ついついネガティブに……
ティップス
自己肯定感を高めたい。
日々の暮らしの中で、取り入れられること
どんなことが起きてもポジティブ思考に変換できる人が眩しい。
もともと自己肯定感が低いから、「私なんか……」とすぐに諦めてしまう。ネガティブ思考と自己肯定感の問題。これは往年のお悩み事項なのではないでしょうか。
前提として、ネガティブ思考に陥りがちなこと、自己肯定感が低いと感じることは決して悪いことではありません。
むしろそんな自分も魅力的だと肯定してあげたいところ。
でもやっぱり……できることなら自己肯定感は高めていきたいと思う方へ。
今回は「日々の暮らしの中で、取り入れられること」をご紹介していきます。
そもそも
「自己肯定感」ってなんだ?
よく耳にする自己肯定感という言葉ですが、その意味について深く考えることはなかなかないかもしれません。
私も初めて言語化してみますが、自己肯定感が高い状態とは「自分には認められる価値がある」と心から思えていることかなと思います。
「自分には認められる価値がある」と、揺るぎなく信じられている自分を想像してみてください。
なんとなく、いろんなことがうまく進むイメージが湧いてきませんか?
「自己肯定感が低い」って
どんな状況?
褒められても素直に受け取れない
友人に褒められたとき、仕事で褒められたとき。心から喜んでいいはずなのに、なぜか素直に受け取れない。「きっとこれもお世辞だろうし、本心はそう思ってないはず」なんて、ひねくれた考えを始めてしまったりもする。
素直に喜びたいのに「自分には認められる価値がある」とは思えないときは、自己肯定感が低い状態にあるかもしれません。
失敗するイメージばかり湧く
仕事で新しい挑戦をするとき、なぜか失敗するイメージばかり湧いてくることはありませんか?
「こうなってしまった場合はどうしよう」「こんな事が起こってしまうかもしれない」と不安ばかりが押し寄せてくる感覚。
もちろん、失敗を予想して先に準備しておくことは素晴らしいこと。
しかし過度に失敗のイメージばかり湧いてしまうのは、自己肯定感が低いこと原因とも考えられます。
自己肯定感を高めるために
日々の暮らしに取り入れたいこと
実はちょっとしたことの積み重ねで、自己肯定感は高めていけるもの。
わたしや友人が、日々の暮らしの中で意識してやっていることをご紹介していきます。
部屋の掃除
「部屋の乱れは、心の乱れ」という言葉があるように、心理学的にも部屋と心の状態は繋がっていると考えられています。つまり裏を返せば、部屋がきれいだと心もきれいに落ち着いた状況になるということ。
部屋を掃除してきれいな状態だと、自分に丸をつけてあげたくなりませんか?
床に物が散らかっているタイプの方は、まずは物を重ねてみるだけなど小さなことから一緒にはじめましょう!
掃除に慣れてきたら「日曜の朝は掃除時間」など、習慣にできるとより自己肯定感を高めていけそうですよね。
自炊
忙しい日々の中で削ってしまいがちな家事ランキング第一位ではないでしょうか。
コンビニや外食で済ましても、何の問題もなく生活できてしまう今の時代。自炊の時間ってよほど心と時間に余裕がないとむずかしいなと感じます。
だからこそ、自炊ができたときには自己肯定感がとっても高まる感覚があるはずです。作り置きや、簡単な炊き込みご飯など。ひとり暮らしの方はたくさん作って冷凍しておくのもおすすめです。
お風呂に浸かる
夜にシャワーを浴びているだけでもえらいのに、お風呂に浸かるまでできた日にはもう自分に花丸をあげましょう。
自分のために自分で浴槽を洗い、沸かして入る。その一連の行動は、意外と簡単にできることではありません。
お風呂に浸かることで、想像以上にからだの疲れも取れていきます。リラックス効果も高いため、睡眠の質も向上させてくれていいことづくし。バスソルトをいろいろ試してみるのも楽しそうですね。
小さなことでも、自分を褒めてあげる
ここまでご紹介してきたことに加えて、試してほしい事があります。
それは「自分を褒めてあげる」こと。
些細なことでも、大きく褒めてあげることが大切です。「今日は掃除を5分もした、えらすぎる!」「今日はお風呂まで浸かって、こんな時間に布団にいる、えらすぎる!」と、褒めすぎかな?と笑ってしまうくらいに自分を褒めてあげてみてください。
心の中で褒めるでもよいですし、自分を褒める日記をつけてみるのもとっても素敵だと思います。
日々の暮らしあってのお仕事です。
お仕事が忙しくて、暮らしが乱れてしまっては本末転倒。
自己肯定感がどんどん下がる循環が生まれてしまいます。
暮らしが乱れてきたなぁと思ったら、ひと休憩のサインかもしれません。
日々の暮らしを大切に過ごせている自分に丸をつけてあげて、自己肯定感を少しずつ育んでいきましょう。
STAFF
text:さきやまみさき
illustration:towa toubuchi