「部屋の乱れは心の乱れ」というけれど、デスクの上のきれいさにも同じことが言える気がする。自分ではそこまで汚している自覚はないのに、気づくといつのまにか散らかっているデスク。

仕事ができないと思われてしまいそうで、恥ずかしくて人に見られたくない……どうやったらきれいに保てるんだろう……？

そんなデスクの整理整頓に関するお悩みを持っている方に向けて、こちらの記事をお届けします。

汚すぎて恥ずかしい……

会社に長く在籍している上長などは、どうやったらそんなに……？ と思うほど、資料や私物を積み上げている方を見かけることがあります。たまに、当たり所が悪く、雪崩が起きていたり……みなさんの会社でも、思い当たる方はいらっしゃいますか……？

さすがに、その領域まではいかなくても、冷静に見つめると自分のデスクの散らかり具合も気になるような…… いまの汚さでも年月を経ると、ああなってしまうのかも……？ そう思うと、本格的にデスクを片付けることに興味が湧いてきませんか？

きれいなデスクのメリットは？

見た目のよさだけでなく、整頓されたデスクにはたくさんのメリットがあります。デスク周りの環境を整えることは、仕事の基本や土台とも称されるほどです。「いやいや、どこで作業しても同じでは？」と考えている方は、こちらのメリットを要チェックです。

必要なものがすぐに取り出せる

ごそごそと書類を探している時間は、積もりに積もると時間の浪費につながってしまいます。某文房具メーカーが行った調査によると、1日に書類を探している時間は約20分、年間だとおよそ80時間にも及ぶことが指摘されています……！ 紙の書類をはじめ、文房具などをさっと取り出せるだけで、仕事の効率アップが期待できます。

集中力が保たれる

ぐちゃっとしたデスクが視界に入ると、それだけで気持ちが下がってしまうかも…… 一度、机の汚さが気になってしまうと仕事から気が逸れてしまい、集中が途切れることも考えられます。机上に余計なものがなく、書類を広げられるスペースを確保できていたら、安定したモチベーションをキープできるはずです。

心に余裕が生まれる

個人的には、これがいちばんのメリットでは？と思っています。仕事に追われている×デスクが汚いのダブルパンチは、キリキリとメンタルを削ってくる原因に…… “心に余裕があってはじめてデスクの掃除ができる論”も一理あると思いますが、常にきれいなデスクを維持できたならば、きちんと心の余裕が保たれそうです。

デスクをきれいに保つためのヒント

きれいにしたい気持ちが湧いてきたら、実際に片付けにチャレンジ！ ものを減らすことから、ホコリ取りの方法まで、整理整頓のポイントをしっかりとご紹介します。

必要なもの・不要なものを分ける

まずは、散らかっているものが本当に必要なものか見分けることが重要です。もし迷ったら捨てる、一年間使わなかったら捨てるなど、事前にルールを決めておくのがおすすめ。デスク周りを一気に分別するのは大変と感じる方は、「今日は机の上、明日は一番目の引き出しを……」と、少しずつ範囲を区切りながら行ってくださいね。

日ごろから片付ける習慣をつくる

取り出した物は元に戻すなど、ふだんからデスクを片付けることを心がけましょう。ぐちゃっとしてから掃除をするのではなく、ふだんからきれいにしていたら、大掃除の手間も省けそう。また、就業前の5分間は掃除に充てるなど、掃除時間を設けるのもいいですね。

必要ない書類はすべて処分する

わたしの勤める会社では、紙媒体をメインに扱う仕事をしているため出力紙がどうしても多くなりがちです……そこで、進行中・終了した案件ごとにファイリングするなど、資料分ける癖を付けて、処分ができる頃合いがわかるように整理をしています。校了したものや、アーカイブの期間が過ぎたものからシュレッダーをかけていくのですが、爽快感あふれるこの作業は癖になりますよ。 ひと仕事終えたあとのイベント感覚で取り組むようにしています。

掃除グッズを用意する

ハンディモップやアルコールティッシュなど、あると便利な掃除グッズを常備しておくのもいいですね。気づいたときにさっと掃除ができるので続けやすく現実的。キーボードのホコリ対策には、ダストカバーやホコリよけのクロスをかぶせるほか、退勤後にキーボードを立てて置いておく方法もあるんだとか……キーボードの縦置きをはじめて見たときは、目からうろこでした！