本当に好きなのかな……
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恋人と別れたいかも。
後悔しないために、ひとりで考えたいこと
恋人のことは大切だし、明確な理由があるわけでもない。それでも、「別れたいかも……」とふと気持ちがゆらいでしまうのは、きっとだれしもあることなのではないでしょうか。
しかし、突発的な気持ちから別れを告げてしまうと、後悔することもあるでしょう。
大切な相手だからこそ、お互いが後悔のないような将来を選択したい。そのためのヒントをご紹介します。
恋人と別れたいかも……

これといって明確な理由があるわけではないのに、「もしかして別れたいかも……」と思ってしまうことってありませんか。
「別れようかな……」なんてふと考えることがあって、でも次の瞬間には「やっぱり別れたくないなあ……」という気持ちが出てきたりして。
その漠然とした悩みのまま別れを選択できるほどの決断力があるわけでもないし、なによりあとになってから後悔しそうな気もします。
どんなときに「別れたい」と思う?
将来への価値観の違いを感じたとき
恋人とのこれからを考えるうえで、結婚や子ども、住む場所など人生設計の悩みはつきません。そんな中で、自分の未来に対する価値観は、相手のそれとは必ずしも一致しないことがあります。将来に対する真剣度や熱意がすれ違ったり、お互いのどうしても譲れない部分が合わなくなることも。年を重ねるにつれ、どんどんと現実的に、そして具体的になっていく将来。
なんとなく、見ている先がちがうのかも……。これまでは気にならなかったはずの将来に対する価値観の違いが、「別れたい」という感情を引き起こしているのかもしれません。
すれ違いや喧嘩が増えたとき
生活リズムや休みがなかなか合わない。連絡をとる頻度やデートの回数なども減ってしまった。これは、多くの社会人カップルに共通する大きな悩みといえるのではないでしょうか。そんな場合に起こりやすいのが、コミュニケーションのすれ違いです。
一緒に過ごす時間が減ってきたりするにつれて、ぎくしゃくしてしまう。そのうち、せっかく久しぶりに会っているのに喧嘩ばかりで楽しくない……なんてことも増えたり。恋人との時間がネガティブな感情ばかりに支配されてしまうのは悲しいですよね。それが別れたいという気持ちのひとつの要因になることも考えられます。
好きかどうかわからなくなったとき
価値観のズレやすれ違いを感じることが増えてくると、だんだんと「本当に好きなのかな……」という迷いが出てくることがあると思います。連絡や会う約束が億劫に感じるような気がしたり、相手より自分の時間を優先するようになったり……こんな気持ちでいることへの申し訳なさが別れへの迷いにつながるのかもしれません。
相手の好意を感じにくくなったとき
自分が相手を好きかどうかわからないことと同様に、「相手が自分のことを好きなのかわからない……」ということもあると思います。態度がそっけないような気がしたり、なんとなく避けられているような気がしたりして、「冷められてるのかも……」と不安になる。そのような漠然とした感情も、迷いの要因になりえるかと思います。
後悔しないために、ひとりで考えたいこと

気持ちの迷いがあるときには、ささいなことでさえ「別れたい」という感情につながりやすくなっているような気がします。しかし、勢いで別れを告げてしまうと、あとになってから後悔してしまうことも……。恋人とのこれからを後悔なく選択できるよう、まずは自分自身の気持ちを整理することがおすすめです。
別れたい理由はなにか
別れたいかも……と迷っているときは、その気持ちもまだ漠然としていたりします。しかし漠然と「別れたくなってしまった」というだけでは、お互いに納得のいく答えにたどりつけないこともあるでしょう。
なのでまずは、どんな理由で別れたいと思っているのか、何を不満に思っているのかを書き出してみます。相手に対して不満がある場合もあるでしょうし、現状のマンネリを不満に思う場合などもあるでしょう。もやもやとした理由を客観的に見つめることで、案外冷静に判断できるようになったりもします。
自分が変わることで解決するかどうか
相手のことを大切に思うからこそ、相手に過度な期待を押し付けてしまっていたり、してもらってあたりまえという考えが無意識に出てきてしまったりすることもきっと少なからずあるでしょう。
「こうしてくれない」「ああしてほしい」という気持ちが生じているときにこそ、自分の相手に対するふるまいをふりかえってみて。最近自分から好きと伝えてなかったな……などのように、自分の努力によって関係を修復できる可能性を探ることも大切な作業なのかなと思います。
将来を思い浮かべる
別れへの迷いがあるときは、どうしても現状の不満にばかりに目がいきがちになってしまうと思います。しかし、その決断をした場合に、これから先、どう感じることになるのだろうと想像することも大切です。1ヵ月後、5年後など、恋人と過ごすこれからを想像してみましょう。そして、逆に恋人がいない将来についても想像をふくらませてみます。一緒にいたいと思うのか、いなくても平気だなと思うのか。想像することで見えてきた自分の感情に、答えが見つかる場合もきっとあるはずです。
迷う気持ちが生じるのは、きっと恋人がかけがえのない大切な存在だったからこそ。
もちろん相手と直接話し合うことも大切ですし、友人に相談することもひとつの方法です。
気持ちを落ち着けてとことん向き合うことで、どんな決断をしたとしても後悔のない選択だったと思えるようになるのかな、と思います。
STAFF
text:Oyama.
illustration:ざざ(@zaza.hibi)