ついに渡す立場に……!
ティップス
社会人になったらお年玉をあげないとだめ?
相手と金額が知りたい
社会人になってはじめて迎えるお正月。
気になることのひとつは「お年玉を渡すのかどうか?」ではないでしょうか。
これまでもらう立場だったのが、社会人となった今「お年玉を渡す立場」として正月を迎えようとしています。
この記事では、「社会人になったらお年玉をあげないとだめなのか?」「渡す相手はどんな関係まで?金額はどのくらい?」といった気になることを考えていきます。
社会人だから
お年玉をあげたほうがいい?
「社会人になったし、お年玉を渡さないといけないかな?」と悩みますよね。
今まではお年玉をもらう立場だったのが、社会人になったらお年玉を渡す立場になり、大人として「成長したな」と感じる気持ちと、「どれくらいみんな渡しているのか?」など気になることも……。
お年玉を渡しすぎても、かえって「社会人になったばかりなのに、こんなに渡して大丈夫なのか?」と心配される、そんなことも考えられます。
正月の風物詩であるお年玉ですが、「そもそもお年玉を渡すメリットってなんだろう……?」と考えたことはないでしょうか。まずは、その疑問を解消していきましょう。
お年玉をあげる
メリットってなに?
これまでもらっていた
感謝を伝えられる
お年玉を渡す対象の多くが、「幼い従兄弟」などのケースが多いです。子どもの時には、叔父や叔母からお年玉を貰った経験をしてきた方もきっと多いはず。今度は自分が、幼い従兄弟にお年玉を渡することで、これまで「叔父や叔母からお年玉をいただいていたことへの感謝」をさりげなく伝えることができると思います。
この一連の流れを通して、叔父や叔母から「立派に成長したね!」と褒めてもらえたり、逆に感謝されたりなんてことも。こういった、ちょっとしたひと言がうれしかったりしますよね。
子どもたちの喜ぶ顔を
見ることができる
子どものころ、正月の楽しみはお年玉というくらい、子どもにとってはうれしい機会です。貰ったお年玉で欲しかったおもちゃやゲームを買ったことが、懐かしい思い出として残っている方も多いのではないでしょうか。
今度は社会人になった自分が、子どもたちを喜ばせる番です。お年玉を受け取った時の喜んだ顔や感謝の言葉に、「また仕事がんばろう!」という気持ちになれるかもしれません。
また、お年玉を受け取る子どもたちは、お年玉を通して「お金の使い方を学ぶ」とてもいい経験となります。キャッシュレスが進んでいる世の中ではありますが、実際にお金にふれて使うことがいちばんのお金の勉強に繋がると思います。そういった勉強の機会を与える意味でも、ぜひお年玉を渡したいですね。
社会人としての実感が
さらに湧く
お年玉をもらう立場から渡す立場になって感じるのは、「自分も社会人になったんだな」という実感です。社会人としての実感をおぼえることで、より一層「がんばっていこう!」という気持ちや、「これから長い社会人人生が始まる……!」という、ドキドキや不安を再認識することでしょう。
こうして、一歩ずつ大人になっていくことが身にしみる、いい機会になると思います。
お年玉を渡すメリットについて知ることができたけど「みんなは、どれくらいの金額をお年玉として渡しているのだろうか?」「そもそも、あげた方がいい相手って誰だろう?」と悩むものです。
あげた方がいい相手と金額の相場についてご紹介します。
あげた方がいい相手と
金額の相場は?
金額の相場としては、3,000円程度が妥当な金額だと考えます。
お年玉を渡す叔父や叔母、祖父や祖母など、他の目上の方よりも多く払ってしまうと、かえって気を遣わせてしまうなんてことも……。
ではどのような関係性の相手に渡した方がいいのか、ご紹介します。
親戚の子ども
正月に親戚一同で集まる際、お年玉を渡すケースが多いです。だいぶ歳の離れた従兄弟がいる場合は、お年玉を渡しましょう。受け取る叔父や叔母にこれまでお年玉を頂いていた感謝にも繋がります。
歳の離れた兄弟の子ども(甥や姪)にも渡したりと、親戚の子どもは第一優先だと思います。
友人・知人の子ども
同世代だとしても、中にはすでに結婚してお子さんがいる家庭もあると思います。
若いうちに子育てをするのは、金銭面で大変です。そういった方への応援も込めて、お年玉を渡すと感謝されること間違いなしです。また、自分が今後子育てをしていく際に「あの時にとても助かったよ!」と今度は助けてもらえるかもしれません。
祖父・祖母
生まれた時からずっと、お年玉をくれたりごはんをご馳走してくれたり。お世話になった経験がたくさんある祖父・祖母に、感謝の意味を込めてお年玉を渡すのはいかがでしょうか?
「おかげさまで社会人になったよ!」と感謝の言葉を添えて渡して、祖父・祖母が喜ぶ顔を見たいですね。
お年玉を渡すことで、これまでもらっていた感謝を伝えることや、渡す経験を通じて社会人としての自覚や実感を改めて感じることもできます。
自分自身が子どものころに感じていた「お年玉を受け取るワクワク」を、今度は子どもたち与える番。
「気持ち」を包んで渡してみてはいかがでしょうか。
STAFF
text:Yudai Mino
illustration:トモマツユキ