なかなか自炊ができない……。
ティップス
忙しい社会人が
コンビニで買える健康ランチ
自炊をしたい気持ちはあるけれど、ついついコンビニご飯に頼りがち……。
仕事に追われる毎日の中で、自分のために自炊をする時間を確保し、健康的な食生活を送るのは至難の業ですよね。すべてを自炊に変えるのはむずかしくても、コンビニで健康的なランチを買ってみるのも大きな一歩です。
今回は、コンビニランチでも健康でいられるためのコツをご紹介します。
自炊する元気が
なくなってきました!
仕事終わり。へとへとで帰り道を歩く。今日は自炊をしようと思っていたけれど、家に着いたら体がもう一ミリも動かなそうだ。とりあえず胃に何かを入れなければ。目の前のコンビニに駆け込み、簡単におなかが満たされそうなカップ麺とおにぎりを買う。罪悪感を抱きながらもあっという間にたいらげてしまう。
こんな経験がある方も多いのではないでしょうか?
忙しい日々の中で、毎日自炊をし、健康的なご飯を食べるのはなかなかむずかしいですよね。しかし、忙しいことを言い訳にコンビニご飯ばかりになってしまうと、思いもよらぬ弊害があるかも。
コンビニランチばかりで、
こんな弊害が
コンビニランチばかりになると、ついつい選んでしまうメニューは偏りがち。カップラーメンやおにぎり、冷凍食品の弁当、サンドイッチやパスタなど……。
忙しいためどうしても手軽にとれる食品に手が伸びてしまうことや、「価格を安く済ませたい」「とりあえず空腹を満たしたい」という思いから、手軽に短時間で食べられるものが多くなります。
一見便利に思えるコンビニランチですが、こうしたメニューには実はデメリットがあるのです。
イライラする
コンビニご飯には塩分や添加物が多く入っています。
多すぎる塩分や添加物は体に負担をかけ、ストレスを感じやすくさせます。
さらに、栄養バランスが偏ると、気分も不安定になり、ちょっとしたことでイライラしてしまうことが増えてしまいます。
肌が荒れる
野菜不足や栄養の偏りが続くと、肌の調子にも影響が出てきます。
ビタミンやミネラルが不足すると、肌荒れや乾燥の原因になってしまうことも。気付かないうちに、コンビニご飯が肌荒れの原因になっているかもしれません。
午後眠くなる
さらに、糖質や脂質が多い食事が続くと、午後になると急激に眠気が襲ってくることがあります。
糖質や脂質の多い食事をとるとエネルギーは一時的に上がりますが、またすぐに下がってしまい、集中力が低下する原因になるのだとか。集中力が低下することで、仕事や勉強に支障をきたしてしまうかも。
コンビニで
ランチを選ぶコツは?
そんなコンビニご飯ですが、ちょっとしたコツを意識すればコンビニでも健康的なランチを選ぶことができます。ここでは、コンビニで健康的なランチを選ぶときのポイントをいくつかご紹介します。
カルシウムを意識する
コンビニランチでは、どうしてもカルシウムが不足しがちです。
カルシウムは骨や歯の健康に欠かせない栄養素。
コンビニで手に入るカルシウム源としては、ヨーグルト、牛乳、チーズ、サバ味噌煮缶やイワシ蒲焼きなどの魚の缶詰があります。
主食にヨーグルトやカフェラテをつけるのがおすすめです。
食物繊維をおぎなう
カルシウムと並んで不足しがちなのが食物繊維。食物繊維は消化を助け、腸の健康を保つ役割があります。
コンビニで気軽に食物繊維をとれる食事は、大麦入りスープ、枝豆・納豆、野菜ジュース、春雨スープなど。
その中でも枝豆・納豆はたんぱく質・カルシウムも同時にとれるので特におすすめです。カップ麺を具だくさんのスープや春雨スープに変えてみるのもいいかもしれませんね。
たんぱく質をとる
コンビニランチは、パンやご飯、麺などの炭水化物や脂質が多くなりがち。たんぱく質がしっかりととれていないことも。
たんぱく質は筋肉や細胞の構成に重要な栄養素で、コンビニで手軽にとれるたんぱく質源には、ゆで卵、ヨーグルト、枝豆、納豆、豆乳、サラダチキンがあります。
パン食が多いという方はパンをツナや卵が入ったものに置き換えるとたんぱく質をしっかりとることができますよ。
これらの食品の中でも、特に栄養素を多く含み、手軽に取り入れやすいのは、ヨーグルト、卵、枝豆・納豆。ぜひ意識して取り入れてみてくださいね。
忙しい日々に欠かせない相棒のコンビニランチ。便利だからこそ、ちょっとしたコツを取り入れて、健康にもよいものをチョイスできるように。
“You are what you eat.”「あなたはあなたの食べたものでできている」という言葉があるように、食事はあなたを形作る大きな要素です。
少しでも健康的な食事ができるよう、ぜひ自分にあったものを取り入れてみてくださいね。
STAFF
text:彩
illustration:towa toubuchi