「Oya(オヤ)」は、トルコ語で「縁飾り」のこと。イスラム教では、家族以外に肌や髪を見せないようスカーフをかぶる女性が多いですが、オヤはそのスカーフの縁飾りで、昔からトルコの伝統手芸として受け継がれてきました。レースでモチーフを編んだものや、ビーズをあしらったものなどいろいろあって、どれも素敵。オヤは、おばあちゃんからお母さん、そして娘へと受け継がれる手芸。工場で「生産」されるものではなく、手先の器用な女性たちが家や集会所で手づくりしています。今回お届けするのは、オヤの中でも特に細かい「イーネオヤ」のモチーフをつないだネックレスです。「イーネ」はトルコ語で「針」のこと。なんとこのモチーフたちはその名のとおり「縫い針1本」で作られているんです! 編むというよりは、結び目を作っていく感じ……感動ものの繊細さ。ひとつひとつのモチーフどれもが、可憐でかわいい。いとおしい。このネックレスは「輪」になっていないタイプ、長く1本に編まれた「ラリエット」です。二重に巻いて両端をたらしてもかわいい。いろんなイーネオヤのモチーフを集めて、1本のラリエットに編んでつないでもらいました。そのため、1本ずつモチーフの種類や数が異なります。お申込みタイプ1(ビーズ)は、イーネオヤモチーフの間にビーズを、お申込みタイプ2(葉っぱ)は葉っぱを編みこんでいます。