人には話しにくい……
ティップス
20代のお金の悩み。
少しでも心が軽くなる解決法は?
なかなか人には言えない、お金の悩み。
自分と同世代の人はどんなお金の悩みがあるのだろう……と気になる気持ちはありつつも、なかなか聞きづらい話題ですよね。
今回は、そんなお金の悩みを抱えている方に向けて、少しでも解決に向かえるような方法をまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
お金の悩みはひとりで抱えがち……

「収入が低くて生活が厳しい……」「なかなか貯金できない……」など、お金の悩みはなかなか尽きません。
「自分は生活がカツカツなのに、あの人は余裕がありそうでうらやましいな……」などと、人と比べて悲観的になったり、落ち込んでしまうこともあるのではないでしょうか。
また、将来のことを考えて漠然とした不安におそわれてしまうことも。
どんなことに悩んでいるのかは人それぞれさまざまですし、なかなか周りには相談しにくいデリケートな問題でもありますよね。
その結果、誰にも相談できずにひとりで抱え込んでしまいやすくなります。
あまりに深刻に悩んでしまうと、思うように趣味や遊びを楽しめなくなったり、心に余裕がなくなったりしてしまいかねません。
現状と向き合い、将来を具体的にイメージすることは、そんな悩みや不安を解決するための第一歩になってくれるはず。今回の記事がその手助けとなればうれしいです!
20代で抱えやすいお金の悩みは?
みなさんは、どんなことに悩んでいるのでしょうか。
20代が抱えやすいお金の悩みについてまとめてみました。
給料が低い
まず挙げられるのが、給料が低いこと。
新社会人のころはそもそも基本給などが低いことが多く、また場合によっては手当や昇給などが少ないということもあるでしょう。その場合なかなか収入が増えず、お金の悩みにつながりやすくなります。
さらにひとり暮らしなどをしている場合、生活費などの工面に給料の大半が消えてしまう……なんてことも。手もとに残るお金の少なさが、不安を引き起こすことも多くなってしまうでしょう。
収入が低いと、どんなことをするにもお金の問題と向き合わなければならなくなり、それが不安や悩みの引き金になってしまいます。
思うように貯金できない
「収入が低くて貯金にまわすお金がない」という人や「毎月の出費がどうしてもかさんでしまって貯金できない」という人は、多いのではないでしょうか。
貯金したいと思いつつもなかなか思うようにできないという状況は、お金の悩みのひとつの要因となります。
また、貯金したいと思っているのに何から始めればいいのかわからない……という問題も。
最近では資産運用が気軽に始められるようになっていますが、お金の知識が充分にないと手を出しづらい……とためらってしまう人も多いかもしれません。
将来が不安
漠然とした将来への不安も、お金周りの悩みのひとつ。
結婚、出産、子育て、転職、病気、介護などのライフイベントは、なかなか具体的にイメージしづらいもの。
このままの収入でいいのだろうか……。もし、働けなくなってしまったらどうしよう……。
いつ何が起こるかわからないからこそ、将来の暮らしをイメージできずに漠然とした不安に駆られてしまうことは多いでしょう。
少しでも解決するためにできること

次に、お金の悩みを少しでも解決するためにできる行動をご紹介します。
自分に合った方法をぜひ参考にしてみてくださいね。
単発バイトをする
今よりも収入を増やしたいという場合には、副業がおすすめ。
なかでも単発バイトは、好きなタイミングで働くことができるため、初めての副業としては挑戦しやすいでしょう。生活費が足りない月や、時間に余裕があるときなど、自分のライフスタイルに合わせて収入を増やすことができます。
最近では単発バイトに特化したアプリなどもあるため、利用してみるとよいでしょう。
ただし、本業の会社が副業を許可しているかどうかは事前に確認しておくことが必要です。
お金の流れを把握する
貯金がなかなかできない……という悩みの解決には、現状の収支を具体的に知ることから始めるのがおすすめです。
まずは、家計簿などを利用し、自分が毎月何にいくら使っているのかを把握してみるのはいかがでしょうか。
調べてみると、使っていないサブスクにお金を使っていたり、毎日のコーヒー代が思ったよりかさんでいたり……などと、想像以上に無駄遣いが多くなってしまっていることも。
ひとつひとつの支払いは少額だとしても、積み重なると結構大きな金額になることもあるので要注意です。
このようにお金の流れを「見える化」することで、固定費の見直しや貯金にも取り組みやすくなるでしょう。
お金の勉強やライフプランニングに取り組む
将来への漠然とした不安を解決するのにおすすめなのが、お金の勉強をすることです。
「貯金」ひとつとっても、銀行貯金や資産運用、財形貯蓄など方法はさまざま。自分にはどんな管理方法が合っているのか、見つける手助けとなります。
また、未来の生き方を経済的側面から計画する「ライフプランニング」も合わせて行うこともおすすめです。
自分がどのように生きたいかを具体的にしたり、そのために必要な資金を明確にすることで、将来への漠然とした不安への対策を考えやすくなるでしょう。
みんなはどうしてる?
(せんぱいたちから)
このごろ世代のお悩みについて、みんなで一緒に考えていく「このごろお悩みフォーラム」に届いた、みんなの意見をご紹介します。まずは、せんぱいたちから届いた意見から。
「定期積金」と「積立保険」を活用する
社会人になったばかりの自分と重なるものがあったので回答させていただきます。私もそんなに贅沢をしていないはずなのになかなかお金が貯められませんでした。そんな私が少しずつですが貯められるようになったのは「定期積金」と「積立保険」を活用するようになってからです。
定期積金は信用金庫などで取り扱っているものですが、毎月自分で決めた金額を指定の口座から振り替えて一定期間積み立てるものです。解約するのは正直手間なので、敢えてお金を貯めざるを得ない状態に自分を追い込む……という作戦です。積立保険は、こちらも指定の口座から毎月一定の金額(5,000円~設定できるものもあるので気軽に始められるかもしれません)を保険会社に振り替えて積み立てていくものです。
いずれも利息がつく場合もあるので、元本割れが怖いな……と思っている方にもオススメです!
少しでも参考になりましたらうれしいです。社会人生活、充実したものになりますように!(ちーたかさん・社会人10年目)
「先取り貯金」と「食費はコード決済」
ずいぶん年上からの回答で、すみません。お金に関して、私が日ごろからちょこっと取り組んでいることです。
・先取り貯金をする
余ったら貯金する、と思っていると忘れたり使い切ってしまったりするので、給料が入ったらすぐに決めた額を給与口座以外の口座に動かしてます。銀行によっては、普通預金口座に自動振替してくれる機能もあるので、活用するとよいかも。
・食費は1つのQRコード決済にまとめる
私だとPayPayにまとめていて、コンビニやスーパーで買い物するときはPayPayで決済するようにして、食費だけでも分かりやすいようにしてます。チャージも自動ではなく、コンビニに買い物に行くときに現金からチャージして、いくら使ってるという意識付けをしてます。(きょんさん・社会人13年目)
定期預金で少しずつ貯める
定期預金、おすすめです。毎月一定金額を口座から自動的に引き去って貯金する方法です。会社に福利厚生で積立預金があることもあります。社会人2年目だと、給料も少なく、また住民税もかかってくるのであまり余裕はないかと思います。無理のない範囲で、少しずつでも貯めていくのがいいかなと思います。(きなこもちもちさん・社会人8年目)
みんなはどうしてる?
(同世代から)
次に、同世代から届いた意見をご紹介します。
無駄遣いにだけ気をつける
必要なものにお金を使っていて今お金に困ることがないのであれば、それはそれでいいんではないかと思います!お子さんがいる先輩社員から「若いうちは必要以上にお金を貯めすぎず、使いたいものに使った方がいいよ(子ども産まれるとなかなか自分にお金使えなくなるよ)」とアドバイスを聞いてすごく共感したので……!
ただ何に使ってるかわからないとか、不要なもの(気の進まない飲み会等)にお金を使っているのは何だかもったいないなあと思ってしまうので、無駄遣いしてないかだけ目を光らせるのもありなのかなと思いました。一緒にがんばりましょ!(もちさん・社会人4年目)
貯金より大事なことに目を向ける
まだ悩まなくていいと思います。会社の先輩は「40歳まで貯金がゼロだったけど、収入が増えたら貯金なんてすぐ貯まる」と言ってました。今は将来のことが見えなくて不安だと思いますが、貯金よりも大事なことが他にあるのかもしれません。目先のことよりも、長期的な視点で考えてはどうでしょうか。(よしよしさん・社会人3年目)
定額貯金と家計簿アプリ
気持ちすごく分かります!特に2年目だと住民税取られるから、お金の不安が増えますよね……自分は給料日に別口座に定額貯金したり、何にお金使っているか家計簿アプリ入れました!家計簿はレシートだけ集めるとか完璧でなくてもいいです。何にお金使っているか知るいい機会になりますよ!(いちさん・社会人2年目)
お金の悩みといっても、どんなことに悩んでいるのかは人それぞれ。周りと比べる必要はありません。
現状を理解したり未来を具体的にイメージしたりして、不安要素をひとつずつ取り除いていくことが、解決のための第一歩だと思います。
自分のライフスタイルに合った方法でお金の悩みと向き合ってみてくださいね。
STAFF
text:Oyama.、このごろ編集部
illustration:nana