いつも自分を下げてしまう……

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素直によろこんでいいのかな……褒められたときの上手な返し方

職場で上司や同僚から褒められたり、友人から褒められたとき、どんな気持ちになりますか?

喜ばしいことなのに、素直に受け止められず「そんなことないですよ……」と自分を下げる返し方をしてしまう方も多いのではないでしょうか。

この記事ではそんな方に向けて、褒められたときの上手な返し方をご紹介します。

褒められ上手になりたい

褒められたとき、つい自分を下げてしてしまう自分とは対照的に、素直によろこんでいる人を見ると、少しうらやましく感じることはありませんか?

褒められ上手は愛され上手でもあり、上手く返せない自分と比べて落ち込むなんてこともあるかもしれません。できれば上手に返したいけれど、下げてしまうくせをやめるのはなかなかむずかしいですよね。

なぜいつも自分を下げてしまうんだろう

では、なぜ自分を下げる返し方をしてしまうのでしょうか。考えられる理由をいくつかあげるので、何が原因か一緒に考えてみましょう。

褒められ慣れていないから

ふだん褒められることが少ないと、どう返したらよいかわからず、自分を下げる返し方をしてしまうかもしれません。また、これまで大きな成果を出さないと褒めてもらえなかった経験がある場合、こんなことで褒められるわけないと思い、自分を下げてしまうこともあるでしょう。

自信がないから

周りから見るとすごいことをしていても、自信がないと、褒められたときについ自分を下げてしまうのではないでしょうか。私自身、どんなに褒められても「お世辞ではないか?」と少し疑いの目を持ってしまうこともありました。

肯定することに抵抗があるから

素直に受け入れると変な目で見られてしまわないかと不安に思い、下げる返し方をしてしまう場合もあるでしょう。なんとなく「褒められたときは謙遜するべき」というイメージがあり、咄嗟に「そんなことないですよ」と返してしまう方もいるかもしれません。

褒められたときの上手な返し方

なぜ自分を下げてしまうかを踏まえたうえで、褒められたときの上手な返し方を3つご紹介します。状況に応じて、使ってみてくださいね。

うれしいですと伝える

自信がない気持ちは横に置き、いただいたお褒めの言葉を受け止め、素直にうれしい気持ちを伝えてみましょう。「うれしいです」と伝えると、自分のことを強く肯定している雰囲気も出ないので、おすすめです。上司や先輩に仕事で褒められたときは「より一層がんばります!」と加えると、伝えやすいかもしれません。

相手も褒める

相手を褒めるのも一つの返し方です。いつも自分を下げてしまう方は、褒められるのは苦手でも、褒めることは得意なのではないでしょうか。たとえば、仕事で褒められたときは「〇〇さんが教えてくださったからです!ありがとうございます!」と伝えてみましょう。

ユーモアを混ぜてみる

距離感が近い同僚や友人には、ユーモアも混ぜて返すのはいかがでしょうか。たとえば「褒められるのに慣れていないので、ちょっと照れますね!」といった返し方です。思いっきり自分を肯定しているわけではないけれど、下げるわけでもなくその場の雰囲気が和みます。

編集部のまとめ

褒められたときの上手な返し方をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

私自身、自分に自信がなかったのですが、褒められたときに下げる返し方をやめたら、少しずつ自分を肯定できるようになりました。

どうしても自分に自信がなかったり認めてあげられないと感じたときこそ、周りからのあたたかい言葉を素直に受け止めてみてください。

気づいたら、褒められ上手になっているかもしれませんよ。

STAFF
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