マスクの自分に慣れすぎちゃった

ティップス

いまだにマスクが外せません……。
この不安を解消するには?

感染症が流行した際に、マスクを着けることが当たり前になりました。
最初は息苦しさを感じていたものの、次第に着けていることに違和感をおぼえなくなりましたよね。

感染症の流行が収まってマスクを外す方が増えてきた中で、いまだに「マスクを外せない」と感じている方もいると思います。

「マスクを外せない」この不安は、いったいどこから来るのでしょうか。

マスクなしでは外出できないかも……

2020年に新型コロナウイルス感染症が流行して、一気に「マスクをすることが当たり前」の世の中になりました。

これまでは、風邪を引いていたり、咳が止まらなかったりするときに身につけていたマスクが「感染予防対策」として、体調不良に関係なく身に着けるものに……。

それから数年が経ち、一時期より感染症の流行が収まりつつある中で「マスクなしで過ごす」ことが増えてきましたね。

しかし中には「マスクの生活に慣れていて外せない……」と感じる方も。
これまで当たり前につけていたマスクを、急に外して過ごすことに抵抗感を感じてしまいますよね。

ではどうしてマスクが外せないのでしょうか?考えられる要因について考えてみました。

どうしてマスクが外せないんだろう?

素顔を見られるのが恥ずかしいから

今の若手社会人は入社時にコロナ禍だったため、マスク必須のなかで社会人生活のはじまりを迎えています。
上司や同僚に「素顔をあまり知られていない状態」で過ごしている時間が長いこともあり、素顔を見られる恥ずかしさが生じている可能性があります。

素顔を見られて「こんな顔だったんだ……」とがっかりされるかもしれないと感じて、なかなかマスクを外す勇気が持てないなんてこともあるかもしれません。

ウイルスへの恐怖感があるから

感染症の蔓延が収まったものの、いまだに感染者はいる状況。
まだまだ気を許せない状況だと感じて、ウイルスへの恐怖心や予防対策として着け続けている方も多いのではないでしょうか。

仕事によっては、さまざまな人と会う機会があり「マスクを着けておいた方が無難だ」と感じて着用している方も。

マスクを着けることがスタンダードになったがゆえに、着けていることへの違和感もありません。絶対にマスクを外さないといけない状況でもないので、外す必要も特に感じていないところから、「感染予防でとりあえず着けておく」といった理由で着用していることも考えられます。

マスクを着けるほうがラクだから

マスクを着けることが普通になったことで「表情が読まれづらいから気楽」「化粧をする時間が時短できる」など、マスクを着けることのメリットを感じている方もいると思います。

表情に関しては「見せたくない感情(嫌だと感じている反応など)」「目だけで感情表現を済ませることができた」など、口もとを隠していることで顔全体で感情表現をしなくていいことに気楽さを感じているという意見が。


とはいえ「マスクを少しずつ外していきたい……」「周りの人も外して過ごしている人が増えてきているので外した方がいいかも……」と感じている方に向けて、マスクしなくても安心できるにはどうしたらいいか、ご紹介していきます。

マスクをしなくても
安心できるにはどうしたらいい?

場面に応じて少しずつ外していく

屋外で遊ぶ機会や、少人数でのごはんなど「感染をあまり気にしなくてもいい場面」の際に外してみて、マスクがなかった生活に少しずつ慣れていきましょう。

マスクは感染予防に効果的ですが、「表情が読み取れない」「声が聞き取りにくい」「マスク自体にコストがかかる」「肌が荒れやすい」など、デメリットが少なからずあります。

これまでの「マスクなし」で過ごしてきた生活に戻していくことで、顔と顔を合わせてコミュニケーションが取れたり、声が聞き取りやすかったりとメリットもあります。
場面に応じて少しずつ外してみてはいかがでしょうか。

マスクをしていない
「自分の素顔」を受け入れる

素顔を見られることへの恥ずかしさを感じて外せない方は、まず自分の容姿をしっかりと受け入れましょう。
「そんな顔だったんだ……」とがっかりされることへの恐怖から外せない人もいるかと思いますが、もしそう思われたとしても、自分で受け入れてさえいれば他人の反応が気にならなくなるかもしれません。

「容姿批判する人にどう思われようと気にしない」と、内面や素顔を受け入れてくれる人を大切にすることに焦点をあてていきましょう。

人混みや感染に敏感な人と会う際には着用する

病院内や大人数での面会など「マスクを外せない場面」は着用するなど、場面に応じてマスクを着用したり外したりすることをおすすめします。

今は「マスクを絶対にしなさい」とも、「マスクを必ず外してください」とも言われません。
感染症を気にしている方に会う場面、初対面でお会いする場面など「マスクを着けておいた方が無難」なタイミングで着用して、状況に応じてマスクを外すなど、臨機応変に使い分けていけたらいいですね。

編集部のまとめ

マスクをすることが当たり前の状況が続いたゆえに、さまざまな理由で「マスクを外すこと」に勇気がいると感じる方も多いかと思います。

もしマスクを外したいと感じていたら、この記事が踏み出す第一歩となれたらうれしいです。

STAFF
text:Yudai Mino
illustration: lilyco