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「推し活」をしてみたい! 社会人がこれから始めるには?
毎日、おつかれさまです。忙しすぎる毎日には、癒やしや、応援してくれる存在が欲しくなりますよね。身近な友だちや家族とは別に、何か支えや活力を……と思う方には、「推し活」がおすすめです。
グッズやコンサートなど、ハードルが高そうにも見えますが、ゆるっと楽しむ推し活で生活に彩りを増やすのはいかがでしょうか。「楽しそうだからやってみたい」「ちょっと気になる対象がある」という方に、推し活入門編を紹介します。
推し活とは?
今ではすっかりなじみのある推し活ですが、そういえば私たちが子どものころにはない言葉だったかも…?推し活とは、自分の好きなモノやコトを応援することです。
「推し」の対象は、アイドルやキャラクターだけではありません。歴史上の人物、スポーツ選手、乗り物、作家、仏像など、個人の興味や関心が推し活につながります。
関連イベントの参加やグッズ購入だけでなく、「推し」の誕生日を祝ったりと、応援する方法はいろいろあります。
推し活のメリット
モチベーションアップ
「推し」が芸能人やアーティストといった「人」の場合、がんばっている姿に惹かれることが多いのでは。下積みをしっかりとしていたり、常に自分を磨いていたりと努力している人は輝いて見えますよね。
「推し」が「人」以外のものであれば、「近くで見てみたい」「もっと知りたい」と、つい動きたくなると思います。
仕事などで挫折しそうなとき、「推しと一緒にがんばろう」「推しを見るためにがんばろう」と思えることで、モチベーションが上がります。
仲間と盛り上がれる
同じ「推し」のいる友だちとイベントに行ったり、動画を見たりと、楽しい話題で盛り上がることができます。
自分の好きなものの話はつきないものですよね。「推し」を通して、友だちのこともよく知るきっかけになるのではないでしょうか。
行動範囲が広がる
職場と家の往復の毎日で、休日も近場にしか行かない……という方も多いのでは。「推し」に関するイベントの参加や、「推し」にまつわる場所を訪ねる「聖地巡礼」によって、ふだんはなかなか行けない場所にも行きやすくなります。旅行感覚で推し活をすることで、リフレッシュにもなります。
知識が増える
「推し」が鉄道や建物などの場合は、歴史的背景や地理、構造など、学問につながる知識も関連して得られます。「好きだから」の動機で身に着けた知識は定着しやすいので、ひょんなところで役立つかもしれません。
推しを見つける方法
「布教」してもらう
身の回りで推し活をしている友だちの中には、「推し」の魅力を伝えるために「布教」してくれる人もいると思います。友だちが楽しそうに「推し」について話すのを聞くことで、それまではなんとも思っていなかったものに興味を持てるかもしれません。
自分の好きなものを思い出す
小さいころや学生のときに好きだったものを思い出すことで、「推し」ができることもあります。社会人で忙しくなり、遠ざかっていたものを再発見することで推し活を始められると思います。
本屋や図書館に行ってみる
自分のスマホに出てくる情報は、パーソナライズされたものばかりなので、意外と新しい出会いをしにくいことも。
トレンドを押さえた雑誌や、定番をそろえる本を眺めてみるだけでもピンとくることがあります。直感を信じて、少しでも気になるものを調べてみることであっという間に「沼」にハマってしまうかもしれません。
最近では、推し活にのめりこんで「推し疲れ」してしまうという人も増えています。推し活はあくまでも癒やしや活力。ぜひあなたなりのペースで楽しんでみてください。
STAFF
text:ことね
illustration:towa toubuchi