新しい環境に不安……

ティップス

はじめての部署異動。
スムーズに異動するために必要なことは?

人事異動で、別の部署に移ることになった。
希望していた異動がかなった人も、突然異動の知らせを受けた人もきっといるかと思います。

職場の環境が大きく変わることは、楽しみなことはもちろん、不安に感じることもたくさん……。
滞りなく部署異動を進めるために、異動までの期間の過ごしかた異動先の部署で心がけたいことをまとめてみました。

異動することに……
期待と不安でいっぱい

身近に部署異動をした人が少ないことも、不安に感じるひとつの要因だと思います。

異動はまだ少し先の話……くらいに捉えていたのに、こんなに突然自分に降りかかってくるなんて。

内示(社内人事を社内外に発表する前に、本人にその旨を知らせること)が出ると急に実感が湧いてきて、その時点では基本的には口外できないことも相まって、戸惑ってしまうことにも無理はありません。

今の部署を円満に離れるには?

部署異動が内示・公示されてからは、残された日程のなかで仕事を納めながら、次の部署の打ち合わせに出席し始めたり……など、意外とやることはたくさん。

今の部署を離れるにあたって、やっておきたい行動を挙げてみました。

引き継ぎをしっかりする

まずは自分の担当している仕事を整理して、かんたんなリストに書き出してみましょう。
それをもとに上長と相談をしながら、後任に引き継ぎを行っていきます。たとえだれでもできるような小さな作業だとしても、部署内で自分だけが知っていることをなくしていくことが大切になってきます。

アーカイブを残す

引き継ぎをしっかり行っていても、あとあと疑問点が出てきたときに備えて……。
資料の作り方やデータのありか、担当をしていた先方の連絡先など、自分の使っていたフォーマットなどを、前の部署のサーバーなどに残しておくとなにかと便利なツールになります。

最後のあいさつ

部署異動の当日、前の部署でお世話になった方々に向けて最後のあいさつをします。
もしその場にいない人がいたら、社内ですれ違ったときに声をかけたり、メールで一報を入れたりするなど、なるべく部署全員にこれまでの感謝の気持ちを伝えるのがいいと思います。

新しい部署でうまくやっていくには?

今の部署で担当していた仕事の区切りがついてきたところで、新しい部署に少しでも早く慣れるために、異動してからははもちろん、それまでにもできる行動についてご紹介していきます。

個別にあいさつをしておく

部署異動が公示されてから異動の当日までの期間、新しい部署でお世話になる方々にもあいさつを行います。
すれ違った際など、内容は簡単な自己紹介とあいさつする程度でOK。異動当日は部署全体に向けてスピーチのようなあいさつを行うことが多いので、それまでに顔なじみが数人でもいたら、少しでも安心材料になってくれるかと思います。

おかしを持って行く

もちろん無理に用意をすることはありませんが、おかしを配ることで会話が生まれるきっかけになるように思っています。追加で手間をかける必要はないので、前の部署に渡すものと併せて購入したり、大箱で個包装になったものなど、分けやすいものをセレクトするのがおすすめです。

わからないことは聞く

仕事の内容が大きく変わる場合、わからないことはあってあたりまえ。小さなことから大きなことまで、なんでも質問できる新人の特権を大いに使って、遠慮せずにどんどん質問を。

前の部署と今の部署を
比較しすぎない

よくも悪くも「前の部署はこうだったのに」と考えることは、新しい部署に慣れることへの足かせとなりかねません。
もし、そう感じることがあっても、できるだけ社内の人には言わず、会社の中では自分で消化するように心がけるのが吉◎。愚痴っぽく話してしまうと、前の部署・今の部署どちらにもあまり印象がよくないので、家族や気の置けない友人に聞いてもらいましょう。

編集部のまとめ

部署異動をすると「同じ会社でもこんなに違うんだ 」と、驚くことがたくさんあると思います。

部署異動を経て、前の部署とはあとくされなく、新しい部署では好印象を持ってもらうことが大切なのかな、と感じています。

新しい部署でのお仕事も、うまくいくことをひそかに祈っています。

STAFF
text:くるみちゃん
illustration:lilyco