実はしばらくニュースを見てません……
ティップス
社会人がニュースを知るメリットと
おすすめのメディア
もう社会人なんだし、ある程度の時事ニュースは知っておくべきだと思いつつ、ほとんどSNSのエンタメ情報しかみていません……という方も少なくないのでは。
テレビや新聞を読む習慣が薄れてきた今、スマホからの情報量は増えたのに、なんだか全部が流れてしまいがちですよね。
スマホは自分の興味のあることばかりを表示する仕組みとなっているので、自分から動かないとなかなか新しい領域に踏み込めません。
そこで今回は、政治や経済の社会情勢に関するニュースを無理なくつかむヒントをお届けします。
ニュースを知るメリット

世の中の動きをちゃんと知っておくべきとは思いつつも、「知ってもすぐには役にたたないし、むずかしいし……」と消極的になってしまいますよね。
まずはニュースを見るメリットについて紹介します。
日常の”もやもや”を解消する
「税金」「オーバーツーリズム」「物価高」など、ふと目に入ってくる情報に“もやもや”とすることはありませんか。なんとなく暗い話題が多い今、その正体が複雑で分かりにくいことで戸惑ってしまいますよね。
「どうしてこうなったんだろう」「何ができるのだろう」と少しずつでもかみ砕いていくことで、自分の意見や新しい視点を持つことができると思います。
将来の選択に生かせる
入社して少し経つと、キャリアチェンジやライフステージの変化について考える機会が増えるのではないでしょうか。
何かを選択をするためには、身の回りの情報だけでなく、社会の全体的な動きや、特定の分野で活躍する人の話が参考になることもあります。
共通の話題にできる
ビジネスの場では、年齢も所属もさまざまな人が集まることが多いですよね。
仕事のことだけでなく、世の中で注目の集まるニュースも知っておくことで、共通の話題にできます。
例えばユニークなヒット商品といったトレンドやマーケティングに関する内容だと楽しく盛り上がれます。
おすすめのメディア
具体的にどこからどのように時事ニュースをつかめるのか、新社会人におすすめのメディアの一部を紹介します。
幅広くトレンドをキャッチできる「キュレーションメディア」
「NewsPicks」「Gunosy(グノシー)」「ヤフーニュース」はSNS感覚で次々と読めます。どれも複数のメディアのコンテンツを収集・編集・整理した「キュレーションメディア」というものです。
見出しである程度の情報が分かり、更新の速度も早いので、トレンドをつかむことに向いています。自分の感想や分析をコメントする機能があることも。
同じ内容でも新聞社や出版社がそれぞれの視点で取材や解説をしている記事が出ているので、慣れてきたら読み比べてみるのも面白いです。
気に入ったメディアがあれば、そのメディアのサイトに遷移して他の記事も読むことができます。
通勤中にもさくっと聞ける「ポッドキャスト」

ポッドキャストはインターネット上で音声コンテンツやビデオコンテンツを聞くサービスです。ラジオに近いですが、リアルタイムではなく配信期間中の好きな時間に聞けることが特長です。アプリやウェブサイトから視聴できます。
エンタメも含め色々な番組がありますが、時事ニュースだと「ラジオNIKKEI ヤング日経(サクッとわかるビジネスニュース)」「NHKラジオニュース」などが人気です。5分で聞けるものや、パーソナリティの解説が入る番組もあります。
イギリスのBBCやアメリカのCNNなど、海外の放送局のニュースを聞くと、英語のリスニングの練習も兼ねることができます。NHKの英語版だと国内ニュースなので、分かりやすいです、
少しずつ聞いてみて、お気に入りの番組があると習慣化しやすいのではないでしょうか。
仕事に直結することも。ニッチな「専門紙・業界紙」
ややマニアックですが、特定の分野に関するニュースだけを届ける新聞があります。
個人ではなく会社で購読していることが多く、あまり目にすることはないかもしれませんが、ウェブ版が充実しているものもあります。自分の仕事や興味のあることを深く知りたい場合におすすめです。
例えば食品業界は「日本食糧新聞」、アパレル業界は「繊研新聞」、物流業界は「日本海事新聞」、不動産業界は「全国賃貸住宅新聞」、化学業界は「化学工業日報」など、どの業界にも多くのメディアがあります。
時事ニュースは明るい内容ばかりでなく、億劫になりがちですよね。
無理せずに自分に合った方法で情報収集ができると、生活も充実すると思います。一緒にがんばりましょう!
STAFF
text:ことね
illustration:towa toubuchi