なんて自分は弱いんだろう

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すぐ泣いてしまって恥ずかしい……
職場で泣かないためのヒントが知りたい

上司から怒られたときや仕事でつらいことがあったとき、泣きたくない気持ちと裏腹に涙がぽたぽた落ちてくる……。そんな経験がある方に向けて、職場で泣かないためのヒントをご紹介します。

すぐ泣いてしまって恥ずかしい……

私も新社会人のころ、上司から仕事のミスで怒られ、その場で泣いてしまった経験があります。

本当は泣きたくないのに涙が止まらず、恥ずかしい思いをしました。同じような経験を持つ方も多いのではないでしょうか?

周りの人から「こんなことで泣くの?また泣いているよ」と思われていないか不安になったり、自分を責めてしまう気持ちがあるかもしれません。

しかし、そんなときこそ一度立ち止まって、自分の心に耳を傾けてみましょう。

なぜ泣いてしまうんだろう?

職場でなるべく泣かないために、まずは泣いてしまう自分がどんな気持ちになっているか考えてみましょう。いくつか例をあげるので、一緒に考えてみてくださいね。

感受性が豊かだから

人の言葉やその場の雰囲気から強く刺激を感じ取る方は、感情が大きく揺さぶられて泣きやすいかもしれません。相手の気持ちを理解したり、受け止めるやさしさがある方ほど、ちょっとしたできごとで涙してしまうのではないでしょうか?

自分を責める気持ちがあるから

上司からミスを指摘されたとき、必要以上に自分を責める気持ちから泣いてしまう方もいます。もし自信があれば指摘されても「次ならできる!」と切り替えられますが、責めるくせがついていると、すぐに切り替えるのはむずかしくなることがあります。

キャパオーバーで、心が疲れているから

日々仕事に追われキャパオーバーで心が疲れていると、ちょっとしたできごとでも泣いてしまう場合があります。私自身、心に余裕がない状態で強めの言葉を言われたり、忙しいときに業務の依頼があった際、無意識に泣いていたという経験がありました。心が疲れていると、いつもなら何も感じないことにでも、敏感になってしまうかもしれません。

職場で泣かないためのヒント

前提として、泣いてしまうのはおかしなことではありません。まずは「よくがんばったね」と、自分に声をかけてあげてください。ただ、職場で泣くのは避けたいと思うので、泣かないためのヒントをいくつかご紹介します。

涙活をする

あえて涙を流す、涙活。映画やドラマを見て感動や悲しみの涙を流すと、ストレス解消になります。心身ともに疲れていると感じているときに涙活すると、リフレッシュできておすすめです。気持ちをすっきりさせるだけでなく、映画やドラマに没頭すると仕事のことを忘れられるというメリットもあります。

人目が少ない場所に移動する

職場で涙が堪えきれなくなってしまったら、トイレや休憩室など人目が少ない場所に移動しましょう。つらくなってしまった空間自体から移動すると、気持ちが落ち着きます。深呼吸をしたり、仕事以外のことを考えてみると少し気持ちがらくになるかもしれません。

身近な人に相談する

頻繁に泣いてしまう場合は、心が悲鳴を上げているサインでもあります。無理をせず、相談しやすい上司や先輩に話してみましょう。同じ職場の人には相談しづらいと感じる場合は、人事や産業医に相談してみてくださいね。

編集部のまとめ

仕事中に泣いてしまうと、「恥ずかしい、なんて自分は弱いんだろう」と後ろ向きな気持ちになるかもしれません。

ですが、それだけ自分が仕事に向き合っている証拠でもあるので、まずは褒めてあげてくださいね。

自分を認めることが、職場で泣かないための一歩になるはずです。

STAFF
text:kokoro
illustration:oomisoka1231