寒いけど我慢する?
ティップス
冬の電気代が気になる……。
ひとり暮らしがあたたかく過ごす工夫
ひとり暮らしを始めてから、初めての冬が近付いてきたこのごろ。
気になるのが「電気代」です。
夏場の暑い時期にエアコンをつけて過ごしていたら「電気代ってこんなにもかかるの……」と驚いた方も多いのではないでしょうか。
この記事では冬の電気代が気になる社会人に向けて、出費を抑えて、かつ無理なくあたたかく過ごす方法についてご紹介します。
寒いのはいやだけど
電気代が気になる……
総務省統計局のデータによると、2024年1月〜3月期の単身世帯の電気代は21,449円となっており、一ヵ月あたりに換算すると毎月約7,000円ほどが電気代として利用されています。
地域差や契約している電力会社によって多少の差異はありますが、2024年4〜6月期の単身世帯の電気代17,516円、一ヵ月あたり換算で毎月約5,800円と比較すると、冬場の電気代が上がっていることがわかります。
寒くなる時期なので、エアコンや電気カーペット、こたつなどのあたためるアイテムの使用頻度が増えることが考えられます。
とはいえ「電気代がかかるから我慢しよう!」というのは、からだにはあまりよくないです。
重要なのは「暖房の効率的な活用」を行うこと。どのような工夫をすればよいかご紹介します。
ひとり暮らしで
暖房の効率を高める工夫は?
暖房の設定温度を下げる
冬の電気代が高くなる要因のひとつが「暖房の稼働」によるものです。暖房は設定する温度によって金額の変動が大きいので、推奨温度とされている「20度」を目安に設定してみましょう。
「とにかく寒いから!」と設定温度を上げてしまいがちですが、20度の温度設定で暖房を稼働させて、いかに無駄なく部屋全体をあたためることができるかが重要です。
風量は「自動」で設定する
温度設定と同じく「寒いからとりあえず強にする!」とついついしてしまいがちですが、風量に関しては「自動」に設定して風向きは上にしましょう。暖房を効率よく活用するには、直で風にあたるのではなく、お部屋全体を快適な気温にすることです。
扉を開けっぱなしにしない
エアコンの温度設定と風量・風向きの設定し、比較的電気代を抑えることができますが、より暖房の効率を高めるためには「扉を開けっぱなしにしない」ことも重要です。
せっかく設定で電気代を抑えているのに、扉を開けたままにしているとあたたかい空気が逃げて冷気が入ってきます。あたたかい空気が逃げないように気をつけましょう。
カーテンなどの
遮るアイテムを活用する
より暖房の効率を高めるには、カーテンなどの遮るアイテムの活用もおすすめです。
扉と同様、いかに暖かい空気を逃がさないかが重要なので、カーテンなどの遮るアイテムを活用して少しでも早く部屋が暖かくなる工夫を実践することがおすすめです。
ここまでは暖房を効率よくあたためる対策についてお伝えしました。
暖房以外にも暖かく過ごすヒントはたくさんあります。
どのようなヒントがあるのかご紹介していきます。
暖房以外の
あたたかく過ごすヒント
スリッパを履く
「床がひんやりしている……」夏場のひんやりはうれしいのに、冬場はやめてほしいと感じたことがある人も多いのではないでしょうか。
手先や足先などが冷えると、かじかんでしまいますよね……。足先の対策には「スリッパ」の活用がおすすめです。冬場だとモコモコしたものを活用するのもよし。足汗が気になる方は、つま先が開いているものを活用してみたり自分にあったスリッパを履きましょう。
電気毛布・電気カーペットを活用する
暖房と比較して、電気毛布や電気カーペットは消費電力を抑えることが可能です。
最近ではUSBに繋いでできる電気毛布なども販売されているので、パソコン作業時など膝にかけて活用したりすることがおすすめです。
あたためる家電製品をうまく使い分けて、電気料金を抑える工夫をしていきましょう。
あたたかいインナーを身に着ける
綿製の体温調節できるものなど、インナーをしっかりきて防寒対策することもおすすめです。冬は乾燥しやすい季節なので、肌ざわりのよい生地などにこだわるとよりよいです。価格もお手ごろで抑えられるのもうれしいポイントですよね。
あたたかい飲み物、
食べ物を意識的に摂る
温かいコーヒー、生姜の入ったドリンクや鍋といった「あたたかい飲み物や食べ物」もぜひ積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか?からだもポカポカあたたかくなっておすすめです。
寒くてなかなか起きれない朝などに、温かい飲み物でほっと一息ついて一日をスタートできるといいですね!
ひとり暮らしを始めると、生活をしていく上でかかる費用がこんなにもあるんだと知ることが多いですよね。
特に冬場に気になる「電気代」は、暖房の設定温度や風量・風向きなど調節しながら効率よく稼働させることや、消費電力が比較的抑えられる電気毛布などの活用で抑えていきたいですね。
STAFF
text:Yudai Mino
illustration:ハヤカワオト