薄手のコットン素材に大胆にハンドプリント。巻き方によって柄の見え方を変えられます。
写真はお届けの一例です。1点ずつハンドプリントしているため、柄はすべて異なります。お届けするデザインは、フェリシモにお任せください。
【LIVE WORKS(ライブワークス)】は、ウエダトモミさんとホシノマサハルさんの2人組アートユニット「BOB ho-ho(ボブホーホー)」を、毎年「Good Job!センター香芝」に迎えて、メンバーやスタッフが一緒にシルクスクリーンプリントを行なう協働プロジェクト。数年前からこの「LIVE WORKS」で生まれたアイテムを愛用してきたフーズノート店主Fuの熱烈ラブコールにより、7回目を迎えた2023年の「LIVE WORKS」にフェリシモの参加が実現しました。 ※写真の左:ホシノマサハルさん まん中:「Good Job!センター香芝」メンバー 右:ウエダトモミさん
小さな版で刷られるのは、すべてウエダさんがデザインしたモチーフ。幾何学模様を中心に「誰のものでもないカタチ」を意識し、計算し尽くされ生まれたデザインは、洗練されていながらも味わい深くて素敵。そんな記号のようなカタチが、版を手にした刷り手の感性によってホシノさんの調合した色と出合い、布の上に現れる。そしてまた別の誰かの版が重ねられてゆく。LIVE WORKS は、ひとりが1枚を完成させるのではなく、みんなで1枚に刷ってひとつの作品(製品)を完成させる協働プロジェクト。お届けしたこの一枚は、みんなで重ねた「ひと刷り」「ひと刷り」によって生まれた、世界にたったひとつの特別な一枚です。どうぞこの一枚との偶然の出合いをお楽しみください。
How to ……【版をえらぶ】ひとりでも刷りやすい小さめの版がずらり。ウエダさんがデザインした100種類以上のモチーフから、それぞれ気になる版を自由に選びます。
How to ……【色をえらぶ】透明タイプや不透明タイプなど、ホシノさんが調合した約130色のインクから版ごとに1色をチョイス。
How to ……【刷る】メインの”刷り手”を担うのは、Go od Job!センター香芝のメンバーたち。たっぷりインクをつけてスッと刷る、ゴシゴシ強めに刷る……メンバーによって刷り方もいろいろ。誰がどこにどう刷ってもOK、みんなが思い思いに自由に刷る、その個性が混じり合って楽しい作品が生まれます。メンバー・スタッフ・デザイナー・摺師(すりし)……障がいがある人もない人も、年齢も職業も関係なく、参加するみんなの「ひと刷り」「ひと刷り」が出合って完成した、どれもが特別な「一点もの」です。
写真は4つにたたんだ状態のスカーフ。ベースの生地は、オフホワイトと少しクリームっぽい色の2種類があります。柄は、一枚一枚かなり表情が違います。写真で見て「このモチーフかわいい!」とか「素敵な色!」と思ってくださったものがまったく使われていない柄が届く可能性も大きいです。どうか、お手元に届く「その一枚」との偶然の出合いを楽しんで、その一枚を愛してくださいね。
広げるとこんな感じ。一部分に刷っています。かなりさっぱりした印象のものもあります!
たとえばこんな柄。誰がどのモチーフをどの色でどこに刷るか、まったく決まっていないのに、どれもがそれぞれに個性を放つ素敵な仕上がり。これが「LIVE WORKS」のすごいところ。楽しい!
素材は薄手で透け感があります。
2辺は生地の耳をそのまま生かし、2辺は縫製しています。
※インク飛び・かすれ・ずれ・裏映りなどいろいろありますが、すべてハンドプリント作品の味わいとしてお楽しみください。
【BOB ho-ho( ボブホーホー)】ウエダ トモミ(グラフィックデザイナー)、 ホシノ マサハル(摺師:すりし) 静岡県浜松市を拠点に素材を集め、グラフィック、プリンティング、木工などさまざまな技法を使い展示やワークショップを行うアートユニット。主な技法としてシルクスクリーンプリントを用いながらPrintable(可能性のあるプリント)である状態をつくりだす。 素材ラブゆえに多方向な視点を持つ。(写真はウエダトモミさん)
【message from BOB ho-ho】私たちの”プリントメイキングする現場”は、感覚的なワークショップによって生まれる結晶のようなものです。つくることであらわされた物事すべてがオマージュであるように、さまざまな人と場所(福祉作業所、保育園、教育現場、美術館)を対象にしたワークショップを各地で展開しています。(写真はホシノ マサハルさん)
【Good Job! センター香芝(かしば)】アートやデザインを通して障がいのある人の新しい仕事づくりをめざす、障がい福祉サービス事業所です。障がいのある人がオリジナル製品を制作したり、全国の福祉施設などでつくられた魅力的な商品を販売。カフェも運営しています。
誰かのとある「一版」が、あ......ずれちゃった。ごめん。あ......かすれちゃった、ごめん。じゃない世界。その次の誰かの「一版」が隣に寄り添い、重なり、おおおっ、いいねぇ!う〜ん、グッとくるねぇ!と、その一枚の作品がどんどん輝きを増す。誰かが乱暴に刷ったように思えた一版も、こぼれちゃったインクも終わってみれば「これがあったおかげでダイナミックな感じになったねぇ。いい味出してる!」というような特別な「一手」になる。失敗も正解もない、そのときの一瞬一瞬のたくさんの偶然から、アートが生まれる。アーティストが作ろうと思っても作れない“この瞬間たまたま生まれたこの一点が、偶然あなたのもとへ。”ぜひ「LIVE WORKS」の大きな魅力である「偶然」を楽しんでください。※商品と一緒にお届けする「情報カード」にもプロジェクトの説明を記載しています。【フーズノート店主より】