社会人になって友だちが減った気がする……

ティップス

友だちって本当に必要?
社会人になって考えたい友情のあり方

平日は仕事、休日は疲れてぐったり。気づけば友だちと最後に会えたのはいつだっただろうか…。
社会人になると学生時代にくらべて、友だちとの時間がどうしても減ってしまいますよね。

お互い仕事をしていて忙しいことを考えると、気軽に誘うのも気が引けてしまうもの。なんだか友だちが減ってしまったなと感じませんか?
少し寂しいような、でも必然的で仕方がないような……。
そんな悩みを抱えている人は少なくありません。社会人になってから、友情はどう考えたらいいのでしょうか?

社会人になってから
友だちが減った気がする

先日、合コンの参加者集めをお願いされたときに、日ごろから連絡を取る友人が少なく、苦労したことがありました。友だちが減ったことを実感して、少し寂しいような気持ちに。
社会人になると休日の時間は貴重で、気軽に誘っていいものかどうしても悩んでしまいますよね。もともと友だちが少ない人は、必然的に友だちと過ごす時間が少なくなってしまうかもしれません。

でも、”友だちは多ければいい”ということでもないはず。友だちは、多いには多いなりの、少ないには少ないなりのよさもあります。
この機会に自分にあっているのはどんな友だち付き合いなのか考え直してみましょう。

友だちが多いことの
メリットとは?

友だちが多いことは人脈が広いということ。人とのつながりを重要視する人にとっては、友だりが多いに越したことはないですよね。
それでは友だちが多いことのメリットを紹介していきます。

異なる考え方を知り、
刺激を受けて成長できる

広い人付き合いをすることで、自分とは異なる価値観を持つ人の考え方にふれられたり、新しいことを知れたりして成長のきっかけになります。
また、友だちが多いということは相談先が多いことでもあります。何かに困ったとき、友だちの中にそのことについて詳しい人がいればとても頼りになります。
いろいろな人と関わることでコミュニケーション能力も鍛えられるでしょう。

誘いが多く退屈しない

人付き合いが多いとその分誘いが増えます。イベントごとが多くなると、退屈することも少なくなりそうです。
仕事ばかりで休日にやることが見つからないひとは、友だちが多いと、自分だけでは行かなかったような場所に連れて行ってもらえるかもしれません。

人との一定の距離が保ちやすい

複数人とよく連絡をとっていれば、特定の人に依存しづらくなり、ひとりひとりと一定の距離を保ちやすくなります。
ひとりの友だちに依存してしまうと相手の負担になりやすくなってしまうので、仲がよいとはいえ、ある程度の距離感を考えることは大切です。

友だちが少ないことの
メリットとは?

「友だちと呼べる人は、本当に仲のいい人だけでいい」と考え、年々意図的に友だちを減らしている人もいるのではないでしょうか?
ここからは友だちが少ないことのメリットを紹介します。

ひとりで自由な時間を満喫できる

友だちと過ごす時間も交際費も抑えられるため、その分ひとりの時間を満喫できます。
お家でのんびり過ごすのもいいですが、旅行をしたり、おいしいものを食べに行ったりすることもひとりでできますし、むしろ気を遣わずに過ごせてリフレッシュできるという人も。

深い関係を築きやすい

特定の友だちと過ごす時間が多くなる分、ひとりひとりとていねいに付き合えるようになります。
心からなんでも話せるような関係になれたら、お互い自然体でいられて楽ですし、精神的な支えになれるかもしれません。
頼り頼られる親友のような関係の友だちがひとりだけでもいると、しあわせですよね。

ライフスタイルが変化しても
関係を維持しやすい

限られた友人関係であれば時間に余裕を持って付き合えるので、比較的予定を合わせやすいです。
転職や結婚・出産は友だち関係ががらりと変わりがちですが、友だちが少なければ時間も作りやすいですし、その関係性を大切にするため長い付き合いができるでしょう。

編集部のまとめ

友情の形に正解はなく、友だちの多さや関わり方はその人の価値観や生活スタイルによっても違います。
大事なのは、自分にとってその友だち関係が心地よいものかどうかだと思います。

この機会に、自分がいちばん自分らしくいられる友だちとの付き合い方を考えてみてはいかがでしょうか?

STAFF
text:hiyori
illustration:ニシモトタクミ