正直、気が重たいです
ティップス
新入社員研修が退屈……。
つまらないと感じたときはどうする?
新社会人になり、入社したらまず「新入社員研修」がある会社や企業は多いのではないでしょうか。
ビジネスマナーや会社のルール、ロープレなど、いち早く一人前になれるようにさまざまな研修が組まれているかと思います。
しかし中には「新入社員研修は正直つまらない……」「こんなこと何の意味になるのだろうか?」と退屈に感じたり、懐疑的に思ったりする方も多いのではないでしょうか。
この記事では「新入社員研修がつまらない」と感じる理由と、研修を楽しむための工夫や考えをご紹介していきます。
新入社員研修がつまらない……
新社会人になり、会社のルールなどを少しずつ覚えてきたものの、まだまだ知らないことがたくさん。そんな時期にある「新入社員研修」をつまらないと感じる方は多いのではないでしょうか。
講師の人が一方的に話すことや、研修内容自体がビジネスマナーに関する内容だったりと「集中して受け続けるのがしんどい……」と感じてしまいますよね。
他の人は研修に対してどのように感じているのでしょうか?
まずは、退屈に思えるポイントについてみていきましょう。
研修が退屈に思えるのはなぜ?
同期との人間関係が
まだできていないから
研修は、違う部署の同期もみんな参加して受けることがよくあります。仲がよければ「久しぶり!元気にしてた?」などの会話が生まれますが、新入社員研修の場合だと、そもそも「同期はどんな人なんだろう……」と逆に緊張感が高まります。
仲がよい同期が参加するとなると、「〇〇に会える!」と少し前向きに参加できるかもしれませんね。
座学で行われているから
研修の多くは「座りながら受ける」学校の授業と同じスタイルの研修ではないでしょうか?
「研修 つまらない」と検索エンジンで検索すると「研修が面白くなる方法」や「研修を退屈と感じさせないために」など、研修を行う企業側に向けた記事がヒットします。
上記のことから、研修担当者や運営側も「研修を受ける人たちが退屈に思わないように」と、あれこれ悩んでいることが伺えます。
なので座学はメインでありつつも、時折アイスブレイクや研修を受けている人が主体的に参加できるカリキュラムを考えているようです。
とはいえ長時間はさすがに疲れてしまいますよね……。
講師の話を一方的に聞く時間が長いから
研修の多くの形は、研修担当者や部署の先輩や外部講師を招いて研修を行うスタイルが多いです。
会社のルールや先輩の経験談など、どうしても「講師側が一方的に話してしまう状況」になってしまいます。
そのような状況に対して「話が長い……退屈だ」と感じてしまいます。
実際に研修は一日や半日を使って、長時間行うものが多いですよね。
研修の目的が不明確である
研修を行う目的が不明確だと「なぜ自分はこの研修を受けているのだろうか……」と疑問を感じてしまいます。
研修が始まる前に「今回の目的は〇〇です」と講師から話があっても、研修を受けている側は「それを知ることで、自分に対してどういった学びがあるのだろうか?」と懐疑的に感じてしまうかも。
現場との業務とリンクしていないと、余計にそう感じてしまいますよね。
研修自体「退屈にならないようにしよう!」と、研修担当者や講師の方は考えてくださっていますが、そもそも研修の目的は「業務に活かす」「いち早く業務に慣れる」など業務に繋げる内容が多いもの。
だから、研修の内容自体に「楽しさ」をあまり求めない方がよいかもしれません。
大切なのは「研修の時間を楽しむ工夫」を研修受講者が行うことです。
研修を楽しむヒントについても考えていきましょう。
研修を楽しむためには
どうしたらいい?
同期と人間関係を築く
研修の場では、同期全員と顔を合わせるという会社も多いのではないでしょうか。
同期とコミュニケーションをはかって、人間関係を築く機会として研修の場を活用していきましょう。
グループやペアとなった人と
心境について話す
入社してからの心境をグループやペアの人と会話してみるのもおすすめです。
研修ではグループワーク・ペアワークなど「他の同期と交流する機会」が多くあります。
少し余った時間などで会話をして「こんな思いで働いている人もいるんだ」と、視野が広がるきっかけになるかもしれません。
他の部署で働いている人と関わる
同じ会社や組織に属していても、やっている業務や仕事内容は異なることが多いです。
「〇〇さんの部署ではどんなことをしているの?」と他の部署で働く同期に聞いてみると、新しい発見があるかもしれません。
僕自身も、前職は公務員だったので、さまざまな人と同じ研修を受けていました。
積極的に他の部署で働く人のお話を聞いていき、「同じ公務員でもこんなにいろんな仕事があるんだ!」と痛感したことをよく覚えています。
ひとまず前向きに研修に参加してみる
「前向きに取り組んでいると、きっと何か楽しいと感じるポイントが見つかるかも?」と思いながら、研修に前向きに参加してみましょう。
前向きに参加することで印象悪く写ることはないし、主体的に取り組むメリットは大きいと思います。
実際に講師として登壇している方は、面白い経歴や尊敬できることがあるはずです。
人生の先輩のお話を聞ける機会として捉えて、研修に取り組んでみましょう。
僕自身、前職は公立保育教諭として勤務していたので、地方公務員の同期と集まって研修を行う機会がたくさんありました。
一日や半日使うものもあり「長いな……」と感じることもありましたが、他の部署の同期の人と話したり、講師の方のお話を聞いたりと「いろいろな側面で学ぶ機会が多かったな」と振り返っております。
研修は大変だと思いますが、この記事でまとめた「研修を楽しむ工夫」を活かして、有意義な時間を過ごしてくださいね。
STAFF
text:Yudai Mino
illustration:ハヤカワオト