ひとりで抱え込みがち……

ティップス

いつも背負いすぎてしまう。
頼るのが苦手な理由と克服方法

仕事がまわっていない状況でも、ついついひとりでがんばってしまう……。そんな経験はありませんか?

社会人五年目の私も、一年目のころひとりで背負いすぎて仕事がまわらず、よく自己嫌悪になっていました。

この記事では、仕事を背負いすぎてしまう方に向けて、頼るのが苦手な理由と克服方法をご紹介します。

だれかを頼ることが苦手です……

頼ることに苦手意識があると、どんなに忙しくても人に仕事を依頼するのは抵抗がありますよね。

苦手と感じる理由はさまざまかと思いますが、「相手の仕事を増やしてしまうかもしれない」という気持ちがあるのではないでしょうか?

まわりの人を思いやるやさしさを持っているのは、とてもすてきなことです。ただ、背負いすぎてつらくなってしまう場合もあると思うので、自分にあった方法で克服していきましょう。

なんで頼ることが苦手なんだろう?

克服方法を試すまえに、なぜ頼ることが苦手なのか整理しましょう。いくつか理由をあげるので、参考にしてみてください。

責任感が強い

自分の仕事に対して強く責任感を持っており、「ひとりでこなさないといけない」という気持ちがあると、頼ることに抵抗があるかもしれません。自分がこなすべき仕事だから、そもそも誰かに頼るという考えを持っていない可能性もあるでしょう。

迷惑をかけてしまうと感じる

自分が仕事を頼むと、相手に迷惑をかけてしまうのではないかと思い、頼るのを避けている場合もあるかもしれません。大変さを自分で実感しているからこそ、頼みづらく感じることがありますよね。

断られるのを恐れている

「断られたらどうしよう」という気持ちも、頼るのが苦手な理由の一つにあるのではないでしょうか?相手が忙しくて冷たい態度をされた経験があると、一層頼みづらくなってしまいますよね。

頼り上手になるためのヒント

頼るのが苦手な理由がわかったうえで、頼り上手になる方法を少しずつトライしていきましょう。できそうなことから、試してみてくださいね。

すみませんをありがとうに変えてみる

何かを依頼するとき、申し訳ない気持ちから「すみません」という言葉が出てしまうかもしれませんが、ぐっと堪えて感謝の言葉を伝えてみましょう。伝えづらいと感じる方は、自分が依頼される立場をイメージしてみてください。何度もすみませんと言われるより、「ありがとう、頼りにしています」と言われたほうがうれしく感じるのではないでしょうか?

積極的にコミュニケーションを取る

ふだんからコミュニケーションをとっている相手だと、頼みごとをしやすくなります。日頃から会話をしていると、相手の得意なことや苦手なことを知れるメリットもあります。相手が得意な仕事を頼んでみたり、逆に相手が苦手なことは自分が協力する関係を築けるとよいでしょう。

頼り上手な人を観察してみる

まわりにいる頼り上手な人を観察するのもおすすめです。どんな頼み方をしているのか、断られたときにどんな反応をしているのかなど観察してみてください。私も新社会人のころ観察していましたが、頼り上手な人は何度か断られている相手にも頼みごとを繰り返していました。断られるのがあたりまえと思って依頼すると、頼りやすくなるかもしれないですね。

編集部のまとめ

頼り上手になるための行動は、もしかするとハードルが高く感じるかもしれません。

それは、気遣い上手だからでもあります。

やさしい気持ちを持っているあなたが伝える感謝の言葉は、きっと頼まれた側もうれしいはず。

自分ができる行動からはじめて、背負いすぎてしまう自分にもやさしくしてあげてくださいね。

STAFF
text:kokoro
illustration:lilyco