今年度が始まって半年が経つこのごろ。

社会人一年目の場合は、業務への慣れを感じる方もいれば、「もう半年経ったのか……」と時の流れがはやく感じる方もいるのではないでしょうか。

なかには「お盆が終わってから仕事に集中できない」「夏が終わってから気分が落ち込むことが増えた」「なんか疲れやすくなってきた……」そんなふうに感じてしまう人もいるかもしれません。

もしかして、それは『9月病』かも……。

この記事では、9月病について20代社会人が知っておきたいことについてご紹介します。

「自分の今の気持ちに当てはまるかな？」と確認していきながら、9月病とうまく付き合っていく参考になればうれしいです。

9月になってから、
なんだか不調……

夏休みやお盆休みなど、まとまった休みが終わり、業務を始めることが多いこの時期。
小学生も夏休みが終わり、2学期が始まる時期でもありますね。

そんな年度の終盤戦に入る時期に「なんかからだがだるい……」「仕事に行くのが嫌だな」「疲れやすく感じる日が増えた……」といった心身に不調を感じる方が少なくないようです。

ゴールデンウィーク明けに起こる「5月病」と同じように、「9月病」と呼ばれる「夏休み明けのやる気が出ない」「気分が落ち込む」時期があるのだそう。
メンタル面だけでなく、「よく眠れない」「朝起きれない」などのからだの面で影響がある場合もあるようです。

では具体的に、どのような症状があれば「9月病かも？」と感じるのかご紹介していきます。

もしかして「9月病」かも。
こんな症状はない？

不安やストレスを感じる

学生では夏休みが終わり新学期を迎える時期、社会人では配置転換や転勤などがあり、9月は環境が大きく変わる時期です。新学期が始まる時期や、これまでと違った環境で働くことや住むことはそれだけで大きなストレスです。

「周りとなじめるのかな……」「新しい環境でもがんばっていけるかな……」と考えていると、不安になってしまいますよね。

季節の変化による乱れ

暑かった夏が過ぎて少しずつ涼しくなっていく9月。夏の感覚のままクーラーをつけっぱなしで寝て、体調不良になった経験がある方も多いのではないでしょうか？気温の寒暖差が激しくなる時期なので、それにより体調を崩しやすいときでもあります。

からだのだるさや食欲不振

夏バテの影響で「からだがだるく感じる」「食欲が湧かない」などの症状が、9月に入っても続いている場合は要注意です。からだのだるさが取れないことや、食事をしっかりと摂れていないことが重なってしんどくなっている場合もあるようです。

眠れない・朝起きられない

長期休暇でゆっくり起きて遅く寝る習慣を過ごしていた方は、「眠れない」「朝起きれない」と感じている可能性があります。身体が十分に休んでいない状態で、活動すると疲れやすく感じたり、業務にも支障がでます。

上記のように感じる「9月病」とうまく付き合っていくには、どのようにすればよいのかご紹介していきます。

9月病とうまく付き合っていくには？

適度にからだを動かす

適度にからだを動かすことは、食事面・睡眠面・健康面とどの側面で見ても効果的です。とはいえ「急にからだを動かすと言われても……」となってしまいますよね。そこで、おすすめなのは「朝の散歩」です。

朝に散歩することで「規則正しい生活の基盤を作る」「ストレス発散」「基礎代謝がアップする」など、さまざまなメリットがあります。少しずつ涼しくなってきて過ごしやすい時期だからこそ取り組んでみてもいいかもしれませんね。

生活習慣を整える

長期休暇等で生活リズムが乱れている人は、まず「もとに戻すこと」に努めましょう。仕事をするうえで「遅くに寝て、遅くに起きる」ことにメリットはありません。寝る時間が遅くなってしまう原因が、長時間勤務の労働環境の場合は、これを機に職場や働き方を変えることを検討してもいいかも……。

「不安」や「ストレス」との向き合い方も、生活習慣を整えることでなにかいい兆しが見えるかもしれません。

「秋」そのものを楽しむ

暑すぎず寒すぎない秋は、とても過ごしやすい季節です。キャンプなどのアウトドアを楽しんだり、銀杏並木を散歩してみたり。過ごしやすい気候を活かしたアクティビティや、秋ならでのお出かけを楽しむのがおすすめです。

心地よい外気を浴びるだけでリフレッシュでき、メンタル面から来る不調を緩和してくれるかも。

がんばり過ぎず、自分のペースで

長期休暇が明けて、ちゃんと仕事に向かっている時点でえらいこと。業務に追われて大変な日々ですが、気を張りすぎず、無理をしないで気長に仕事に取り組んでみましょう。少しずつからだを仕事モードに慣らしていくつもりで充分だと思います。