心地
- 縫い目を表に出さない靴擦れしにくい仕様
- デザイン性
これらすべてを追求したいという欲張りな要望をもとに、デザインイメージをお伝えしました。
それにアレッツォさんが完璧にこたえてくれ、できあがったのがこちらのサンダルです。
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el:ment 神戸・長田の職人仕立て 足あたりのやわらかさがやみつき ストレッチフェイクレザーサンダル
1足 ¥6,200(+10% ¥6,820)
熟練の経験値から導き出す「履きやすさ」
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アレッツォさんの長年にわたる靴作りの経験によると、サンダルは、ストレッチを高めると、足当たりはよくなる代わりに歩きにくくなってしまい、単にやわらかければよいわけではないそうです。
そこで、足の甲のバンドはあえてストレッチ性をおさえることで、歩きやすさと足当たりのやさしさを兼ね備えた仕上がりになりました。
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一方、足首まわりはとにかくやわらかく心地よくをモットーに。
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インソールには、約4mmのふかふか高反発クッション入りです。
これが3mmだと物足りないし、5mmだとしわが入りやすくなる……そんなミリ単位の調整も、アレッツォさんの長年の経験に基づいたアドバイスで導き出していきました。
職人の手作業で商品が生まれる現場
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今回は、このサンダルを実際に作る工程を一部取材させていただきました。
これは、フェイクレザーを裁断し、縫製まで行ったのちに行う、「つり込み」という作業。靴の履き心地や仕上がりサイズ感を左右する非常に重要な工程です。
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力加減により一足ごとに仕上がりが変わってくるため、同じ靴はひとりの職人さんが一貫して作業を担当するそうです。
安定した品質で生産するための工夫だといえますね。
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こちらは底面の「のり付け」工程です。
のりの量が多すぎると側面からはみ出て汚れにつながり、逆にのりが少なすぎると耐久性がなくなり、歩行中にはがれてきて危険なため、熟練の経験が必要な作業です。
現代では、靴作りの工程も機械化が進んだものの、まだまだ、ムラをならしたり汚れを確認したりと、人の目や手がどうしても必要だそう。
アレッツォさんでは、高い品質を保つため、今も100%手作業で靴作りを続けています。
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のりを少し乾かしたのち、いよいよ「底付け」の作業です。
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一度付けたら張り直しがきかないため、非常に神経を使う作業だということです。
靴作りには集中力を要する作業が多いため、アレッツォさんでは、作業時間を管理して職人さんにしっかりと休息をとってもらうよう心掛けています。
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「人の手で作り上げられているからこそ、クオリティをキープするには大事なこと」と、アレッツォ代表の水谷さん。
靴作りの技術的な姿勢や知識はもちろん、職人さん・デザイナーさんとも積極的にコミュニケーションをとっている水谷さんとのモノづくりはとても楽しく、教わることがたくさんあります。
靴作りへの思いが伝わるサンダル
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神戸の靴メーカーならではのこだわりや思いを込めてできあがった「ストレッチフェイクレザーサンダル」。
デザイン・履き心地とも、妥協なき姿勢で作り上げた一足をぜひこの夏は手にしてみてください。
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el:ment 神戸・長田の職人仕立て 足あたりのやわらかさがやみつき ストレッチフェイクレザーサンダル
1足 ¥6,200(+10% ¥6,820)
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この記事に登場したブランド
el:ment[エルメント]
「素」を大事に。「心地よい」がいちばん。ありのままの私にすっとなじむ感覚、デザインや素材にストーリーを感じるブランド
ブランドサイト:el:ment
インスタグラム:elment__official
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