-20th Anniversary -　福岡の鞄作家特集

こんにちは、フェリシモ日本職人プロジェクトのリーダー・山猫です。

20年分の想いや出会いとの共演。

2004年にスタートした日本職人プロジェクトは、今回の2024年冬便で20年目に突入します。1年、2年、3年、そして5年、10年、15年と、節目を迎えるたびに「次はもっと、次はもっと！」と走ってきました。

ひとつの鞄からはじまり、たくさんの人たちとの出会いの中で、いつしかブランド〈＆Stories / アンドストーリーズ〉も誕生しました。1人ひとりの中にある好きや憧れに寄り添いながら、新しい日本の魅力的なモノづくりの物語が続いています。

みなさんが支えてくれた20年。この特別なアニバーサリーイヤーに1年をかけて、スペシャルモデルを発表していきます。

今回の冬便では、20人以上のプロジェクトクルーが「今、最も伝えたい」メイド・イン・ジャパンをご用意しました。コンセプトは「Co-starring /共演」。過去と現在、人と人、そして誰かの想いから生まれたものと「共演」することで、今と未来がより輝くラインナップです。

このブログでは、福岡の鞄作家・岡政孝さんと作った新作モデルをご紹介します。その中でも特に注目したいのは、大人気エトランドルバッグの20周年を記念した新色モデル。革の美しさが引き立つルージュ色と上質感際だつシボ感が嬉しいベージュ色の2色、どうぞお見逃しなく。それ以外にも名作のNEWカラーモデルや新デザインモデルも登場しますのでお楽しみに。日常という舞台を輝かせる素敵な共演アイテムを、ぜひ見つけてください。

Contents

◆使うほどに馴染む、限定のホワイト財布。
◆大切な人の憧れを　形にした新作モデル。
◆20周年を記念した　2色の限定モデル。
◆いつか欲しかった　クラシックな旅人の鞄。
◆独特のバランスは、作家のこだわり。

使うほどに馴染む、限定のホワイト財布。

福岡の鞄作家・岡政孝さんと作ったカフェウォレットは、長く愛される人気モデル。キャッシュレス化でお財布が小さくなる傾向にあっても、たっぷり収納できるラウンドジップ型の人気は健在。岡さん自身も愛用していて、「お札が折らずに入って、小銭入れも大きく開いて見やすいから」と、現金でのやりとりが多い仕事用に重宝しているそうです。

今回、登場する8代目となる新作モデルは、シリーズ初のホワイトレザー。植物由来の成分でなめした革は、エイジング（経年変化）が楽しめるのが特徴です。

そして革の表面にはワックス加工を施し、人工的な艶感ではなく、少し使い込んだような

艶感を出しています。ホワイト色も少しむらがでるように色付けし、よりナチュラルな風合いに。むら感やシワの出方など個体差が大きい素材ですが、「そこが味」と岡さん。革という素材をこよなく愛する岡さんらしい、マニアックな革使いが光ります。

ロングセラーだけあって、お財布としての使いやすさはお墨付き。札入れ2個、小銭入れ1個、カードポケット8個、ICカードポケット1個と充実の仕様です。

内側には、同じく植物タンニンなめしのヌメ革を使用。型押しなどの表面加工をほどんと施さないヌメ革は、革本来の自然な風合いが魅力です。手で触れるごとに美しい飴色に変化していくのが楽しみです。

手にするものだからこそ、使い込んで育てていく楽しみがたっぷりと味わえます。

福岡の鞄作家が作った　職人本革のカフェウォレット〈ホワイト〉

１個￥27,280（税・送料込み）

大切な人の憧れを　形にした新作モデル。

革素材の魅力を生かした製品を数多く手掛けてきた鞄作家・岡政孝さん。福岡にある工房では、ご夫婦で協力しながらモノづくりをされています。これまで岡さんが個人的に作った物を日本職人プロジェクトで特別に商品化したことは多々ありましたが、今回は「妻である最高のモノ作りのパートナーからのリクエスト」で作った新作モデルが誕生。斜め掛けできる巾着バッグが欲しいという奥さまからの要望に応えてトライした特別なバッグです。

ポイントは、巾着の紐をそのまま長くして斜め掛けできるところ。金具のない軽くすっきりしたスタイルに仕上がりました。実はこの仕様、岡さんではなく奥さまのアイデア。斜め掛けのままきゅっと絞れる便利さは、身軽なお出かけにぴったりです。

素材は、しっとりとやわらかく手に吸い付くような本革。クロームなめしですが、薄化粧の素上げレザーのため自然な風合いが残っています。巾着の紐もやわらかく、肩に当たる部分が痛くなりにくいの魅力です。

丸い底まちで、小ぶりながらもスマホやお財布などが入る容量を確保。くしゅっと絞ったフォルムも、着こなしのアクセントになってくれます。

ちなみに「ブルジョン」とはフランス語で「蕾（つぼみ）」の意味。完成したバッグは奥さまのお気に入りになり、自転車や荷物が少ないときは、このバッグひとつでお出かけを楽しんでいるそうです。スマホポーチやポケットのような感覚で、ちょっとそこまでのお共にぜひ。

福岡の鞄作家が作った職人本革のブルジョンバッグ〈ブラック〉

１個￥25,300（税・送料込み）

20周年を記念した　2色の限定モデル。

革素材をこよなく愛する福岡の鞄作家・岡政孝さんが、自分のために作った私物バッグが原点。今回は、大ヒットした初代モデルをバージョンアップし、20周年を記念した2色のスペシャルカラーモデルが登場です。

セレクトしたのは、鮮やかなルージュ色のレザー。天然の植物から抽出されるタンニン（渋）でなめした、フルタンニンレザーを使っています。繊維の密度が高くなるようになめしているため、革らしい表情が色濃く残っているのが特徴。

シワなども伸びきっておらず、自然な風合いがしっかり楽しめます。「革の個体差が出やすいので、バッグにも個性が出るんです」と岡さん。経年変化も楽しめるので、じっくり使い込むほどに艶が出て、色も深くなっていきます。

革の表情を生かすため、あえて一切の装飾を加えず、デザインはミニマムに。ショルダーストラップの金具を、さりげないアクセントに効かせています。

見た目より容量も大きく、ストールや長財布、ポーチ、日傘など、お出かけの必需品がすっきり収まります。マグネットホックが付いているので、荷物が少ないときもバッグの口が開かず安心。ショルダーベルトは長さ調節できる幅が広く、斜め掛けと肩掛けの両方のスタイルが楽しめます。

少しハリのある厚手の革を使っているから、ボリュームのあるアウターにも負けない存在感。鮮やかなルージュ色が、秋冬コーデの差し色になってくれます。

福岡の鞄作家が作った職人本革のエトランドルバッグ〈ルージュ〉

１個￥35,200（税・送料込み）

続いて、ベージュ色バージョン。ベージュ色は、シボ感のある表情豊かな革がポイント。クロームなめしのレザーに顔料仕上げで、色が抜けにくいように仕上げています。しっかりと厚みのある革で、手ざわりもやわらか。

こちらもミニマムなデザインが、シボ感のある革の風合いをよりいっそう引き立てます。あえて余計な装飾は加えずに、ショルダーストラップの金具だけをさりげないアクセントに。革の質感だけで魅せるところが、岡さんならではのこだわりです。

ボリュームのあるアウターにも負けない存在感がありつつ、ベージュ色で重すぎないのがいいところ。暗くなりがちな秋冬コーデに、軽やかな抜け感が生まれます。上品な色味だから、カジュアルからきれいめスタイルまでOK。何にでも合わせやすく、さまざまなコーディネートにハマります。

福岡の鞄作家が作った職人本革のエトランドルバッグ〈ベージュ〉

１個￥35,200（税・送料込み）

いつか欲しかった　クラシックな旅人の鞄。

探しても意外と見つからない、これぞボストンバッグ！とも言うべきクラシカルなスタイル。福岡の鞄作家・岡政孝さんが「一生大切に使える旅鞄を」というプランナー山猫のリクエストに応え、革にこだわり抜いて作ってくれました。

一見すべて同じ黒い革のようで、実は取っ手と本体の革は別もの。本体には、クロムと植物タンニンのコンビなめしによる、軽くてやわらかな革を使用しています。マットな質感でメンズライクな雰囲気があり、適度な厚みがボストンバッグのかっちりしたイメージにぴったりです。

取っ手とショルダーベルトには、表面がスムースで美しい植物タンニンレザーを使用。ベルトなどにも使われるしっかりした革なので、荷物が多くなっても安心です。「本体と取っ手に質感の違う革を使うことで、少し遊びが出れば」と岡さん。シンプルなデザインを素材の表情で魅せる、岡さんらしいこだわりです。

日常にも旅行にも使える、ちょうどいいサイズ感。底まちを広くとって容量を確保し、両サイドにはスマホなどを入れるのに便利なオープンポケットを付けました。裏地は明るい色のコットン素材を合わせています。底びょうも付いた本格的なつくりは、まさに一生もの。修理がしやすいように、縫製をなるべく減らして金具で仕上げています。

360度どこから見ても完璧なフォルムと、上質な素材感が見事に調和したボストンバッグ。この絵になる美しさを楽しむために、わざわざ旅に出かけたくなります。

福岡の鞄作家が作った職人本革の旅行鞄〈ブラック〉

１個￥47,300（税・送料込み）

独特のバランスは、作家のこだわり。

どことなく愛嬌があってかわいい巾着仕様のバッグを、本革仕立てで大人顔に。ご自身も巾着好きという福岡の鞄作家・岡政孝さんと一緒に企画した、20周年記念を飾る新作モデルです。

ふんわりとした風合いの本革は、クロームなめしによるもの。牛革ですが、まるで鹿革のようなやわらかい肌ざわりをイメージしてなめされています。筋やシワなど原皮の表情を隠さず生かした薄化粧仕立てで、革本来の味わいと手に吸い付くような風合いが楽しめます。

やわらかな革を使いながらも形がしっかりしているのは、芯の入ったマチをぐるりと縫い付けているから。手の込んだこだわりのひと手間で、きれいなフォルムに整えています。小脇にすっと収まるワンハンドル仕様がおしゃれ。
長財布やポーチ、ペットボトルのほか、巾着を広げればA4のクリアファイルも入ります。マグネットホック付きで、巾着を絞らずに使うときも安心。コットン素材の裏地には、ポケットをひとつ付けています。

鮮やかなターコイズブルー色は、アクセサリー感覚で着こなしのスパイスに。くすみ感のある色味だから浮きすぎず、ブラックやブラウンなど秋冬カラーとも好相性。幅広&少し長めのハンドルで、厚手のコートでもさくっと肩に掛けられます。

むぎゅっと愛らしい雰囲気から、名前は「抱きしめる」を意味するスクイーズバッグに。気負わず使えるラフ感と本革の上質感のバランスが絶妙な、余裕のある大人に似合うバッグです。