悪く思われないか不安

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ちょっと言いづらい……長期休暇を取りたいときはどう相談してる?

社会人とはいえ、長期でお休みをとりたい。

そんなとき、若手社員の自分が長期休暇を申請していいものなのか悩むと思います。
上司に相談してみたいけど、「自分勝手だ!」と悪い印象を持たれるのは嫌……

今回はそんな方に向けて、長期休暇を取りたいときに意識したいポイントをいくつかご紹介します。

長期休暇を取りたいけど……

海外旅行に行きたい、実家に長く帰省したい……など、社会人になって「長期でお休みをとりたいな」と思うこともありますよね。しかし、1週間などの長期休暇を申請するのはなかなか勇気がいるもの……周りが仕事をしているのに新人の自分が好きに休んでいたら悪く思われないかな、と心配してしまうと思います。

わたしも1年目のころは休みの希望を伝えるのをためらってしまうことが多かったです。しかし、新人だからといってお休みの希望を出してはいけないということはありません。相談の仕方や伝え方を意識すれば上司も理解して許可してくれることが多いですよ。

前もって確認すべきこと

長期で休みの希望を出したいと思った時、上司に伝える前にいくつか確認しておきたいことがあります。休みを取ることは権利とはいえ、会社はチームで動いています。他の人への配慮を意識しないと「自分勝手に休んでいるな」とマイナスな印象を与えてしまう可能性もあります。

繁忙期や人手が足りない時期ではない?

繁忙期や人手が足りていない時期はどうしても空気がピリピリしてしまうものです。そんな時に若手社員が「長期で休みたいです!」と言ってきたとしたら、上司もよい気分ではないと思います。わたしも長期休みを取るときには、業界や業務のスケジュールを考えた上で「この時期なら大丈夫そう」を想像して申請するようにしています。

自分の役割や立場を考える

例えば、担当しているプロジェクトの重要な期間に長期休みを取っている社員がいたら、「責任感がないな」と思われてしまいますよね。その期間に代わりに担当する社員もよい気分ではないと思います。今自分が担当している業務の状況を考慮した上で、休んでも他の人の大きな負担にならない時期を見極める必要があります。

周囲の人への配慮も忘れずに

休めそうな時期が決まったら、周囲の人への配慮も忘れずに。自分が休んでいる間、変わりにその業務を担当してくれる人が必ずいます。誰に引き継ぐか決めたり、引き継ぎの準備を早めにしておいたりすることも重要です。もちろん、休む前までに自分の業務をできる限り終わらせておくことも、周囲への配慮につながります。

みんなはどうやって相談してるんだろう?

休みたいけれど、なかなか言い出せない……そんな方も多いはず。実際に相談するときに意識したいポイントを3つ紹介します。

時期は上司との相談で決める

繁忙期や業務スケジュールの流れを把握したうえであっても、「〇月〇日から〇日まで休みます!」と具体的な日付を決め打ちで伝えるのは少しリスクがあります。相談する際には「このあたりの期間で長期休みを取りたいのですが……」と相談ベースで持ち掛けるのがポイント。会社はチームで動いているので、大まかな時期を伝えたうえで、休めそうな具体的な日付を上司と相談して決めましょう。

相談のタイミングも見極めよう

忙しい時期にお休みの相談をされたら、誰しもいい気持ちにはなりませんよね。長期休みを申請する際は特に、相談するタイミングの見極めも大切。重要な会議などの前は避け、上司が比較的落ち着いているタイミングで話してみましょう。

また、休みたい期間が前々から決まっているのであれば早めに相談しておくと良いかもしれません。1ヵ月前、2ヵ月前から決まっているのであれば、かしこまった相談でなくても、前々からそれとなく伝えておくと「かなり前から決まっていたよね」と理解してくれることが多いですよ。

伝え方にもポイントが

伝える際には申し訳ない気持ちをしっかり伝えましょう。周りへの影響や自分の業務の責任を分かったうえで休みを申請しているんだなという印象を与えられます。

わたしは繁忙期にどうしてもお休みが取りたかったとき、申し訳ない気持ちと休みたい理由を伝えるようにしていました。上司も理解してお休みを許可してくれましたし、「繁忙期なのに申し訳ない……」と気にするわたしに「気にしなくていいんだよ~」と声を掛けてくれました。家族の予定など、理解してくれそうな理由で休む際には正直に理由も伝えるとすんなり許可してくれる場合もあります。

編集部のまとめ

休むことは権利として認められていることなので、周囲へ配慮したお休みの取り方・伝え方を意識できていれば、自由に申請をしていいと思っています。

仕事ももちろん大切ですが、「今」しかできないこともあるはず!

紹介したポイントを押さえて、気持ちのよい長期休暇を過ごしてくださいね。

STAFF
text:omiso
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