テキスタイルデザイナーと作った 播州ジャカード織の十字路ストール〈ポルスナイト〉
お申し込み番号:Z47043
1枚 ¥23,800 ( +10% ¥26,180 )
- 特急便・予約便
&Stories
夜の色をまとって、季節の移ろいを楽しむストール。
〈POLS/ポルス〉のいちばん最初のアイテムとしてデビューしたストール。ブランドのフィロソフィーを体現する、とてもシンボリックなモデルです。
〈POLS/ポルス〉は、播州織メーカー「丸萬」さんと、テキスタイルデザイナー梶原加奈子さんのコラボによって、8年前に誕生したテキスタイルブランド。独創性あふれる梶原さんのデザインを丸萬さんの高い技術で再現し、ほかにはない唯一の世界観を作り出しています。
一度、フェリシモの「神戸学校」でも登壇してくださった梶原さん。「アイデアは、モノづくりの現場に行くことで具体的なイメージがたくさん沸いてきます」とおっしゃっていました。先染めした糸を使って織り上げる播州織は、さまざまな色が織りなす繊細かつ複雑な表現が特徴。現場を見て、その技術をどう生かすか、デザインに反映する部分も多いのだそうです。
世界的に活躍されているテキスタイルデザイナー梶原加奈子さん。産地活性化を目指すブランディングやデザイナー育成に取り組まれています。自ら生産の現場におもむき、話し合いの中から誰もが納得のいく方向性を導き出していくワークスタイル。播州織メーカー「丸萬」&〈POLS/ポルス〉の担当さん、コンピュータージャカードの織物工房の職人さんとの打合せを重ねることで、播州織の新しい未来像を実現されてきました。
平面のデザインを立体の織物に仕上げるには、糸の手配や織機の扱い、プログラミング技術など、さまざまな要素が必要になってきます。そのすべてを高いレベルで実現しているのが、世界のハイブランドからの信頼も厚い丸萬さんの技術力。プロのデザインとプロの技術、その両方がリンクして、美しいテキスタイルが生まれています。
無数の糸を掛けた織り機。繊細な色柄を表現するのに細い糸を使うため、織り機の調整は職人さんがつきっきりで行います。
今回登場するこのストールと出会ったのは、〈POLS/ポルス〉のショールーム。プランナーの宮崎紗千子さん、プロダクトデザイナーの丸山洵平さんが、「こんなのもありますよ」と何気なく出してくださったものなんです。山猫とプランナーMOEとNISHIYANはひと目見て、「なんですかこれ、、、めっちゃかっこいいじゃないですか!」と一気にテンションが上がりました(そして、すぐに試着しました!)。さらに、梶原さんとコラボした最初のアイテムと聞いて、一層テンションはアップ!見る目が厳しいNISHIYANも「これはいいですね」と言ってくれたので、宮崎さん、丸山さんに販売をお願いすることに。もう製造されていないモデルだったので、今回〈&Stories〉のために、新たに手配していただけることになりました。
上段左の写真の向かって左が宮崎さん、右が丸山さん。ショールームで打ち合わせをしながらお2人の説明を聞くと、いつも全部「欲しい、、、」となります。
このストールの特徴は、真ん中がつながっているところ。一見細長い普通のストールのようですが、広げると2枚の布が交差しているように見えます。実は2枚の布を真ん中で縫い留めているのではなく、織機で部分的につなげながら、生地を二重に織るという高い技術が使われているんです。これは梶原さんがロンドンのRCA大学院で多重織のデザインを研究していた時代に、イギリスのデザイナー登竜門コンテスト「TEXPRINT2005」で織物の新境地開拓賞を取ったアイデアだそうです。
多重織で仕立てられ、広げると2枚の布が交差しているように見えることから「十字路ストール」と命名。
二重にしてそのまま巻くのはもちろん、肩に羽織って前だけラフに結んだり、アレンジいろいろ。十字になっていることで、巻く、垂らす、掛ける、羽織るなど、「着る」感覚でいろんな楽しみ方ができます。
二重だから巻いたときのボリュームもたっぷり。前を結んでベスト風に着たり、アレンジも楽しめます。
青や紺、茶色が織りなす配色は、しんとした「夜/ナイト」のイメージ。ピッチの違うボーダー柄になっていて、巻き方によって色が見えるところが変わると印象もガラリ。1枚のストールでも違う表情があらわれます。
夜にもいろいろな色があることを表現。〈POLS/ポルス〉のシンボルカラーのピンクの色がアクセントに。
コンパクトに折りたためるので、バッグの中に入れておくと温度調整に便利。ちょっと肌寒いときに羽織ったり、まだ日差しが気になる季節なら日よけにしたり。薄手の素材とシックな色味で、初秋から早春までロングシーズン活躍します。
秋から冬へ、季節の変わり目を彩ってくれるストール。いつもの着こなしにも新しい表情をもたらしてくれます。美しい色をまとって、空気や気温の変化を感じて、四季の移ろいを楽しんでください。