不安でいっぱい……

ティップス

早くもドキドキが止まらない。
新社会人の緊張対策が知りたい

いよいよ社会人になる日が近づいてきて、緊張している人も多いことと思います。

そこでこの記事では、緊張に向き合う考え方や具体的なアクションをお伝えしていきます。

社会人生活を始めるにあたって、ぜひ参考にしてみてください!

いよいよ社会人に……
緊張してきた!

この記事を読んでくれている人はきっと、新社会人としての門出を迎える日が目前に迫り、不安や期待が混ざった緊張感を覚えていることでしょう。

わたしはいま社会人3年目なので、新社会人だったのは少し前なのですが、一例として少しお話をしてみたいと思います。

【わたしの新社会人時代】

第一志望の企業に就職が決まったわたしは、2022年の春からそこで働き始めました。

正式入社前から内定者アルバイトをしたり、内定式プロジェクトに参加したりしていたのですが、それでも4月1日はとても緊張したものです。

学生時代、わたしはかなり熱心に勉学に励んでいたので、勉強には自信がありました。

でも、あこがれの場所で、社会人として役目を果たせるかについては、とても不安を感じていました。「勉強と仕事は全くの別物」という認識があったからです。(そして実際、たくさん苦労しました……)

こうして振り返ると、自分が何に緊張していたのか、意外と明確なことに気づきました。

そこで続いては、わたしたちの緊張が何に対して生じているのか、一緒に考えてみようと思います。

何に対して緊張してる?
自分に問いかけてみよう

社会人の生活リズムに対応できるかどうか

「人生の夏休み」とも呼ばれる大学生のころは、講義やアルバイトの時間など、比較的自由な生活リズムで過ごせていた人が大半ではないでしょうか。

でも社会人になると、同じ時間に起きて、通勤して、決まった時間オフィスで働いて……という生活に変化します。

規則正しい生活にはメリットがある反面、学生時代のリズムに慣れてしまった人は、不安を覚えてしまうかもしれません。

職場になじめるかどうか

多くの新社会人が心配するポイントです。
インターンシップや内定者アルバイトを経験していない企業に入社する場合は、特に不安だと思います。

同僚や先輩、上司との人間関係だけでなく、その企業独自の雰囲気や文化など、職場になじむ上で必要な要素がたくさんある分、不安も大きくなるのでしょう。

うまく仕事ができるかどうか

就職活動を経て採用されたわたしたちは、企業にとって期待の新人。

「自分の能力で期待に応えられるのかな」といった漠然とした緊張を抱えている人も少なくありません。

学生時代のアルバイトとは給与額も責任の重さも違うことを踏まえると、そう感じてしまうのは無理もないことです。

緊張をやわらげるために、
ためしたいこと

ここまで、何に対して緊張しているのか、例を挙げて考えてきました。

でも、慣れない物事を前にして緊張するのは当然のこと。
大切なのは、その緊張をどうやわらげてあげるかです。

そこでここからは、緊張をやわらげるためにためしたいマインドセットや具体的なアクションをご紹介します。

通勤の予行練習をする

まずは、新社会人の生活リズムに慣れることから始めてみませんか?

社会人として遅刻は絶対に避けたいので、出社時間30分前までに到着できるよう、バスや電車を選びます。

何度か予行演習を繰り返せば通勤への不安を取り除けることができ、生活リズムもつかめるので、ぜひためしてみてください。

「適度な緊張はよいもの」と考える

実は、適度な緊張には、アドレナリンやドーパミンを分泌し、脳の集中力を高める効果があるといわれています。

「緊張は悪いもの」と考えてしまいがちですが、人間がパフォーマンスを発揮する上で重要な存在なんです。

社会人生活を迎えるにあたって、適度な緊張が支えになってくれるとマインドセットすることで、緊張と仲よくなれる気がしませんか?

自分へのハードルを下げてあげる

きちんと生活して、仕事をバリバリやって、職場の人と仲よくして……そんなふうに、みなさんの脳内は今「がんばらなきゃ」でいっぱいなのではないでしょうか。

でも、最初からすべて完璧にがんばるのは、案外むずかしいことです。
高すぎるハードルを設定すると、一度の失敗で心が挫けてしまいます。

まずは自分へのハードルを少し下げてあげて、できることが増えてきたら一段ずつ上げていきましょう。これは、長く続く社会人生活で無理をしすぎないコツでもあります。

編集部のまとめ

新社会人の緊張対策をご紹介してきました。

人生のなかで社会人1年目は一度きり。

不安も期待もあると思いますが、その感情の波もいつか宝物になったらと願っています。

STAFF
text:Kamiya Sayoko
illustration:久保沙絵子