【”ニャンドゥティ”ってなぁに?】その歴史は古く、16世紀に宗教と共に伝わったスペインのレース編みを元に、パラグアイ独自の文化と融合しながら発達したと言われています。木枠に張った布に糸でかがりや結びを施し、複雑な模様を編んでいきます。母から娘へと大切に伝承されてきたモチーフは、パラグアイの豊かな自然や動物など、なんと350種類以上。民族衣装から日常の服飾品まで、文化的象徴として重要な役割を果たすニャンドゥティ。しかし作り手の多くは女性で、高齢化や後継者不足が年々深刻化しているためパラグアイ政府は、世界にその魅力を伝える活動に力を入れています。おしゃべりを楽しみながら木陰でニャンドゥティを編む職人の女性たちに思いを馳せる。これは、大げさじゃなく……「文化交流の架け橋を築く」素敵なテープだと思うのです。PHOTO by パラグアイ観光庁