外見も内面も自信ない。

ティップス

自分のことが好きになれない……。
どうしたら好きになれる?

自分のことが嫌いでたまらない。好きになれたらいいのに。

こんな気持ちに悩んでいませんか?

自分のことを好きになれないと、「自分には価値がない」というようなネガティブな考えが心の中にどんどん広がり、本当に苦しくてつらいですよね。

この記事では、そんな思いに悩む方が、少しでも自分を受け入れられるようなアイディアをご紹介します。

自分のことが正直きらい……

毎晩のように始まる、ひとり反省会。

あこがれのあの人と比べた自分、理想とする自分像に届かない自分のことを、どうしても責めずにはいられない。

また今日もうまくいかなかった。
どうして自分はいつも、こんなにダメな人間なんだろう……。

うまくいかない自分のことも好きになれないけれど、こんなふうに自分を責め続けてしまう自分のことが、もっと嫌いだったりする。もっと自分にやさしくなりたい。もっと自分のことが好きになれたらいいのに。

頭では分かっていても、そんなに簡単には自分を認めてあげられない。

子どものころに嫌いだったピーマンをなかなか好きになれなかったように、嫌いな自分を好きになろうとすることは、本当にむずかしいことなのだと思います。

どこが好きになれない?
自分に問いかけてみよう

見た目や容姿などの外見

ひとつ目は、自分の外見のことが好きになれないこと。
友達やSNS上の、かわいい子やスタイルのいい子と自分を比べてしまい、「もっとこうだったらいいのに」と鏡で自分を見るたびに落ち込んでしまうことはありませんか。

また、幼いころに何気なく言われたひと言が原因で、ずっとそれがコンプレックスになってしまっていたりすることも。
容姿に自信がもてないと、そのせいで外出や人との会話が億劫になってしまう場合も少なくないでしょう。

性格などの内面

ふたつ目は、自分の内面の部分が好きになれないこと。
優柔不断な性格や、怒りっぽい性格。あるいはやるべきことをなかなか終わらせられない自分や、何ごとも完璧にできない自分のことなど、好きになれないと思う部分は、きっと人によってさまざま。
外見とは違って内面の部分は自分にしかわからないため、嫌いな部分を客観的に捉えることがなかなかむずかしいのも事実です。

自分のあこがれとする人や「もっとこうでありたい」という自分の理想像と、今の自分を比べたときのギャップ。これが、自分を好きになれない苦しさにつながるのかもしれません。

学歴や経歴、能力

社会人になると、学生のころ以上に、バックグラウンドや能力がまったく異なる人たちとの出会いがたくさんありますよね。そうすると、これまではあまり気にならなかった自分の経歴や能力が、急に欠点に思えてきてしまうこともあるかもしれません。

特に会社で働いていると、これまでの経験や自分の能力が、評価や昇進などに直結してくる場合もあります。同じ時期に入社したのに、あの人はもうあんな仕事を任されている。それに比べて自分はミスばかりで仕事ができないんだろう……と、周りと比べて自分を否定してしまうことも多いのではないでしょうか。

自分の現状

「働けない」「収入が低い」など、現状が自分にとって納得できないものである場合も、自分のことが好きになれない要因のひとつかもしれません。

毎日生活していると、うまくいかない時期や理想どおりにいかないことが誰しもあるはずです。しかし、そんな「理想ではない」という状態をマイナスに捉えてしまうと、「今こんな状態なのは私が○○だからだ」「こんなこともできない自分が大嫌いだ」などと自分を責めてしまいやすくなります。

自分を好きになるために、
ためしてみたいこと

「今日から自分を好きになろう」と思っても、今すぐには自分の考えを変えることはできません。

まずは、今のありのままの自分を肯定し、認め、受け入れてあげられるようにすること。
それが、自分を好きになるための第一歩です。

そのために実践できるアイディアをご紹介します。

スモールステップで
成功体験を積み重ねる

完璧主義が邪魔をしてなかなか自分を認められなかったり、自分に自信がもてないという方は、小さな成功体験を積み重ねることで、「自分はできる」という感覚を取り戻していく方法がおすすめです。

いきなり全力でがんばろうとしてしまうと、うまくいかないことでさらに自分が嫌いになるという負のループに陥ってしまうことも。

最初は「10分だけ早く起きる」など、確実に達成できそうな小さな目標を立ててみましょう。自分で立てた目標を達成する成功体験を積み重ねていくことで自信がつき、少しずつ自分を認めてあげられるようになっていくはずです。

他人と比較しない

自分のことが嫌いな人は、周りにいるすぐれた人やうまくいっている人と常に自分を比べてしまいがち。
他人と比較してしまうと、相手の長所だけが完璧に思え、どうしても自分の欠点ばかりが目について自己嫌悪に陥ってしまいます。しかし、過剰に比較して「自分はできない」と悲観的になる必要はありません。

あなたが自分の欠点に悩んでいるように、完璧に見える人もきっと、その人のマイナスな側面に悩んでいるはず。だれでも得手不得手があるのは当たり前です。自分の得意なことや好きなことに目を向け、伸ばしていけばいいのです。

自分を肯定する時間を作る

これはわたしも意識して実践している方法なのですが、1日に5分でいいので、自分を肯定してあげる時間を作ってみましょう。

うまくいかない一日だったかもしれませんが、ひとつひとつの出来事に目を向けてみると、案外できたことも多いはず。

会社に行った自分、ごはんを食べられた自分。本当に小さな出来事でいいので、その日にできたことを思い返して「これができた自分、エライ!」と自分をほめてあげてください。

編集部のまとめ

自分のことを好きになれない苦しさやつらさは、本当にしんどいものですよね。

初めはなかなかむずかしいかもしれません。
でもいつか「こんな自分もいいな」と思えたとしたら、そのつらさもきっとやわらいでくるはず。

これを読んでいる皆さんが、昨日よりも今日の自分を少しでも認めてあげられますように。

STAFF
text:Oyama.
illustration:ハヤカワオト