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お申し込み番号:Z47058
1足 ¥27,800 ( +10% ¥30,580 )
日本職人プロジェクト始まって以来の「ヒールブーツ」を、「革靴なのに、スニーカーみたいな履き心地」でおなじみ、神戸・長田の靴職人さんに作ってもらいました。2016年からスタートした日本職人プロジェクトの長田職人靴シリーズは、もはや定番になっていて、レースアップ、ローファー、ウイングチップ、サイドゴアブーツなど、さまざまなバリエーションが登場しています。
その中で、今回初登場となる編み上げブーツは、制作期間がなんと1年半。長年、理想のブーツを探し求めていた〈FELISSIMO・ハッピートイズ〉プロジェクトマネージャー・KYOKOさんの熱いリクエストから生まれました。KYOKOさんは普段フェリシモの手作り雑貨ブランド「クチュリエ」のマネージャーをされていて、ブランドプロモーションを主軸にいろいろな仕事に携わっています。日本職人プロジェクトのアイテムについて、いつも率直な感想を山猫に伝えてくれる頼れるご意見番であり、実際に日本職人プロジェクトのパールアクセや鞄や靴も愛用している心強いファンのおひとりです。
長田の靴メーカーの社長・岡実さんと一から作り上げた型を使ったこのシリーズは、本当に革靴のイメージを覆すほどの履きやすさ。プランナーMOEもプライベートで愛用するなど、フェリシモ社内にもファンがたくさんいます。(最近だとプランナーTOMOKOさんや、プランナーTSUBOさんが、買ったよ、良かったよ!と報告にきてくれました)
そして、そのひとりが、山猫の先輩のKYOKOさん。長田の職人靴を買うたびに、「買ったよ~!」と、山猫のところに見せに来てくれます。
KYOKOさんは、フェリシモの手芸ブランド「クチュリエ」のハッピートイズなどのプロモーションを主軸に、いろいろなお仕事をされています。社内で日本職人プロジェクトの新作お披露目会をした際には、率直な感想を山猫に伝えてくれることもしばしば。人気のパールシリーズ、時計シリーズも愛用されていて、 “上品でお洒落な大人女性”といえばみんながイメージする方です^^
KYOKOさん。日本職人プロジェクトの長田靴シリーズの愛好者のおひとりでもあります。
そんなKYOKOさんからある日、「理想のブーツがあるんだけど、なかなか出会えなくて……」と相談を受けました。KYOKOさんがその時の想いを綴ってくださったのが、こちら。(原文そのままです^^)
KYOKOさんより → 山猫へ(原文)
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山猫さんー! 私、ずっと探し求めている究極のブーツがあります。
デニムなどのカジュアルなファッションのときはきれいめに見えて、逆にきれいめな服装の時は甘くなりすぎないレースアップのブーツ。大好きなのに、こまかいこだわりがあるせいか、これは!というブーツになかなか出会えないんです。
(理想ポイント)
・ 足を長くスタイルよく見せたいからヒールは欲しい。
・ ヒールの高さは、1 日中履いていても疲れない、5cmがベスト。
・ ヒールの形は、細すぎず、でもごつすぎない。
・ 電車に乗り遅れそうなときは、ダッシュできるくらいの安定感 。
・ つま先は細くなく、マニッシュなデザインに。
・ 革が硬いと、長時間デスクに座っていると足が疲れてしまう・・・・・・。
こんなブーツ、どこにでもありそうでしょう?
でも、ありそうで意外にないんです。
こんなたくさんのわがままを叶えてくれるのは、山猫さんしかいないと思うんです。
山猫さん、わたしの理想のブーツを作ってくれませんか?
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小柄なKYOKOさんのリクエストは、歩きやすくて疲れにくくて、時には走れて、足が長く見える5㎝ヒールのブーツ。(この5㎝というのも絶対で、4㎝では低すぎて、6㎝では高すぎてダメとのこと)
長田の靴をいつも愛用してくれるKYOKOさんの要望にお応えしたい……と考えて、山猫は初めて、5cmヒールのついたブーツに挑戦することにしました。
声をかけたのは、長いお付き合いの靴メーカー社長・岡さん。でもやっぱりヒールのあるブーツは難しくて、なかなか思うような仕上がりになりません。例えばヒールも、安定感を出すために太くなりすぎたり、革張りがうまくいかなかったり。KYOKOさんのチェックも受けながら、ひたすら修正の繰り返しでした。
靴メーカーの社長・岡実さんと、靴工場を営む職人の前城勝さん。これまで多くの名品を生み出してきたお2人も、今回ばかりは苦戦しておられました。
苦戦した3大ポイント
1:約5cmヒールでグラつきなく安定した履き心地にするにはヒールのパーツが大き目になり、見た目がカッコ悪くなってしまう。
2:グリップ力のあるブーツ底でないと歩きづらい。
3:足入れした時にいつもよりも前傾姿勢で足が入るので、全体なフォルムデザインに配慮がいる。
などなど、問題が山積み。そういったポイントをひとつずつ解消し、フェリシモの試し履きの担当YUKAさんにチェックいただき、同時進行でデザイン面なども含めてKYOKOさんに確認いただきながら製作しました。
ようやく試作品の片足が完成して、そこからさらに微調整を加え、満足のいく形になったのは一年後でした。やり直した回数6回。ポストマンシューズのときくらい時間がかかりました。
KYOKOさんが「これでお願いします!」とOKを出してくれたブーツは、想像を超える美しい仕上がり。カジュアルな服装をきれいめにまとめて、甘い服装には辛さをプラスして、歩きやすさとスタイルアップを両立。これはもう、誰にとっても理想のブーツと言えそうです。
足もとをさりげなく彩るレースアップ。当初はトゥのデザインをファッショナブルなウイングチップにする案もありましたが、KYOKOさんは「シンプルなままで」とオーダー。どんな服装にも合わせやすく、着こなしを引き締めます。
最大の課題であったヒールを高くしても安定して歩けるように、靴底もいつもとは違うものを特別に取り寄せました。しっかりグリップが効くので、ヒールが高くても前すべりせず歩けます。裏貼りをせずに、そのまま履けるのも魅力です。
そして、本革で高級感と美しさを演出できるように、本革で覆ったヒールもこだわりのポイント。KYOKOさんが求めるイメージに整えることができました。安定感を残しつつ、太すぎず、細すぎず、絶妙な太さを追及。後ろから見た時にキュッとくびれたシルエットが美しく、全方向どこから見ても抜かりなく整えました。
サイドジップで、脱ぎ履きもスムーズ。パンツにもスカートにも合わせやすいミディ丈で、幅広いコーディネートに似合います。
初めてのヒールブーツは、たくさんの苦労と発見がありました。1年半以上も時間はかかりましたが、KYOKOさんが「夢に描いていた、いえそれ以上のブーツが目の前に現れました!」と言ってくださったのが何よりうれしかったです。サンプルの試し履きに協力してくれた社内スタッフのNさんも、「これだけヒールが高いのに歩きやすい! さすが、長田の職人さんですね」と太鼓判。間違いなく名品!と自信を持っていえるレザーブーツができました。
身長が5㎝高くなるだけでも、印象もスタイルもぐっと変わります。ヒールが苦手な方も、このブーツの安定感ならきっと大丈夫!ぜひ、5㎝高くなった世界を体感してください。