気持ちの整理がむずかしい……

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親が離婚するみたい。これからどんな関わり方をすればいい?

親が離婚をする……。こんな知らせを聞いたとき、社会人になっていても驚きや悲しさなどいろんな感情が込み上げてくるのではないでしょうか。今回は、離婚する親との関わり方をご紹介します。

親が離婚するみたい

親の離婚が決まったとき、心がざわざわして複雑な気持ちになるのは自然なことです。

いろんな感情が出てきて、気持ちの整理がむずかしい状況の方もいらっしゃるかもしれません。無理に自分の気持ちを抑えたり否定せず、少しずつ親との関わり方を考えていきましょう。

私はいま、どんな気持ち?

親の離婚を聞いて、自分はいまどんな気持ちになっているのか?素直な気持ちを整理してみましょう。

悲しさやショックな気持ち

これまで家族で過ごしてきた思い出や、親が仲よしだった記憶を思い出して、悲しい気持ちが込み上げるかもしれません。また、幼いころから両親がいての家族という思いがある方は、突然その形が変化することにショックを受ける場合もあるでしょう。

後悔する気持ち

両親の問題ではあるものの、自分がどこかのタイミングで止められたのでは?もっと何かできたのでは?と後悔を感じることもあるかもしれません。ただ、離婚は親の決断です。しあわせになるために選択した可能性もありますし、両親それぞれの気持ちがあるはずなので、決して自分を責めないでくださいね。

これからが不安な気持ち

親との関係性の変化に対する不安、親がそれぞれ一人で暮らしていくことに対しての不安、いろんな不安があるのではないでしょうか?また、もし自分がこれから結婚や出産すると考えたとき、漠然とした不安な気持ちがあるかもしれません。

家族とのこれからの関わり方

自分の気持ちを少しずつ整理できたら、家族との関わり方についても考えていきましょう。

すこし距離をとる

まだ話し合いが終わっていなかったり、ちょっとした揉め事になっている場合は、距離をとるのも選択肢のひとつです。トラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるため、自分のペースでそっと見守る姿勢をとってみましょう。力になりたい気持ちがある場合は「頼りたいときは言ってね」と伝えてみてくださいね。

中立的な立場を保つ

両親のどちらか一方から話だけを聞いて、肩入れしたくなる場合があるかもしれません。そんなときは、一度冷静になって中立的な立場を保つのがおすすめです。「どちらの立場も理解したい」という気持ちを持って、話を聞いてみましょう。中立的な立場を保つと、トラブルに巻き込まれる可能性も低くなります。

適度に支えつつ、自立する

頼られたときは適度にサポートしつつ、実家暮らしの場合はひとり暮らしをはじめるなど自立することも考えてみましょう。親から頼られすぎて、自分の生活に負担がかかってしまう可能性もあるので、すこし距離を確認しつつ生活するのがおすすめです。金銭的に自立している姿は、親の不安を和らげることにもつながるかもしれません。

兄弟姉妹や親族と連携をとる

親の離婚を一人で抱え込むのではなく、兄弟姉妹や親族とも連絡をとっていると安心です。困ったことがあったら相談できる環境を整えておきましょう。具体的に困っていることが思い浮かばなくても、話を聞いてもらうだけで気持ちが和らぐはずです。

編集部のまとめ

親が離婚したとき、気持ちの整理をしたり関わり方を整えても気持ちが落ちたままのことがあるかもしれません。

そんなときは無理やり気持ちを変えたり、自分を責めたりせず、ただ時間が過ぎるのを待つのも、解決するひとつの方法です。

経過した時間が気持ちを軽くさせ、親との関わり方もフラットに考えやすくなるはずです。

STAFF
text:kokoro
illustration:iina