今の自分にいるのかな……
ティップス
社会人にとって親友とは?
友だちや知り合いとの違い
社会人となり、一日の流れや生活環境にも慣れ始めてきたこのごろ。
学生時代とは違い、周りにいるのは会社の同僚や先輩。
「そういえば学生時代に仲がよかった親友に会っていないな……」と、ふと思い出すことも。
社会人になってから、お互い忙しくてなかなか会えなくなったり、物理的に距離が離れて気軽に会える状況ではなくなったと感じることもしばしば。
「親友ってなんだろう?」
そんなことを考えてしまうことはありませんか?
この記事では、「親友とは何か?」友だちや知人との違いや、親友と長く付き合っていくために心がけたいことをご紹介します。
社会人になって「親友」と呼べる存在がいなくなった気がする……
学生時代は何気なく会っていた「親友」が、社会人になるとお互いの仕事のこともあり、会う頻度が低くなっている……。
社会人になって皆さんもよく感じるのではないでしょうか。
「会う頻度が低くなった=もう親友ではない」と感じてしまい、親友ってなんだろう?友だちや知り合いとはどう違うのだろう?と気になりますよね。
では「親友ってどんな存在なんだろう?」友だちや知り合いとはどう違うのかご紹介していきます。
親友ってどんな存在?
友だちや知り合いとは違うこと
再会すればいつもの感じに一瞬で戻れる関係
毎日会っていた学生時代のころの雰囲気に一瞬で戻れる関係性、会っていない期間を感じさせないのが親友です。
しばらく会っていなくても、お互いの近況報告などネタに尽きないのも特徴的です。
長時間一緒にいてもストレスを感じない
他人と長時間一緒に過ごすとストレスを感じてしまう方も、親友だとあまりストレスを感じないという場合も多いのでは。
他人と過ごすときは多少なりとも気を張って過ごすけど、親友と過ごすときは不思議と気楽でいられますね。
気負いせずに、思ったことはなんでも言い合える
「自分が嫌な人とは思われないように」「相手の機嫌を損なわないために」と、他人に対して本心では思っているのにあえて伝えないことも、親友の場合は腹を割って話すことができます。
これからも長く付き合っていきたいと思うからこそ、自分の本心を伝える「やさしさ」が生まれるのかもしれません。
会うだけで元気になれる存在
「仕事で嫌なことがあった」「プライベートで嫌なことがあった」気分が落ち込むときに親友の存在に助けられるなんてこともしばしば。相談できる関係性でもあり、かつ元気を与えてくれる存在であるのも親友です。
生きていく上での精神的な支えになってくれる存在、そんな関係性を築いていきたいですね。
では、人生でかけがえのない存在となってくれる親友と「長く付き合っていくために心がけていきたいこと」はどんなことでしょうか?
親友と長く付き合っていくために心がけたいこと
適度な距離感を保つ
社会人になると仕事やプライベート、それぞれ家庭を持つなど一緒に過ごす時間が減っていきます。
お互いに「生活」があるので、尊重しつつ適度な距離感を保ちながら接していくことがおすすめです。
会う頻度が低くなったからといって、親友ではなくなる関係性ではないはずです。会ったときにふと落ち着ける存在だからこそ、お互い尊重する気持ちは忘れずにいたいですね。
定期的に連絡をとる
会っていなくてもSNSで気軽に連絡を取れるので、「最近元気にしているかな?」と定期的に連絡をとってお互いの状況を伝え合うのもいいかもしれません。
年末年始、帰省したタイミングで「せっかくだったら連絡してみようかな?」と連絡して一緒にごはんに行くことを計画してみては?
自然体で過ごす
友だちや知り合いとの大きな違いは、「自然体で過ごせる」ことが基準の方も多いのではないでしょうか?
なんでも言い合える関係性だからこそ、ありのままの姿を見せて「気を遣わずに過ごしている」ことを行動でさりげなく伝えたらより親密度があがるかも。
「〇〇といたら気楽に過ごせて居心地がいい」とたまには伝えるのもいいですね。
時には感謝を伝えてみる
日々過ごす中で「精神的に安定している」のは、周りの安心できる環境や金銭面などの「心のゆとり」があるからです。安心できる環境にいるのは、家族や恋人の存在も大きいですが、「親友」もかけがえのない大切な存在です。
辛いことや悲しいこと、うれしいことを分かち合える「親友」にたまには感謝を伝えてみましょう。
「いつもありがとう」「これからもよろしく」「困ったときはいつでも言ってね」といったひと言がとても大切。これからも「親友」として長く付き合っていくためにぜひ伝えていきましょう。
「親友」という存在は、歳を重ねてライフスタイルが変わっていっても付き合っていく「かけがえのない存在」になってくれるはず。
自然体で過ごせて、日常の困ったことや些細なことも相談できる親友だからこそ、「親しき中にも礼儀を」。思いやりは忘れずにいたいですね。
この記事が「親友」について考えるきっかけになればうれしいです。
STAFF
text:Yudai Mino
illustration:久保沙絵子