気にしないようにしたいけど……
ティップス
同期と比べてへこんじゃう。
そんなときどうしてる?
社会人生活もしばらく経ち、やっと仕事にも忙しい毎日にも慣れてきたころ。
そんなタイミングで少しずつ気になりだすのが、同期と自分の差。
できる同期と自分を比べてついつい落ち込んでしまったり、仲がよかった同期と距離を置いてしまったり。
そんな「社会人あるある」なもやもや感について、今回は考えてみました。
同期と自分をどうしても比べてしまう……
同じタイミングで入社した同期は、いわば同志のようなもの。
慣れないころは愚痴を言い合ったり、時には助け合うことも。けれど、入社からしばらく経ってみると、どうも同期と差がついているように感じる……。
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
同期の活躍はうれしい反面、嫉妬を感じたり、劣等感を覚えてしまったりすることも。
また、そんな自分に気づいてしまうと自己嫌悪に陥ることもありますよね。
多かれ少なかれ、誰もが感じるこの感情。
”このごろ”の座談会でもしばしば話題にあがっています。
人材業界で法人営業として働きはじめたのですが、優秀な同期をみると「自分はここにいていいのかな」と落ち込んでしまいます。
たとえば、上司に「何か質問はありますか?」と問われたときに、私はまだ何がわからないのかもわからない状態なのに、同期がすらすらと質問している姿を見たとき。
ほかにも、営業のロールプレイングをしているとき、同期が先輩からのフィードバックをすぐに取り入れて改善できているのを見たときに、不安を感じてしまいます。
私はもともと「どうしても営業がやりたい!」というわけではなく、営業志望でバリバリがんばっている同期との関係性がむずかしく、部署に対して葛藤があります。
この気持ちをどう消化したらいいのかわかりません。みんな、このモヤモヤ感にどう対処しているのでしょうか?
なぜ比較してしまうのか、
自分に問いかけてみようこのモヤモヤ感の原因、どういう感情から来ているんだろう?
ひとつには「自分に足りないもの」がある、と思っているからではないでしょうか。
まずは自分自身が「不足している」と感じることを、少しずつクリアしていくのが大事かも。
同世代のみんなからは、こんな意見も。「人生は他人とのレースではなく、自分とのレースである」と言い聞かせています。
どこかの記事で見ましたが、ジョン・F・ケネディさんは43歳で大統領になり、現在のジョー・バイデンさんは78歳で大統領になりました。自分のペースで、自分とのレースに勝てばいいのです。
私の学生時代の大好きな先生も、人生意外と焦らなくても何とかなりますよとおっしゃっていました。本当にわかります……
何やってもうまく行かないな?と思う日々です。
私がやってることをなんとなくお伝えしてみます。
■ 過去の自分と比べたらできるようになってるじゃん!と思う
■ このタスクはこれを意識してやろうと決めて、その意識のおかげで何か成長したことがあるか振りかえる
■ 客観的に見てがんばれていることをうきうきする
■ 本当に辛い時はすぐ寝る、泣く、ひたすら話を聞いてもらう
■ 自分の居場所ここじゃないかもな〜と冷静に思いつつ、筋トレ期間だと思って今を精一杯がんばってみるマインド!「人生は自分とのレース、心の留めておきたい言葉ですね。
仕事のやり方や成長のスピード、得意・不得意分野は人それぞれ。
まずは自分自身を認めてあげることが、同期とのモヤモヤを解消する一助になりそう。比較すべきは過去の自分!
「自分軸」で成長を考える同期と比較してしまう感情も、実は悪いことばかりではありません。
同期の活躍や成長を見て悔しくなったり嫉妬してしまったりするのは、仕事に対して向上心を持っている証拠でもあると思います。
また、活躍している同期にしても、別の仕事上の悩みを持っていたり、不得意分野に苦心していることだってあるかもしれません。
いちばん大切なのは「他人軸ではなく、自分軸で成長を考える」ということかもしれません。
自分に自信を持てれば、自然と同期への劣等感は和らぐはず。
人との比較を忘れ、自分自身にフォーカスする、こんなことをヒントにしてみては?あえて忙しく、目まぐるしい環境に身を置いてみる
自分のやるべきことにフォーカスして、何も考えずに目まぐるしく働いてみる。
余計なことを目に入れない!タスクを決めて、ひとつずつ着実に消化していこう
仕事は小さなタスクに積み重ね。
ひとつずつ着実にこなしていくことが、自信を深めてくれます。昨日の自分よりできていたら、自分を褒めよう!
気がついたら、過去の自分よりできていた!ということだって多いはず。
そんなときは、心の中で盛大に自分を褒めてあげて。
自分へのご褒美を決めるのもいいかもしれませんね。
同世代、同じスタートラインだからこそ気になってしまう同期との差。
社会人になったばかりのころは、意味ないなと思いつつもモヤモヤするものですが、10年、20年と長いスパンで考えれば、それぞれの活躍の場があるものだと思います。
そこに至るまで、どうやって歩むかは自分次第。
自分なりの成長の道筋を見つけて、楽しい仕事ライフを送っていけたらいいですね。
STAFF
text:Saori
illustration:久保沙絵子