正直に理由を言うべき?
ティップス
遅刻しそう!
なんて言いわけをするか悩んだときに
寝坊してしまったり、乗り換えに失敗したり、出社時間を勘違いしていたり……。
遅刻してしまいそうなときの理由はさまざま。ふだんから遅刻しないよう注意していても「どうやっても間に合わない……!」なんてときもある。そんなときは正直に理由を説明すべき?それとも「言いわけ」してもいいのかな?
社会人2年目のわたしが思う、遅刻しそうなときの「言いわけ」と、注意したいポイントについてお伝えします。
遅刻しそうなときに、言いわけをしてもいい?
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たとえば、寝坊など自分の不注意による遅刻のとき。「寝坊しました」と正直には言いづらいもの。わたしもどう説明すればいいか焦ったことが何度もあります。
そんなとき、どうしていたか思い返してみると、本当の理由をやんわり許されそうな理由に変換して「言いわけ」をしてきた気がします。もちろん「言いわけ」はしたくないけれど、正直に伝えるのが気まずいときは誰にでもあると思います。
こんなときは?
シチュエーション別の定番「言いわけ」
遅刻しそうなときの“あるある”シチュエーションからご紹介します。
正直に言いづらいときは、こんなふうに伝える方法もあります。
寝坊してしまったとき
■体調不良
誰にでもよくあることなので、遅刻の理由として違和感がありません。それに、寝坊の原因はもしかしたら体調によるものかもしれないので、完全な「言いわけ」とはいえないのかも。「少し休憩すれば出社できる」といった言葉を添えて、あまり心配かけないように伝えるようにしましょう。
■自宅のトラブル
トイレや水道、ガスなど、緊急で対処しなければならないトラブルのせいにするというもの。ただし、めったに起こることではないので使いすぎは禁物。また、実際に経験したことがない場合は、もし突っ込んだ質問をされたときに困るので、控えたほうがよさそうです。
■家族のトラブル
「家族が急に体調をくずし……」「駅まで送ってもらう途中、トラブルに巻き込まれてしまって……」などは、確かに急な対応を迫られるため、納得してもらいやすいかもしれません。とはいえ、周囲に余計な心配をかけそうなので、この理由もあまりたびたびは使わないことをおすすめします。
■パソコンの不調
リモートワークのときに考えられる言いわけ。「ネットワーク環境の調子が悪かった」「パソコンが起動しなかった」といったもの。ただし、頻繁に起きると機器の改善策について話が上がったりする場合もあることを心に留めておきましょう。
電車で乗り過ごしてしまったとき
■交通遅延
「仕方ない」と納得されやすい理由ですが、今はスマホなどで遅延情報が確認できるので、嘘をついていることが簡単にばれてしまう可能性が高いです。たまたま実際に遅延していた場合以外は禁物。
■乗り換えを間違えた。道に迷った
はじめて訪れるような不慣れな場所に向かうときは「しょうがないよね」と思ってもらえることも。実際にわたしも使ったことがあるフレーズです。
■貴重品を失くしてしまった
出勤途中で財布やスマートフォンを落としてしまった。そんな予期せぬトラブルなら、鉄道会社や警察への手続きなどで遅れても不自然ではありませんよね。ただ、その日はお財布がないふり、スマホがないふりを一日していなければならない不便も。上司や同僚に質問されて、矛盾したりつじつまのあわない答えをしてしまう可能性もあります。
遅刻確定!
出勤中/出勤後に気をつけたいこと
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遅刻するのが分かった時点ですぐに連絡!
遅れることが分かったら、できるだけ早く会社に連絡を入れましょう。「○○分ほど遅れます」のひとことでかまいません。通勤の途中で何か起こったのでは?と無用な心配をかけないためにも、まずはすみやかに連絡を。
遅刻が確実でも可能な限り早く出勤する
同じ遅刻でも、数分の遅刻と1時間の遅刻では、かなりイメージが違ってきますよね。たとえ遅刻はまぬがれない時間でも、少しでも早く着けるよう努力はするべき。あくまでもあわてず落ち着いて、スムーズな移動を心がけましょう。
移動中で電話連絡ができないときは?
以前に遅刻が確定したとき、電車に乗車中で電話ができないことがありました。電車を降りるころには出社時間を過ぎてしまっているだろうし、途中で降りたらもっと遅れてしまう……。そのときは上司にスマホからメールで連絡を入れました。「失礼にあたるかも?」と不安になりましたが、出社して上司に確認すると「メールでも、早く連絡をもらえるほうが助かる」と言われて安心しました。
電話ができないときはチャットでもメールでもよいので、すぐに連絡を入れておきましょう。
出社後はすぐに謝罪しよう
遅刻した時点で、残念ながらすでに周囲の人々に迷惑をかけているのは間違いないです。会社に着いたら、まずは真っ先に上司や責任者、そして同僚に「申し訳ありませんでした」と謝りましょう。ほんの2~3分の遅れでもきちんと謝罪できる人は、社会人としてきっとスマートに見えるはず。
でも遅刻しない自分でいたい!
そんなときに気をつけたほうがいいこと
アラームをセットする
わたしはどちらかというと朝が苦手なので、必ずスマホのアラームをスヌーズ機能付きでかけるようにしています。仕事を早朝に始める必要のあるときや、絶対に遅刻できない打ち合わせがあるときは、大音量のベルが鳴る目覚まし時計も併用します。アラーム音が苦手な人は、朝用のプレイリストをつくるのもおすすめ。朝からいい気分で動けちゃいます。
時間の勘違いを防ぐため、前日に必ずスケジュールをチェック
寝る前に、明日は何時に何があるか、スケジュールを事前確認しておくのも大切ですね。朝から外回りやお得意さまとの会議が多い仕事の場合は、特にきちんと予定を把握しておきたいところです。
やっぱり早め行動がいい?
間に合う時間に家を出たつもりなのに、ラッシュのピーク時で思いのほか時間がかかったり。事前に調べていたルートが工事中で、変更せざるをえなくなったり。自分の寝坊やうっかりだけでなく、遅れる原因はあちこちにひそんでいます。絶対に遅刻したくない日は、想定の時間よりも15~30分多くかかると考えて、早め行動を心掛けたいですね。
ふだんあまり遅刻をしない人は、正直に理由を話しても意外と許してもらえる場合もあります。
逆に、遅刻をよくする人はうまく言いわけをしても「言いわけ」にしか聞こえないかも。
あくまで「言いわけ」は最終手段。なるべく使わずに済むように、時間に余裕をもって行動しましょう。
STAFF
text:omiso、Saori
Illustration:yuichi