仕事がぜんぜん楽しくない……

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どうやって判断したらいい?この仕事向いてないかもと思ったら

自分に向いている仕事や得意な仕事というのは、働いてみないとわからないもの。

いざ就職したけれど、仕事に全然慣れることができなかったりミスを繰り返してしまったりして、この仕事は自分に向いていないのかも……と悩む人も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな悩みにぶつかってしまったとき、少しでもらくになるような考え方をご紹介します。

この仕事、向いてないかも……

なんだか全然集中できないし、充実感も楽しさもない。仕事になかなか慣れなくて、周りに迷惑ばかりかけてしまっている。もしかしてこの仕事向いていないのかも……と思ったりもするけど、とりあえず3年は続けるべきともよく聞くし、向いていないという理由だけで辞めるなんて甘えかもしれない……。

こんなふうに、向いていないのかもという悩みはあるけれど、「我慢して続けなきゃ……」とがんばりすぎてしまっていませんか。仕事の向き不向きは、実際に働いてみないとわからないものだからこそ、なかなか行動できずに悩みやすいものなのだと思います。

仕事が向いていないときのサイン

ここでは、仕事が向いていないと感じるときのサインをご紹介します。

スキル不足を感じる

何度注意されても同じミスをくりかえしてしまう、他の人と比べて仕事をこなすのにすごく時間がかかってしまう……。どんなに努力を重ねてもミスが減らなかったり、なかなか仕事を終わらせられなかったりすると「なんでこんなこともできないんだ……」と自信をなくしてしまうこともありますよね。このように、自分の今のスキルが、求められている仕事に見合ってないな……と感じる場合、その仕事が向いていないサインかもしれません。

成果や成長を感じない

がんばっても成果が出ず、成長を実感できないと、「向いていないのかも」と感じる原因になることがあります。どんな仕事であれ成果や成長という部分は、数字や役職などわかりやすい指標に表れてきてしまうもの。なので、やはりどうしても同期や同じ部署の人たちとも比較されやすいところなのだと思います。だからこそ、成果を出せない自分を周りと比べて、向いてないのかな……と考えることも増えてしまうのもしれません。

環境や働き方が合ってないと感じる

「向いていないのかも」と感じてしまう原因は、仕事内容の向き不向きだけではないと思います。たとえば会社の風土や大切にしている考え方が、自分の価値観とは合わなかったり、ワークライフバランスを大切にしたいのに毎日夜遅くまで残業をしなければならないだとか。このように、働く環境や働き方が合わないと感じる場合も、その仕事が向いていないサインかもしれません。

いまの仕事との向き合い方

「いまの仕事、向いていないかも……」と思ってもすぐに辞められるわけではなく、続ける選択をする場合も多いでしょう。たとえ向いていなくても、できるだけ楽しく働けたらいいですよね。ここでは、そんな仕事との向き合い方についてご紹介します。

小さな得意を見つける

どうしても苦手な部分にばかり目がいきがちなときには、自分が楽しいと思えることや得意なことにも目を向けてみませんか。たとえば、計算や細かい作業が苦手で、周りに迷惑をかけてばかり……と思うことがあるかもしれません。

でも、お昼休みにみんなの話を聞いたり相談にのったりすることは得意で、楽しいなと思える。そんな小さな得意は案外いろんなところで見つかるかもしれません。得意をのばしていくことが、結果的に仕事にもいい影響をもたらしてくれることも大いにあるはずです。

小さな成功体験を積み重ねる

向いていないと感じる仕事でも、小さな成果を出せるようになれば、だんだんと仕事への自信を感じることができるかもしれません。初めから大きな目標を立ててしまうと、途中でつまずいてしまったときにさらに自信をなくす原因になってしまうので、達成しやすい小さな目標から始めてみることが大切です。

たとえば、「昨日よりミスをひとつ減らせるようにしてみよう!」とか。1日単位で見たらほんの小さな変化だったとしても、その小さな成功体験を積み重ねていけば、気づいたら大きな成果や成長を感じられるときがきっと訪れるはずです。

100点満点を目指さない

自分に対して常に完璧を求めていると、結果的に「こんなこともできない自分はダメなんだ……」とどんどん自分に自信がなくなってきてしまいます。仕事を常に完璧にこなそうとする姿勢は素敵な長所だと思いますが、毎日100点の自分でいようとすると、疲れてきてしまいます。

「70点を継続できていればよし」くらいのゆるい基準のほうが、かえって肩の力が抜けたりして、なんで悩んでいたのかわからなくなるくらい、スムーズに仕事を進められるようにもなったりするのかもしれません。


編集部のまとめ

学生のころ得意な教科と苦手な教科があったように、仕事の向き不向きや得意不得意だって、どんな人にも当たり前にあるはずです。

だから自分を責めたりしなくても大丈夫。

むしろ、苦手な仕事に毎日向き合っている自分、えらい!と、がんばる自分をほめてあげてくださいね。

STAFF
text:Oyama.
illustration:ハヤカワオト